〈16〉パワハラが蔓延している職場に一矢報いたい
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“貴族の横暴に心を痛めるチャールズ・ダーネイは、叔父のサンテヴレモンド侯爵に批判的な目を向ける。だが侯爵は自分に批判的な甥に向かって「新しい考え方が流行って」いるせいで、「われわれは多くの特権を失った」(p.214-215)と被害者意識をむき出しにする。昔のように平民を気軽に殺せないのは、侯爵にとっては「不遇」なのだ。コンプライアンスのせいで若手を自由に痛めつけることができなくなったと嘆く、昭和育ちの芸能関係者のように。”