「静教組は10月の衆院選前後の国民民主の対応について、「立憲民主党、国民民主党と連合による政治勢力の再結集をほごにするとともに、自公政権の延命を図るものであり看過できない」と批判」
https://mainichi.jp/articles/20241122/k00/00m/010/227000c
オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は11月21日、イスラエルの異議申し立てを却下し、ネタニヤフ首相とガラント前国防相に戦争犯罪や人道に対する罪などの疑いで逮捕状を発行した。
"当法廷は、少なくとも2023年10月8日から、検察側が逮捕状を申請した2024年5月20日までに行われた人道に対する罪および戦争犯罪の容疑で、ベンヤミン・ネタニヤフとヨアヴ・ガラントの2名に対して逮捕状を発行した。"
"(ネタニヤフとガラントは)それぞれ他者と共同して行為を行った共同実行者として、以下の犯罪の刑事責任を負うと信じるに足る合理的な根拠を見出した:戦争方法としての飢餓の戦争犯罪、および殺人、迫害、その他の非人道的行為の人道に対する罪。"
雑感:
イスラエルの異議申し立てや、検察官を捜査(!)するといった情報が出ていて心配していたが、逮捕状は発行となった。
選挙だけが民主主義だなどとみなされるようになれば、やがて選挙で勝った者によって民主主義は滅ぼされる。選ばれた代表を批判することも、受け入れないという意思表示をする場も、そのための手続きも確保しているのが民主主義だ。
一般市民たちがパレスチナ人を標的にして殴る蹴るの暴行を働いていたり、パレスチナ学生寮を大勢が襲っているのを見ると、16世紀宗教戦争や関東大震災の朝鮮人大量虐殺はこうだったのかと歴史のプリズムを逆さにして見ているかのように思う。無数の戦争や植民地支配の記憶がつねに思い起こさせられる。
そうした暴力はそれをありのままに記録しなければならないと信じた人びとの意思と力によって、後代に伝承されてきた。他方で、歴史の経験に学ぶことの著しい困難も同様に認めねばならない。何ができるか?自覚と意識を持って、みずから記録の伝承に加わることは、できることのひとつではないだろうか。
マルク・ブロック「現在について考えることなくして過去を理解するのは不可能である」「過去が現在全体を支配しているというのではない。しかし過去なしには現在は理解できないのだ」(『奇妙な敗北』)