インド在住、映画批評の竹美さんとホラー映画についておしゃべりするポッドキャスト「ジェニファー&ジェイミー」更新しました。第12怪「『狼の血族』と『エクソシスト信じる者』について考える」。
前半は、前回の『フライトナイト』(1985)に続いて、三大モンスターのひとつ「狼男」を描いたニール・ジョーダン監督『狼の血族』(1984)を取り上げました。古典童話の「赤ずきん」という器に違うワインを入れた本作が放つ香りは、思春期の少女の性への興味と、そこからつながる欲望。今観ても興味深い作品です。後半は、フリードキン監督『エクソシスト』(1973)の正統な続編として三部作構成で制作が始まったシリーズの1作目『エクソシスト信じる者』(2023)。評価の割れるという本作ですが、ブラムハウス制作という点に着目して、何が描かれているのかを考えてみました。
どちらも完全ネタばれで話していますのでご注意ください。
竹美さんのインド映画コーナーは、先頃インドでリバイバル上映されたサンジャイ・リーラー・バンサーリー監督の『パドマーワト 女神の誕生』(2018)について。悲劇的な物語ですが、なぜ惹かれるのか。その魅力を解説しています。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/i8r4po7a4kg/episodes/012-e2bhf8l
今年一年、神保町共同書店PASSAGEにある柴田さんの棚の売上を元に、翻訳家と翻訳書を紹介する「ほんやく世界旅」という無料のトーク番組を配信してきました。今年の締めくくりとして、11月22日に柴田さんをお招きしてPASSAGE bis!という3階のカフェで朗読会を開催します。テーマは「読書」です。
残念ながら会場チケットはチラシが刷り上がる前に完売してしまったのですが、配信チケット(500円)は販売中です。シックな雰囲気のなかでお読みいただく「読書」にまつわる掌編。1ヶ月の見逃し配信付きです。ぜひ! チケットはこちらからお買い求めいただけます。 https://peatix.com/event/3725734/
PASSAGEの柴田さん棚とレジのところに、柴田さんの手書き原稿をあしらったチラシを置いています。思わず保存したくなるチラシです。PASSAGEにお立ち寄りの際はどうぞお持ち帰りください。
Oops, totally missed it—today is Sept 18th! 🎉
Happy belated B-day, Tree! 🧁✨
Hope you finally had a day without, you know, dying and stuff. 🤞 Fingers crossed for a "Happy Death Day 3," let's make it happen! 🙌
The fan book for the movie "Happy Death Day," featuring an exclusive interview with director Christopher Landon. On our PATU website, you can also purchase the English version in digital format for just around $2! 📖🎬 #HappyDeathDay
https://pamphlet-uchuda.stores.jp/items/5fc194c08a4572063b711013
インド在住、映画評論の竹美さんとホラー映画についておしゃべりするポッドキャスト「ジェニファー&ジェイミー」新エピソードを公開しました。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/i8r4po7a4kg/episodes/011-1985-e2954nh
今回取り上げたのは、1985年のヴァンパイア映画『フライトナイト』。当時はまっっったく気がつきませんでしたが、実はクィア要素があちこちに散りばめられている作品ということで、その目線で見たときに、何がどう描かれているのかを紐解いてみました。40数年前の作品ですが、行き場のない若年者へのグルーミングなど、今に通じるところもあり、違う意味で怖っ!となりました……
インドの映画事情を紹介する竹美さんのコーナーでは、反ボリウッドの旗手、アグニホトリ監督について、キャンセルカルチャーに遭った彼が、今どのように受けとめられているかを、作品を交えて話してもらっています。急成長するインドの社会情勢が如実に表れているようで大変興味深かった…!
インド在住映画ライター竹美さんとホラー映画についてあれこれ話すポッドキャスト「ジェニファー&ジェイミー」、3ヶ月ぶりに更新しました。お互いに多忙だったこともあり、リハビリ的な約40分。前半は、日本では無念の劇場公開見送り、先頃Blu-rayが発売された『死霊のはらわたライジング』について。後半は、プロデューサー氏の日本語ツイートによる盛り上げが話題の『ヴァチカンのエクソシスト』について。
女性映画の前者は、死霊を使い、誰かの何かからの解放に胸すく思いがする人がいそう。男世界の後者は、さわやかにホモソーシャルな関係を描きつつ、万人受けする要素が実は巧みに配されていたことを、竹美さんに言語化してもらってすっきりしました。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/i8r4po7a4kg/episodes/010-e27pngo
公開日が、ノー宣伝のジブリ新作とかち合う悲劇!なんてね。まあ、客層はかぶらないでしょう。
『ズーム/見えない参加者』で一躍注目を浴び、長編3作目でキング原作の『ブギーマン』をディズニーから配給する英国の出世頭、ロブ・サヴェッジ監督の「2作目」にあたる『ダッシュカム』の宣伝を手伝ってきました。本日14日から公開です。
シネマート新宿/心斎橋では「ビールと一緒に楽しんで」という監督のおすすめに従って、ビール1杯につきステッカーのもらえるキャンペーンを実施。両映画館では初日のみ監督インタビューの小冊子を配布します。このインタビューも担当しました。つたない英語でも辛抱強く聞いてくださり、次に予定があったのにもかかわらず延長して、ギリギリまで(最後は腰を浮かせながら)対応してくれました。神!
『ダッシュカム』、コロナ禍で分断した世相を背景に、今流行り?の迷惑系配信者が怪異とぶつかるお話。荒唐無稽だけれども、『ズーム/見えない参加者』に続いてコロナ禍が人の心に与えた恐怖を巧みに取り入れた「二部作」になっているので、ぜひ観てほしいです。POVホラーの騒がしさはありつつ、かなりきっちり撮っているし、映画のクオリティとしては極上のレベル。ディズニーが目をつけたのも分かる。
神保町共同書店PASSAGEの書棚、やっと開架しました。
《旅するカワウソ文庫》
地べたの【パスカル通り14番地】です。旅先で訪れた都市にかんする本を並べていきます。
書棚をもつことを決めたのは、昨夏11カ国17都市を巡る3ヶ月の旅でした。日本からヨーロッパへ✈北の空は飛べず、南回りで時間をかけて。訪れる先には平和を願う声がありました。そんなわけで、売上はすべてウクライナ支援に寄付します。一日もはやくかの地に安らぎが訪れますように。
ただいま【北アイルランド/アイルランド】編です。旅のおすそ分け、旅先で撮った一枚に、役に立ったり立たなかったりする一言を書き添えたポストカードを挟んでいます。お立ち寄りの際はぜひしゃがんで覗き込んでみてください。ショップカードはご自由に。
神保町PASSAGE、柴田元幸さんの棚の売上で運営する「ほんやく世界旅」。第3回はバンド・デシネ翻訳者の原正人さんをお迎えし、その魅力について語っていただきました!動画は近日公開予定です。原さんはイスラエル発のグラフィックノベル『トンネル』翻訳出版に向けてただいまクラファン挑戦中。〆切は6月27日(火)です。暗く先の見えないトンネルのようなイスラエルとパレスチナの関係を描いた、世界的にも評価の高い女性作家の作品。多様な言語のもたらす多様な文化の楽しさを、ぜひ皆様の手で🙏
クラファン詳細はこちら
https://greenfunding.jp/.../projects/7167/activities/29512
神保町PASSAGEに書棚の空きが出た3月、地を這う下段であったけれど、即申し込みをしました。
昨夏から秋にかけての旅行から戻ってすぐにでも棚を持ちたかったのだけれど、こちらが動けるときに空き棚はなし、申し込み叶えばこちらが動けず。そんなこんなで、ただ賃料を払うだけの3ヶ月もやっと終わりかな。なんでも形から入りがちで、友人のイラストレーターさんに素材を整えてもらい、本の選定も始め、月末にはなんとか開架できる見込みです。ちょうど旅行から1年というのもキリが良かったかも。
「Traveling Otter~旅するカワウソ文庫」という名前で、旅先で出会ったヒト・モノ・コトにかんする本を置く予定です。売上はすべてウクライナ関連に寄付するつもり。戦争が一日でも早く終わり、また自由に旅ができる平和な世の中が戻ってきますようにと願いを込めて。
ふた月ぶりの散髪でさっぱり。二度ほど予定を変更してもらったあいだ担当の美容師さんに思い浮かんだ髪型があったらしい。いつもは必ず「今日はどんなふうにしましょうね」と聞かれるのだけれど、この日は行くなり「やりたいのがあるんですよ。早く来ないかなあと思ってました!」という意気込みに、何も聞かずお任せすることにした。
それがこちら。女子のボウズめ、流行っているらしいですよ!
施術の最中に面白い話を聞いた。この日も人があふれかえる原宿、海外の方も増えましたよね、と言うと、「GWも多数ご来店されまして」。旅行中にわざわざ散髪に来るなんて!私なんか昨夏の3ヶ月旅行では美容室に行かなくてもみすぼらしくならずに済むようなスタイルを考えてもらって出かけたというのに。
担当さん曰く、日本の美容室のホスピタリティを経験したいという人が増えているそうだ。宿泊中にシャンプーだけにしに来る人もいるという。先日「カット」でウェブ予約して来店した方は、聞けばシャンプーと前髪カットだけ。では料金お安くなります、というと「サービスが受けたくてきたので料金はそのままで」とがんとして譲らなかったそうだ。「コース変わってもホスピタリティは同じなんですけどね」と苦笑まじりで話してくれた。丁寧さはひとつの観光資源になるもかもしれない。
神保町共同書店PASSAGE発、MONKEY基金企画「ほんやく世界旅」、第2回を公開しました。
https://youtu.be/4u4amsTLapo
今回はチベット文学翻訳者の星泉さんをお招きし、書評家の長瀬海さんに聞き手を務めていただきました。二人の軽快なおしゃべりの向こうに広がる深くて面白いチベット文学の世界!
成り立ちと変遷など、背景からたっぷり語ってくださった星さん。チベット文学を手にしたことがない人でも、興味のギアが二段くらい軽々と上がります。初めて読む人のための最初の一冊、耳で聴くチベット文学ということでスペシャルな音楽に乗せた星さんの朗読もお楽しみください。
インド在住の映画ライター竹美さんとホラー映画についておしゃべりするポッドキャスト「ジェニファー&ジェイミー」久しぶりの更新です。
https://spotifyanchor-web.app.link/e/WdE7FutjQzb
第9怪はまさかの日本Blu-rayスルーとなった『死霊のはらわた』最新作『EVIL DEAD RISE』について。インドでも1日8回まわす館がでるほどの大人気だった模様。配信で観ましたが、ホラー映画で女性が負わされる役割、家族ホラーの最後の砦「親子の愛」を逸脱して自由闊達に殺戮する新しいホラークイーンの誕生に感激しました。殺しの手口もバラエティに富み、オマージュもいっぱいで隙がない。怖くて笑える最高の作品なのに……劇場公開ないなんて(嘆)。
インド在住の映画ライター竹美さんとホラー映画とその周縁についておしゃべりするポッドキャスト「ジェニファー&ジェイミー」第8怪公開しました。
タイトルは「『悪魔のせいなら無罪』について考える」。これは悪魔祓いウォーレン夫妻が活躍する人気のホラー映画『死霊館』シリーズ最新作のタイトルでもあります。
ウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』(1973)にはじまり、おもに米国で今も毎年のように作られている「悪魔祓い系映画」について、『NY心霊捜査官』(2014)及びその原作である「エクソシスト・コップ―NY心霊事件ファイル」(ラルフ・サーキ[著]、楡井浩一[訳]講談社)にも触れながら、「何を祓っているのか」、「誰が無罪になるのか」について考えてみました。そこには米国の社会が抱える問題が透けてみえるようで、この先つくられる悪魔祓い系の映画には要注目!という結論に至りました。
🎧https://open.spotify.com/show/1ON8l9FL
『死霊館 悪魔のせいなら無罪』
U-NEXT: https://video.unext.jp/title/SID0064434
『NY心霊捜査官』
NETFLIX:
https://www.netflix.com/watch/70299902?source=35
神田神保町共同書店PASSAGEにある柴田元幸さんの書棚<パスカル通り7番地>の売上に基づいて実施する、翻訳に関するトークショー「ほんやく世界旅」。第2回のゲストが決定しました!
チベット文学翻訳者の星泉さんです。お相手を務めていただくのは、書評家の長瀬海さん。お二人は何度か対談をされており、互いに知った者同士、心地よいトークの場になるに違いありません。星さんからは素敵なご提案もいただき、今回も「語学と翻訳」に付随する部分まで楽しんでもらえる回になると思います。
TwitterのDM経由になりますが、
・チベット語
・チベット文学
・翻訳者星さん
に関する質問を募集しています。お預かりした質問は当日の収録で長瀬さんに伺っていただく予定です。
https://twitter.com/monkey_passage/status/1635191090205818881?s=20
執筆/翻訳/編集 Writer-Translator(EN→JP)-Editor 映画パンフは宇宙だとALL REVIEWS友の会で活動中/JSHC会員/Manic Street PreachersとClint Eastwoodがとにかく大好き/髪色をよく変えます。