さん喬「抜け雀」
一昨日奈々福師匠の「掛川宿」で「抜け雀」を思いだした矢先に聴けてよかった! 図々しいのに妙に爽やかな無一文の絵師と、井戸茶の高木作左衛門の溌溂とした感じ、好きだなあ。声がいいよね。
さん喬「井戸の茶碗」
ついに悲願の(大げさ^^)井戸茶が聴けた。マクラで弟子時代の話が出て、屑屋さんのはなしになった途端、心の中で大きくガッツポーズ。時間もだいぶ押していたからか、細かいところを少しずつ端折っていたけれど、やっぱりいいなぁ、この噺。記録を調べたら6年ぶりだった(キョン師の井戸茶は去年聴けたけど)。さん喬師匠の井戸茶は笑いだけで終わらず、最後に清兵衛さんが真情を吐露するところでほろりとさせるのが師匠らしい。往来も満足に歩けない、ドブを這いずらなきゃいけないような屑屋ふぜいがお侍どうしの仲を取り持つなんて、孫子の代まで自慢できる!って。目頭にくるのだ、ここが。
それにしても、よく弟子時代の話に出てくる小里ん師匠のエピソードは何度聞いてもすさまじく可笑しい。おかみさんのアッパッパを着て胸毛をのぞかせ、おんぶひもでペキニーズ犬をおぶい、下駄を履いて貯金にこられた富士銀行の皆さんは、いまも語り草にしているんじゃないのかな。
@torajiyam さん喬師匠の井戸茶、井戸茶と言い続けた甲斐があったね。おめでとう。
さぁ、次は天狗裁きに当たる新記録更新だ!!🤣