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さんがブースト

アレクシエーヴィチとの対話
「小さき人々」の声を求めて
iwanami.co.jp/book/b583375.htm

V 「小さき人々」を見つめて──アレクシエーヴィチと徐京植

徐京植
 “たとえば監獄の独房は、囚人が隣の房にいる人間と顔を合わすことが決してできないように設計されています。しかし、獄中でガラスの破片とか手鏡をたまたま手に入れると、そんなことが見つかったら残酷な懲罰を受けるのですが、独房の格子から腕を出して隣を映してみることができる。私にとって優れた文学がこの鏡の役割をしてくれた。だから死ぬまでにもし可能だとしたら、果たすことのできないかもしれない夢ですが、誰かにそんな窓か手鏡として受け入れられるような作品を書きたいのです。”
 

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[寄稿]どうしてあなたたちは黙っているのか
[徐京植コラム]長い道ー再びアレクシエーヴィッチについて
japan.hani.co.kr/arti/opinion/

 “アレクシエーヴィッチのメッセージは最後に次のように呼びかける。「私は、ロシアのインテリゲンツィアに――古い習慣に従ってそう呼ぶことにしよう――呼びかけたい。どうしてあなたたちは黙っているのか?支援の声がめったに聞こえてこない。小さな、誇り高き国民が踏みにじられているのを目の当たりにして、どうして黙っているのか?私たちはいまでもあなたたちの兄弟なのに。自分の国民にはこう言いたい。愛している。誇らしく思う、と」

 「どうしてあなたたちは黙っているのか?」という問いかけは「ロシアのインテリゲンツィア」にだけ向けられているのではない。”

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→続き) だが、この二・二八事件からさかのぼること、52年前、1895年に日本の軍隊は台湾に上陸した。そしてその際「台湾の各地に、民衆が奮起して日本軍に抵抗したのは事実である。多くの死傷者を出し、流された血は川をなした」(『台湾の歴史』p.99)。我々は残念ながら、この時の正確な犠牲者の数を知ることはできないし、被害者の遺族の声を聞くこともできないが、武器らしい武器を持たなかった民衆が近代的な軍隊と対峙してどうなったのか想像はできる。
台湾民衆の悲劇というなら、それは二・二八事件の半世紀前に始まっているし、そこではもちろん日本こそが直接の加害者である。それを忘れて台北二二八紀念館を出て来てはいけない。

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さんがブースト

台北二二八紀念館を見学すると、日本人が免罪された気になってしまう問題。
二・二八事件(1947年)はその後長く続いた中華民国政府による民衆虐殺事件、白色テロの発端となった出来事で、この紀念館には事件の経過、多く被害者の氏名など詳しい展示がある。
ただ、その語られた方が「それまでこの地を殖民地として支配していた日本も問題があったが、その後に来た国民党政権が比べ物にならないくらいひどかった」と。所謂「犬去りて、豚来たる」という話。
自分は今まで三回行ったことがあるのだけれど、毎回同様の話を日本語ガイドさんから聞かされた。
なにぶん聞き手である自分が日本人でもあるし(面と向かって批判しにくいし)、国民党政権の暴力を強調したくなるのはわかるのだけど、相対的にしろ「日本のほうがよかった」と言われると、勘違いしてしまう日本人もいるだろう(というか、実際に「いた」ので、これを書いている)。→ 続く

マウスウォッシュを使いきったので、塩水で代用している。いい加減買いに行きたい。

 
“ナチスの支配地域でドイツ人やその協力者たちがパルチザンによって攻撃されたように、満州国の移民団は「匪賊」(特性によって「土匪」や「共匪」と呼ばれることもあった)の襲来によってたびたび死傷者を出していた。だが、その背景もまた、戦後の回想録では言及されない。では、襲撃の背景とは何か。”  “周知...
 
建国と植民地化、入植 “「満拓公社のやったことってのは、そりゃ実に非道なやり方だったですよ。田畑の買い占め、そして強制立ち退きですな」。  この類いの証言は枚挙にいとまがない。満州に渡った滋賀県満州報国農場の事例では、農場長だった辻清が戦後、強制買収についてこう語っている。「原住民の[中略]泣...

ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史
chosyu-journal.jp/heiwa/29293

 “「イスラエルは西ドイツとの接近と和解によって中東紛争を生き延びることができた」といわれる。つまり、西ドイツから送られた軍事物資によってイスラエルはパレスチナの人々の家を奪って占領し、人々の命を奪った。イスラエルの軍事化に貢献することは、西ドイツ側にとっても軍需産業を再興させ、経済を復興させるという目的にかなうものだった。日本の「朝鮮特需」とも重なるものがある。”

 “シオニズムは、西欧植民地主義が結晶化したものだ。かつて日本が中国東北部につくった満州国では、日本から「未開の地を切り拓く」というプロパガンダで農民たちが渡っていったが、そこにはすでにきれいな田んぼがあったといわれている。なぜか? それは朝鮮の移民たち、場合によっては日本の植民地主義のなかで追われた人々がその地を切り拓いていたからだ。その地を二束三文で買い叩き、武力で奪い、そこへ日本の貧農を入植させた。そのとき、その地の中国人、朝鮮人を「土匪」「共匪」と呼び、これらの暴力が怖いからと言って銃を持って入植を進めていった。これはパレスチナでユダヤ人がやっていることと重なる。”

お腹が空いたので何か食べた方が良いのだが、体を縦にしたくない。
空腹であることと食欲があること、連動しないときがある。

〈16〉パワハラが蔓延している職場に一矢報いたい
☞ チャールズ・ディケンズ『二都物語』がオススメwebchikuma.jp/articles/-/3416?

 “貴族の横暴に心を痛めるチャールズ・ダーネイは、叔父のサンテヴレモンド侯爵に批判的な目を向ける。だが侯爵は自分に批判的な甥に向かって「新しい考え方が流行って」いるせいで、「われわれは多くの特権を失った」(p.214-215)と被害者意識をむき出しにする。昔のように平民を気軽に殺せないのは、侯爵にとっては「不遇」なのだ。コンプライアンスのせいで若手を自由に痛めつけることができなくなったと嘆く、昭和育ちの芸能関係者のように。”

女性がフェミニズムを連帯の基盤とできる、これは必ずしもそうではないと思う。

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[寄稿]なぜ韓国の若い男性はおかしくなったのか
パク・クォニル|独立研究者、『韓国の能力主義』著者
japan.hani.co.kr/arti/opinion/

 “ここ数年間の様々な統計が共通して示しているのは、若い男性はいかなる集団よりもズタズタに引き裂かれているということだ。ある意味、若い男性同士の違いは若い女性と若い男性との違い以上に大きいのかもしれない。”

 
 “七三一部隊の人体実験は日本陸軍内部の秘匿事項でしたが、人体実験で得られた成果は関係する東京帝大・京都帝大の医学部教授のもとに送られるなど、日本医学界を巻き込んだ巨大構造のもとで公然の秘密のようにおこなわれていました。七三一部隊を率いた石井四郎は、人体実験の情報を米国に極秘で渡すという交換条...

夫婦別姓で家族の絆(嫌な言葉)は壊れるか、壊れるときはそうなるし、壊れたものを無理をして引き止める箍は無い方が良い。

あともう二時間早く起きていたかった。洗濯機が終わるのを待っている。

「人種差別主義者たちの思考法」 利己主義政策が生む無知と憎悪 朝日新聞書評から
book.asahi.com/article/1515768

 “著者は、無知が人種差別思想を生み出し、それを信じる人々が人種差別政策を生んだ、という説を否定する。現実はその逆で、人々が政治的・経済的な利己主義から人種差別政策を実施し、それを正当化する人種差別思想が生まれ、無知や憎悪を生んだという。”

「ガザの虐殺やめろ」神戸でデモ イスラム教徒ら200人nordot.app/1133669801205809277

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