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おまけ

「他人と比較して、自分の水準が低かった場合、良い方になりたい・していく」と考えるベースで話が進んでいくのだが、公務員の給料を下げて全員が不幸になった我々の社会はなぜsage進行が好きなのだろうか。

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「経済は人々の福祉を高めるためにある」という基本原理上で、福祉とはなにか、福祉を高めるためには?という角度から資源配分という基本課題を考える。自分たちの幸せは誰かがなんとかしてくれもせず運んできてももらえない。
福祉の観点から社会改善を考える知識として携えていたい考え方がつまった一冊だ。

さて、人から勧められた本はたいてい読めないという問題があるこの教養のない猫から一点申し上げるならば、この本を読むのに必要なものは2点あると思う。
1. 学問の「モデル」を想像できる
2. ミクロ経済をある程度知っている
同様に読むのに苦しんだ・挫折した人がいたら、必要なアイテムが足りなかっただけであなたのせいではないと言いたい。

あとがきに「論理を一歩一歩、丁寧に追わなければならないところもあったと思いますが」とある。なかなか厳しい道のりだった。その分成長した気はする。

利潤最大化や限界費用、限界収入を調べないとまったく理解できない部分があるが、そこやパレート効率性およびパレート改善さえ乗り越えれば大丈夫。事前知識はあったほうがよいだろう。ないならば調べながら読むばイケるということを申し送り、終えることする。

幸せのための経済学 - 岩波書店 iwanami.co.jp/book/b223728.htm

Unit 3.8 閉本 スロースピード・ナチュラルスピード

Unit 3.7 閉本 ナチュラルスピード
Unit 3.8 開本 スロースピード

Unit 3.7 閉本 ナチュラルスピード

on the Internet → オンジイナネ は毎回面白い(子供か)

今年も暑かったのに、お米の出来は平年並みだそうな。農家さん農業関係者さんすごいよなあ。感謝感謝だ。

コメの品薄 解消されるか 新米が出回り始めるなか | NHK | ビジネス特集 | 農業 www3.nhk.or.jp/news/html/20240

ひと昔前は冷害対策が主だったけど、いまはその逆で暑さに強い品種を開発して育てたり、川の水が冷たい上流に移動したりしてると先日読んで、なるほどなと思ったところであった。

再読。西・南・中央・北アジア、ヨーロッパでの乳利用を見ていく。最後には東アジア、オセアニア、赤道付近のアフリカ、南北アメリカ大陸ではなぜ乳利用が行われなかったのかの仮説も紹介されている。

西アジアの乾燥地帯では、熟成させずに天日で乾燥させてカチカチにした乳タンパク質がぎっしりと詰まったチーズがあるそうな。おいしくはないらしい。
チーズといえばスーパーに売っているような熟成チーズやカビを利用したチーズを思い浮かべるが、こちらはヨーロッパの冷涼で湿潤な気候により生み出されたものなのだそうだ。

あまり深く考えたことはなかったが、ヨーロッパのチーズの製法を見ているとあれば、凝乳を脱水し塩水漬けにしたもので、あれは漬物だったんだな、と認識を更新した。そりゃあ、いぶりがっこと一緒に食べても美味しいはずだ。

イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノは富の象徴だったとか、白カビチーズが生まれた背景とか、アジア各地の乳利用の違いも面白いので、食べ物の歴史や文化がお好きな方はぜひ。

本書の最後に出てきた、アンデス高地の「チューニョ」が気になりすぎるので、今度はジャガイモの歴史も読みたい。

人とミルクの1万年 - 岩波書店 iwanami.co.jp/book/b223828.htm

今学期は学費の支払いを「PayB(ゆうちょPay等含む)・モバイルレジ」で行ってみたが、もう完納になっとる。早い。

世界史の教科書を読んで知りうる限りロシアもキリスト教だが、ロシア文学を読んでいると幽霊が出てくるし不思議だなと思っていたのだが、やはりキリスト教+土着信仰らしい。
祖先の霊の化身などとして家守やら色々なことをするドモヴォイとか、四十日の追善までに姿を表す幽霊は哀しむ近親者を連れ去ろうとするだとか、親しみのある境界のものたちが出てくる。
ときどきグノーシス思想っぽい書き方とかカバラが出てきて、スラブの世界観にそれを持ち込むのはありなのか?どうなんだ?となりはしたが、手に入れやすい形態で海外の民間信仰などの片鱗を読めるのは楽しかった。

ロシア異界幻想 - 岩波書店 iwanami.co.jp/book/b268591.htm

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