今日、2024年3月11日(月)18:00まで。
まだの方がいたらぜひ。
QT: https://fedibird.com/@takako3599/112037949567994402 [参照]
ウィメンズマーチで上げられた、即時停戦や社会的マイノリティの人権を求める声について、「それ専用の場を作って叫べば良い/フェミニズムにあれこれ詰め込むな」という趣旨のお粗末な酷い投稿が目に余るほどある。 言うまでもないが、ガザにも、LGBTQ+にも、身障者にも、女性は居る。人種差別も植民地主義も健常者主義も、性差別と切り離せない問題である。 自分たちしか「フェミニズム」の範囲に認めない姿勢は選民思想だ。自分たち以外の「女性」を見捨てる姿勢は排外主義だ。 遠藤周作著『沈黙』に、「日本には思想が根付かない 植えても根腐れする」というくだり(作中ではキリスト教を指しており、民主主義のメタファーとしても語られてきた)があるが、フェミニズムもそうなっていると最近よく思う。日本人でシスヘテロで健常者の女性だけ、つまり現代日本の家父長制社会からお目溢ししてもらえそうな「"普通の日本人"の女性」だけのものとして、フェミニズムは歪められた。 こうしたマジョリティ女性のみを救済対象とした「フェミニズム」を欧米諸国では「ホワイトフェミニズム」と名付けたが、日本にも間違いなくこれはある。私はこれを「やまとフェミニズム」と呼んでいる。 フェミニズムが根腐れしていく一方、「やまとフェミニズム」は危険なほどに根付き始めている。 2/2
先日のウィメンズマーチにおいては、「性差別反対」だけでなく「戦争反対」や「永住許可取り消し法案反対」あるいは「LGBTQ+の人権」も主張された。これは当たり前のことであり、マーチがこうした多様かつ複雑な状況にいる様々な女性たちの連帯の場として実践されたことを私は嬉しく思う。
しかし、これに対し「女性に関係ないことを主張するな」あるいは「フェミニズムを侵略するな」と激怒してる人たちが(フェミニストを自認している人にさえ)いる。
戦争を起こしアジア諸国を侵略し旧植民地を支配し、今なお諸外国政府の虐殺に加担していて、難民や移民に対する差別政策をさらに強めようとしている国、そういう国である日本のフェミニズム運動が、「戦争」や「永住許可」等のイシューと無縁でいられるわけがないだろう。日本人女性しか救わないなら、それはフェミニズムではなくレイシズムだ。
また、「LGBTQ+の人権」というイシューに関してもそれは同じだ。日本は性的マイノリティに対して、歴史的にも弾圧に加担していて、今も国内の法的平等が全く達成されていない国だ。シスヘテロとされる女性しか救わないなら、それはフェミニズムではなくセクシズムだ。 1/2
市販薬の過剰摂取「やめられない」中高生の悩みに 「ODをしてでも生きてほしい」回答の真意https://dot.asahi.com/articles/-/216158?page=1&s=09
前に読んで面白かった本。
五章「女ことばは日本語の伝統だ」は植民地政策と女ことばを扱っていて良かった。
女ことばと日本語https://www.iwanami.co.jp/book/b226169.html
内容説明
女性がつかうべき女らしい言葉が「最近,乱れてきた」と,100年以上も嘆かれ続けるのはなぜなのか――近世から現代までの日本社会の価値や規範,庶民の憧れや国家イデオロギーが埋め込まれてきた,もうひとつの日本語「女ことば」.各時代のさまざまな言説と言語学の知見からその魅力と不思議を読み解く.
思い入れのある作品の作家が、配偶者や家族にに手を上げていたり、マイノリティへのヘイトをSNSで公言したり、ハラスメントの訴えを黙殺していたり、が明るみに出たときはその度に苦しくなるし落ち込む。
QT: https://fedibird.com/@takako3599/112049169648131548 [参照]
(ひもとく)インターセクショナル・フェミニズム 共に闘い、共に変えるために 水上文https://digital.asahi.com/articles/DA3S15882356.html?ptoken=01HRGCJKENDWTYZ85V6SZHB9T5&s=09
“なおインターセクショナリティとは、様々に交差する権力関係を分析するための概念である。それは複数の抑圧に目を向けることを求める。一言で女性と言っても、国籍や階級などによって状況は異なる。にもかかわらず共通点にのみ焦点を当てることは、集団内部の差異を取りこぼすばかりか排除さえ呼び込むのだ。たとえば近年、一部のフェミニストによるトランスジェンダーの女性に対する差別が横行していることは、この悪(あ)しき例だろう。”
【フェミニズム試練の2023年】本来の女性解放運動取り戻すとき/菊地 夏野https://note.com/jinminshinbun/n/n483f11df612c
“私たちのフェミニズムは、差別や暴力、植民地主義に向き合い、そうではない別の世界を想像し、実現させるものだ。おそらく厳しい状況は今後も続くだろう。だからこそ、フェミニズムの視点で世界を捉え直し、人とつながっていくことの重要性と可能性を呼びかけたい。”
「差別はたいてい悪意のない人がする」著者インタビュー 無自覚に他人を踏みつけないためにできること
https://book.asahi.com/article/14532082
“韓国人女性は女性という点では社会的マイノリティですが、韓国人という点では移住労働者たちから見てマジョリティに当たります。韓国ではジェンダー不平等が問題となる一方で、海外からの難民受け入れを「女性に対する性犯罪の可能性が高い」と反対する女性もいました。このように、マイノリティとしてある場所で差別を受けている人でも、差別をしてしまう側に回ることもあります。1人の人間が差別をしたりされたりと複雑な構造になっていることを理解して、皆で責任を持って解決していく必要があるのではないかと思うようになりました。”
差別はたいてい悪意のない人がする
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585887.html
読んだ本 これから読みたい本のメモ 思うことなど トランス差別に反対しています