ケーキとコーヒーを美味しくいただき、目よりも先に頭が疲れたのでしばし休憩。先日、日本で働くアメリカの友人と、互いの夏の旅行について話していたときに言われた言葉を思い出しました。アジアの数カ国を回った友人に何処が一番良かったかを尋ねたところ、"Singapore"と即答。そして"Japan could have been"と付け加えました。"can"でないのがつらいですね、現実と分かっていても。
ヨーロッパの国々(特に東欧)ではまだ「日本は先進国!」のイメージが強くあるようで、行った先々でそのように持ち上げられるのを居心地の悪い気持ちで聞き、都度都度訂正などしていました。インドでは、父親から譲り受けて40年以上経っても正確に時を刻んでいるというカシオの腕時計を誇らしげに見せられたこともありました。この先、日本はどんな国になっていくのでしょうか。過去の遺産を食い潰して朽ち果てていくのか、何かしらのイノベーションが起きてかつての隆盛を取り戻すのか、などとりとめもない思いがよぎっています。
旅行中、ビールの美味しい国ばかりだったこともあって、カフェにあまり寄らなかったのが心残り。写真はアイルランドで食べたアイリッシュシチューです。タイプさまざまあるようですが、ここのは肉じゃがに近い感じで白飯が欲しくなりました。
いつもと少し違う道を歩いて心地よいカフェにたどり着きました。店内明るすぎず暗すぎず読書にストレスのない調光、席間のスペースに余裕があり、透明プラのついたてがない(十分スペースがとれないお店では感染対策として必須というのは分かるのですが、やはり目についてしまいますね)。そしてBGMが程よいのが何よりも良いです。
店主あるいはお店の方がBGMにこだわっておられるのだなと分かるお店は、趣味が合えば楽しめることもあります。ただ、音量のかげんや店内の雰囲気とのミスマッチが気になって、言葉強めですが「雑音」に聞こえてしまう時などもあって、そんな場合はコーヒーをささっと飲んで出てしまいます。雰囲気素敵……コーヒー美味しいのに……と後ろ髪引かれながら。
これはもう相性問題、ぴったりのお店に出会えたら、Googleマップをコツコツ埋めていくことにします。今日はここで少し読書。読み応えのありすぎる本なので、ほんとうにこの「私の読書のための」と言いたい雰囲気がありがたい!
執筆/翻訳/編集 Writer-Translator(EN→JP)-Editor 映画パンフは宇宙だとALL REVIEWS友の会で活動中/JSHC会員/Manic Street PreachersとClint Eastwoodがとにかく大好き/髪色をよく変えます。