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岩本ナオ『マロニエ王国の七人の騎士』7巻。

もう長らく「意味はわからんけど、面白いことだけはわかる!!!」という感じだったんだけど、「意味がなんとなくわかってきた……おもしろさはますます増加中!!!」という感じ。
くそーーーおもしろいーーー

これは私の常だけど、ともかくヒンヤリにしあわせになってほしいのね。
ああいう役割の存在は良く無いよ。分担しよ!

それぞれの国のそれぞれのつながりが見えてきて…… また1巻からも読み返そ!

amzn.to/3FA5xY2

ソライモネ『僕らの地球の歩き方』4巻。

まだ1月1日なんだけど、場合によっては2023年のベストBLコミックになり得るし、少なくとも1月のベスト決定では……?! というレベル。

シリーズ4冊目だけど、常に良い。大変おすすめしたいシリーズです。
大好きだし、とても信頼している。広く知られたい作品。すごく良いので!

amzn.to/3jJixmQ

## special mention

この作品は現実ですと書かれていたこと。現実が中に詰まっていますよ、と。

BLにおいても作者さんが個人的にセクマイのリアルに対して声をあげてコミットしたり、ということはしばしばあって、心強いなと思うし、いや最低限その声出すのは当然でしょ、とも思ったりするんだけど、まぁやはり嬉しいような……へへっという心地になったりする。へっ、てなったりもするけど。

日本の「プライド」は、私はあまり好きではないけど、別にそこにこだわる必要はなくて、発信なり表現なりの方法だって、全く問われてはないんだよね。

ちょっと、考えたい。

感想もう少し詳細はリンク先

brazen-badger-22f.notion.site/

大晦日にわざわざおすすめする理由は別にないんですけど、大好きな作品なので、2022年納めの1冊に推薦……!

井戸ぎほう『夜はともだち』。

理解し合えない「宇宙人」みたいな彼と一緒にあろうと試みて、傷ついて、失敗して、一緒にいられなくて、それでもその先に光を見ることはできるのか? みたいな
淡々として冷たい作品なのに、それこそがやさしくて心地よい。という感触の作品です。

amzn.to/3IdM2rd

白川紺子『後宮の烏』4巻、読了。

もどかしい、に限る。
それぞれにみんな悪くはなくて、でもそれぞれみんな間違ってる。
そしてまた誠意があるぶん、難しいなぁ。
「盲信」の危うさ。
無思考になってしまう類の信奉は滅びへの道だと思っているんだけど、やはり推しコンテンツへの無批判は推しコンテンツを殺すんじゃん……みたいなことをあらためて思いました。
話はズレました。

少しずつ、でも気づけば大きくなってしまった変化が、危ういけど、やっぱり悪いものとは思いたくないのよねぇ。
殿下いいやつ!

amzn.to/3WRkXy3

まりぱか『エンドランド』感想。感想書くにあたりネタバレてる。 

まりぱか『エンドランド』、読了。再読。

もうねーーーこういう微SFなBLが大好きなんです!!!! 好き!
設定はそう地味でもないんだけど、大きな盛り上がりなどなく静かに、淡々と、深みだけ増して進んでいくのも大変良い。好みです。好き。

上下巻とかで、下巻の1/2〜1/3くらいは別の短編とかみたいな感じで、つまりその量で読めたらもっと嬉しかったな。要素諸々好きすぎるので。
もっと世界を堪能させてよ!!!

あと私は群像劇や多視点が好きなので、終わった世界の、一緒にいたけど終わってしまった人たちの話も見たかったなぁ。
とっちらかってしまうのはわかっているけど、「終わってしまった人たち」から見た2人の様子と、あとは「新しい人たち」から見た2人の様子とか。

amzn.to/3Vzfyuj

にやま『そんなに言うなら抱いてやる』2巻、読了。

攻めも攻めなら受けも受け、という感じのハッピーメンタルなラブラブギャグよりBLなんだけど、2巻はちょっと社会的なところに触れに行ったので驚いた。

にやま作品、別に触れるけどもう少しソフトタッチな印象だったから、今回なんか真っ直ぐなような?! という驚き。
そこの扱いが「正しく」はなくて、それが良かった。
あれを「ベストではないが、それはわかってるけど、だって俺たち2人とも他の方法でできなかったじゃん(仕方ないよ)」と肯定する、そういう作品も存在してほしいもの。

amzn.to/3C5KPhA

おがきちか『Landreaall』を読もうよ!!!!
『Landreaall』はいいぞ!!!!

とりあえず4巻まで読むか、もしくはもう4巻から読んでみて欲しい〜〜〜
わりとときどき15冊分無料で読めるキャンペーンとかやってる!

amzn.to/3YRbrwG

朝田ねむい『アイ、セイ』読了。

短編集。私は『EDDY』と表題作が好きでした。
ままならない性癖もしくは相手を前に、1人で悶々として苦しんで悲しんで、ぐるぐるして、ひとりで勝手にするっと「解決」して落ち着く話。どないやねん。

一方、普通〜に「良い話」もあって驚いた。
朝田ねむいさん、アウトに片足突っ込んでるグレーをハッピーに描くみたいな印象の作家さんだったので、「アウトじゃない グレーですらない?!?!」と……。
糸井のぞさん的良さだった。好き!

アウトに片足突っ込んでる朝田作品も、そうでもない朝田作品も、今度もいっぱい読みたいな〜!

amzn.to/3HZ28Vs

赤河左岸『果ての荒野でバカンスを』も大好きです。
こちらは短編集なのですが、一番好きなのがこの表題作です。

amzn.to/3vrctlj

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私が一番好きなBL漫画は、山中ヒコ『500年の営み』です。
たぶんこれはもう殿堂入りなので……!

amzn.to/3I5NviX

硯遼『MADK』

ついに最終3巻を入手したので、昨夜は1巻から読み返していた。夜更かししないよう気をつけていた日々だったのに失敗だったが、仕方がない。

見事でした。
Mの成長が凄いんだけど、堕ちたJこそが最強で最高だった。それが凄いよ。

一応、グロテスク注意。
美しいから大丈夫と思ったけど、大丈夫ではないかもしれない。
おすすめポイントは特にないです。でも好き!
別名義(墨佳遼)『人馬』同様、読了後に大河的な感触を得られるので、あのfeelが好きな人にはおすすめしたい。
でもグロテスク注意なので概要とかあらすじとか確認してね。

なおタイトルのMADKはモツ&男子高校生、の頭文字だそう。

amzn.to/3Gf9OR5

』はちょっと殿堂入りとしておいておくとして……
沢村凛の作品で一番好きなのは、『リフレイン』。

SFかと思っていたら法と倫理と社会と個人の話で、頑なでスマートなゴリラに派手なゴリラがしがみついて寄り添う話で、大変おもしろかったです。
ゴリラ、は比喩です。

amzn.to/3jo9ebL

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沢村凛は、友人が『黄金の王 白銀の王』をおすすめしてくれて読んだのがきっかけで好きになりました。

なんてものをすすめてくれたんだよ……と思いました。とんでもねぇものを差し出してくる。
「自分が棺桶に入れて欲しいと思う本9冊についてプレゼンしますね」という話の流れだった。
ねだったのはわたくし。

この本を読んだことがあるかないかで人生が変わる。
具体的にもう少し小さい話でいうと、映画『 』の見え方が変わります。
こわいよぉ。

amzn.to/3I6lS9P

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Twitterで相互さんがおすすめされていた本。
Kindle40%還元セール中だそうで、実質850円くらい? になっている。

公衆衛生の視点から経済政策を見る、というの、すごくいま必要なことじゃないですか……
日本の場合、「社会をまわしたいなら感染対策しっかりするのが一番」とう点すら理解されず、経済か対策か〜みたいな意味わからん2択として提示されている現状なので(そしてどちらも壊滅的に失敗している)、それ以前の問題ではありますが。

デヴィッド・スタックラー『経済政策で人は死ぬか?』
amzn.to/3vdqxim

エロシーンは飛ばし読みしてしまうこと多い私です(ごめんなさい)、など言いつつ、必然性ある肌色シーンは、構成として大好きだし、「おおなるほど! 見事!」みたいに大興奮して読みます。

凪良ゆう『おやすみなさい、また明日』の最初のセックスシーンとかは、私はすごく納得感があった。そのシーンでのセックスの扱いも。
「たかがセックス、されどセックス」みたいな。

BL小説すごい! おもしろい! って読むようになったきっかけの本でもあるから、思い入れある1冊です。

amzn.to/3YNqDe4

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3.熱田敬子『ハッシュタグだけじゃ始まらない 東アジアのフェミニズム・ムーブメント』
3冊の中では一番読みたかったはずの本なのに、ページを開けてもいない。
本命の本ほど「ちゃんと時間とって読もう!」となっていつまでも読めない現象、あるよね〜〜〜

amzn.to/3WkSIIc

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2.新井一二三『中国語はおもしろい』。
中国語という言語が、中華コミュニティの入り口であり、鍵であるという言葉に勇気をもらった。
もらったまま、読みかけになっている。

amzn.to/3FPxgUL

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本は複数、並行して読むことが少ないのだけど、この冬は「中国を知ろう3冊セット(勝手に決めて命名しただけ)」を読みたい気持ちがわいてきた。

1.山下晴海『新・中華街』
世界中の「チャイナタウン」の歴史的背景と文化が窺い知れる。読みかけ。

amzn.to/3jrW8tV

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