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寺田寅彦の株も上がる現象が起きてた。なるほど。

"100年前、朝鮮人が井戸に毒を入れたとの流言を鮮やかなフェルミ推定と洞察力で否定する寺田寅彦。本当の科学的知性ってこういうことだと思う。

aozora.gr.jp/cards/000042/file "

twitter.com/shinshint/status/1

こういった資料提示とコンセプトは、アニメ業界側にはないから、キュレーターがやってきたことと、それを五十嵐太郎などがアダプターとなることでなんとかこぎつけたんだろうなあ、などと話したりした。

イベント待機してるときに教えてもらったのだが(古永真一のゼミで紹介されていたらしい)、2023年のアングレームで大賞を取ったBD『La couleur des choses』が、ディスレクシアの人が書いたというものになっていて、全面的に視覚記号のトークンで描かれる、博物館カタログめいた漫画になっていて驚愕した。

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昨日はイベントの帰りに関東大震災特集を二つ買ってきた。10年前の「ころから」の本が出て以降のフェイズにあるためか、虐殺の論考が多い。

お、こんなターンが起きてるのか。私は読まんといかんなー。

"『万物の黎明』のひとつのもくろみは、ユヴァル・ノア・ハラリやジャレド・ダイアモンド、スティーヴン・ピンカーなどのベストセラーの著者たちのテキスト、いわゆる「ポップ人類史」を根本から批判することにある。かれらへの言及と批判は、本書の随所にあらわれる。(訳者あとがきより)

 "

x.com/honsuki_kbs/status/16880

映画化記念で出た英語の新装版『サー・ガウェインと緑の騎士』だが、ここでデヴィッド・ロウリーが序文を寄稿してて、序文だけならサンプルで読めた。
amazon.co.jp/Green-Knight-Movi

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スモール『ミュージッキング』、高騰してたと思ってたら、新装版で復刊したんだ。

suiseisha.net/blog/?p=18297

「めしにしましょう」が1-6話無料公開してた。
あらためて読むと、トリッキーな素材を強調して打ち出す構成がきちんとあって、計算されてる作りだな。

comic-days.com/episode/1393201

足立元『アナキズム美術史』(平凡社)、本屋で見つけた。『前衛の遺伝子』(ブリュッケ、版元廃業につき絶版)に2章追加した増補復刊とのこと。

お、これ気になる。

"今日(8月26日)付の日本経済新聞に、大妻女子大准教授の田中俊之さんの書評が掲載されました。
「〈僕〉を通じて見る日本史は新たな発見が多く、歴史通の読者の興味も引くはず」「ジェンダー平等が求められる現代の日本社会における男性の立ち位置を見直す上で重要な視点を提供」。"

x.com/buffalo1999/status/16952

家族でも学校でもないサードプレイスを目指して、そこに教会がよぎってくる、という進行で物語が進むことのを考えながら読んでいる。

いまやオタクコンテンツによくある「強いものがサイコパスっぽい何かの"境地に達する"」の枠をなんか論じられないかと考えてたんだけど(わかりやすい具体例だと超サイヤ人とかHxHのゴンさん)、この現代的セッティングがジャンプバトル漫画の興隆にあるとして、それ以前のミームだと剣豪小説における「剣豪が悟りを開く」なのでは?と当たりをつけていた。「俺は超俗だからアモラルの特権持ってます~」みたいな秩序。なろうだと「ゲーマーとしてのアモラル」が結合される。

「淡海乃海」では、漫画版も女性漫画家がやってるんだけど、「やだ、このイケメンこわーい」の演出をときどき入れる。剣豪悟り系サイコパス表象って男女両方にニーズがあるってことやなーとなる。

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滋賀県の弱小領地転生から信長っぽく上り詰める戦国時代オタ女性の書いたなろう作品「淡海乃海」があって、わりと信長の野望オタの界隈でも知られているようなんだけど、漫画版でざっと読んだ(書籍版はそれなりに売れてる)。

琵琶湖周辺の細かいせめぎあいが序盤で多いので、たぶんそのへんが戦国時代オタに「おもしれーとこ狙うじゃん」とやる企図かなと。

女性は妻と母を除くとほとんどでてこないので、和服武将たちホモソワールドを軍服制服フェチで楽しむ回路(騎士団の中で紅一点とか騎士団の男衆に愛でられる魔獣に転生するやつとか)に近い。

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