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滋賀県の弱小領地転生から信長っぽく上り詰める戦国時代オタ女性の書いたなろう作品「淡海乃海」があって、わりと信長の野望オタの界隈でも知られているようなんだけど、漫画版でざっと読んだ(書籍版はそれなりに売れてる)。

琵琶湖周辺の細かいせめぎあいが序盤で多いので、たぶんそのへんが戦国時代オタに「おもしれーとこ狙うじゃん」とやる企図かなと。

女性は妻と母を除くとほとんどでてこないので、和服武将たちホモソワールドを軍服制服フェチで楽しむ回路(騎士団の中で紅一点とか騎士団の男衆に愛でられる魔獣に転生するやつとか)に近い。

こんな箇所があって、日本のキッズ向け概説本とは一味違うのがいいぞ、と教わったので、図書館とかで読んでみるかな。

Amazonの「小売業を崩壊させる意図で開始された」みたいな認識がさらりと出てくる。日本だとこの種の企業批判の精神がゴッソリ抜ける。

amazon.co.jp/gp/aw/d/442241449

今回のマティス展に合わせてどさくさでジャン・クレール訳されてた。
今の日本だと、埋もれて増刷なし、しばし安値になったあと、刊行後5年程度で高騰する悲惨なルートを辿りそうだな。

このへんもおもろい。
モンゴメリの祖父はイギリス寄り政策、父はアメリカ寄りを選んでいたためにカナダの不安定な立場が親子関係に凝縮されており、そこでモンゴメリはドメスティック愛国者であることを選んでニューヨークに行かなかったのだと。引き金は、同郷でいまではニューヨークで働く女性編集者が、故郷の政治的争点にもはや関心を払おうともしなかったのを目の当たりにしたことだという。

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モンゴメリの自伝色彩のつよい『エミリーはのぼる』で、未婚女性になるかもしれないリスクを背負ってでも、若い編集者の誘いに乗ってニューヨークに移り、プロになるかどうかを悩み始めたときから、住んでる土地が美化されはじめ、ニューヨークに行くのを断って生まれた土地で書くのを選ぶ場面をめぐってこんな記述で、容赦ねえ!とビビった。

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海野弘『クィア・アートの世界』を図書館で見つけたので覗いてみたが、序文や巻末項目解説等では、悪評の原因になったような、クィアをめぐる露骨なおかしさは特に見つからなかったため、帯文や版元のプロモーションの失敗だったのかなと考えさせられた。

Amazonの書籍紹介文は、反省を経て改訂されているようだった。

ミネルヴァ書房の『ドイツ文学の道しるべ』めくってるけど、フォントと書式の高校教科書模倣がすごい。独文の学部一年生向け教科書最新版だな。ザーッと項目別に読んで巻末文献をチェックするだけでも楽しい

野生でまとめないために、サードプレイスものの秩序に落とし込み、ポストヤンキーものにうまくまとめている。

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「街を背負って戦う」が戦いに承認を乗せるために大きな要素になっているんだけど、なろうファンタジーの承認の安売りに比べたら、ポストヤンキーとしてのホリランの街チンピラ承認は骨がある、ということになるんだろうな。

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ひとたび寄生獣の影が見えると、この刑事と部下も、平間警部補&部下の改造だ。
中盤ぐらいまでは強さの記号として「野生」が頻出する(その上で、別種の強さの系列が終盤で顔を出していく)

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あらためて読むと、寄生獣を下敷きにした上で差異化させた箇所が非常によく見える。
半グレ集団の幹部・鉄の言ってることはほとんど後藤だし、その鉄の言葉(「野生」「本当の強さ」)やキングの主張を「社会的存在」としての自己認識によって上書きされる。

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