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この一連の発言が、Twitterで、関東大震災後の朝鮮人虐殺(もちろん虐殺の被害者には他の民族も日本人も含まれる)を否定ないしは軽視する人たちの肥やしとなっており、そうした差別的・非学術的言説を少しでも減らすためには正面から反論すべきなのですが、元気がないのでやめておきます。

ただ、往時、朝鮮人への差別はあったし、それをもとにした凄まじい暴力が関東大震災後に多数行われたことも確かで、自分はそれを許容するような言説を受け入れることはない、ということを表明するに留めておこうと思います。

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てぎ さんがブースト

輪島裕介『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』(NHK出版新書、2023年)、凄まじい迫力だった。日本の大衆音楽史に新たな視点を持ち込もう(なんならひっくり返そう)という企図と、ユーモアもまじえた語り口で一気に読まされる。録音ではなく実演に重きをおくという基本的なスタンスは、「録音物としてのポップ」に軸足を置いている身からすると刺激的であると同時に耳が痛い話でもあるが。末尾に語られる"本当は「芸人」と「音楽家」という区別自体を撤廃したいと考えている"(p.275)というささやかながらラディカルな提案に触発される人は少なくないのでは? 来年の朝ドラの予習にもぜひ。

Liella!の新譜をチェックするのは遅くてもこういうのには機敏に反応してしまうのだった

youtu.be/nTinHjHHI-s?si=qTrXm9

てぎ さんがブースト

リベラルの人の「私たちは気付いているけど、あの属性の人や、大部分の普通の人は違う」という姿勢は本当に気を付けたほうがいい、私もしがちなので深く反省。トランプ政権を生んだブルーな人たちと同じ轍なので…。プアホワイトと呼ばれる層を対等な人間と扱わなかった、というのは耳に痛い教訓。
それを指摘した『ヒルビリーエレジー』は映画にもなった。Netflixで見れます

てぎ さんがブースト

それぞれの人の限界のなかにそれぞれの人の「生きるかなしみ」があり、それは決して他人が乱雑に取り扱っていいものじゃない。

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てぎ さんがブースト

現実にはどうしたって限界があり、しかしだからこそ、それをほんの少しだけでも超えようとする人間の姿を、よくよく見つめて描きたい、という、山田太一の作家としての姿勢。

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こういう恐れの感覚が、今ではとてもわかりにくいものになってしまった気がする。

「テレビドラマを書いているでしょう。すると、あ、障害者の話を書こう、次は老人の話を書こう、次は中年女性だ、みたいに、次から次と対象を変えていく。ところが、それらのひとつひとつに徹底してつきあっている、生涯かけてつき合っている人たちもいるわけです。しかし、僕はそうじゃない。その点では、コピーライターの人たちも同じだと思うけれど、それを重ねているうちに、本当に自分の精神が薄くなるというか、魂がカラカラになっちゃうんじゃないか、そういう思いにかられるときがある。
ここで一度立ち止まらないと、葉っぱでも何でもいいからじーっと一日中見てる、というような生活を取り戻さないと、何が何だかわからなくなってしまうんじゃないか、そういうこわさ」

「テレビに何が書けるか」山田太一(『広告批評』1983年6月号)

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結局そうした「保守」層の因果応報的な考え方は、自身や日本の苦境を受け入れるための精神的な防御として生じているのだと思うのだが、それが、苦境を加速させうる可能性についてはかれらの思考の範囲外にある。人権や社会変革を、机上の空論、理想論として除外されないように提示するためにはどうすればよいのか。彼ら(ないしは私自身の中で彼らの態度を羨ましく思う私)に届く言葉はどこから生じうるのか。

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これはかれら、ある種の「保守」層の日頃の考え方:「性犯罪にあう女性は服装や言動に問題がある」「権利は義務を果たしたものにだけ与えられる」といったところと繋がる。逼迫した人生を送るながこうした因果応報の世界観を強固に信じ込んでしまった人にとっては、朝鮮人虐殺のような出来事も「仕方のないこと」として理由付けがなされてしまう。

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関東大震災における朝鮮人虐殺を否定する人たちとその周辺のTwitter言説、じっくり分析するわけではないけど少しずつ眺めていると、「非常時に言葉のよくわからない人たちがやってきたらそれは怖いですね」「(福田村事件のような構図を)日本人同士の喧嘩なんだから虐殺とか差別とか関係ないですね」といったライトな虐殺否定層が目について、自分は彼らが最も恐ろしいと思った

つくづく思い知るのだが、管理職として働いていると、人権を無視したほうが断然仕事がしやすいのだ。人を尊重すればするほど業務の負荷は上がる。少なくとも自分のいる貧しい業界はそうで、人権侵害を防ぐにはより大きい存在がルールを定めていくしかない。だから政府にはほんとしっかりしてほしいんだけど、まあ、希望はないな

今週はなんか呪われた一週間であった。お守り買ってこようかな…。お守りとか言ってられる程度の大変さではあるけど。管理職として、自分のせいじゃないことで仕事の負荷が上がり続けるの、まあ宗教とかにたよんないと気晴らしにならないっすよね

てぎ さんがブースト

あとなんだろうな。K-POP雑誌やムックの編集者への取材とかか。レコード会社の関係者にはなし聞きに行くとか。K-POPの連載してたとき(いろいろ当時病んじゃって連載ごと止めてしまったのだが)はそういう構想があったんだよな。

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てぎ さんがブースト

おれもそうっちゃそうなんだけど「これが語られてない」というのはイージーで、「いや語られてきた」と固有名詞を挙げるのも不足にもほどがあって、結局やるべきは資料にあたる、識者に取材する、なんだけど、そこで行動にうつすのはめっちゃ大変で誰もなかなかやれないしやらない。異常使命感パーソンを待つか、そのとっかかりになるような仕事をうみだすかしかなかろう。おれだったらいまのK-POPをめぐる議論のなかでNewJeansおじさんの話を適当に誰かに書かせるよりも古家正亨さんとかまつもとたくおさんとかキャリアの長いK-POP関係者にロングインタビューとるだろうなと思う。

FGO夏イベントメインストーリー終わった。同人誌文化を過大評価しすぎではないかと思うが、しかしFGOが同人誌文化を礼賛せずしてどうする、とも思う。かつ同人誌文化のもつ諸問題について最低限の批判的思考はなされていて、全編ちゃんとたのしめたのがよかった。同人誌文化/オタク文化、常にこのくらい前進していてほしい

一人作業ゆえの遅れ、親近感とねぎらいの気持ちしか浮かばないし、身体壊さずゆっくりやってくださいなと思う。もちろん早く発送できたほうがアーティスト活動としては正しいんだけど、こういういっぱいいっぱいな人だから余計にその表現がわたしの心に刺さる、ということもあり

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響さんの新譜個人通販発送遅れ、悲しい、悲しすぎるぜ…ということで悲しみを晴らすために仕事を中断して甘味を食べ、帰路では缶ビールを飲み、と味覚でBitter Sweetを先取りし楽しい気持ちになったので問題なし

いくつかの悲しい報せを聞いて、夏の終わりを一層強く感じている

二週連続で『幻日のヨハネ』見逃してしまっている。とほほ。余裕ができつつあるはずなのに毎日忙しい。暇ができない。SNSやめろって話ではありますが。

【メグレと若い女の死〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 16-3)/ジョルジュ・シムノン】見事な切れ味。じりじりと死者の人生が明らかにされ、その姿を自分のなかに克明に想像したメグレだからこそ虚実を見抜くことができる、という説得力ある結末に... → bookmeter.com/reviews/11574198

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