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しかもなほ雨、
から始まる短歌が好きだった。思い出した。

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気温は低くないが肌寒い。羽虫がよく飛んでいる。

その場に止まりつづけるには全力で走り続けなければならない、確か鏡の国のアリスにあったと思う。全力で走っていてもだんだん振り落とされていくような不安を感じる。

ヒヨドリの鳴き声が結構好き。好きというか、いるな、とわかるから。私には名前のわからない他の鳥の鳴き声もそんな感じ。鳴き声が美しいかどうかはあまり考えていない。

 “無念の大量死の蓄積が社会の根底にあり、追悼が禁じられている。ここにも、韓国で詩人たちの仕事が重要でありつづけた理由があるのではないだろうか。1987年の民主化以降少しずつ、歴史の封印が解かれ、犠牲者たちの名誉回復も進んだが、真相究明の作業は今も続行中だ。”

4章 시 (シ)詩
現代史の激痛と文学

『隣の国の人々と出会う 韓国語と日本語のあいだ』 斎藤 真理子 著
sogensha.co.jp/productlist/det

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 “この新聞は10万部印刷されて全国の主要都市にひそかに運ばれ、ソウルに送られたものが英語に翻訳されて海外にも伝わり、世界じゅうへソリを届けた。まさに、ゲリラ戦の武器のように詩が使われていた。
 弾圧が厳しく、じっくり机の前に座って小説を書く余裕などなかったその時期、詩の持つ瞬発力、対応力が存分に発揮された。パソコンもプリンターもなかったそのころは、手軽に複製できる版画が重要なメディアであり、躍動的に踊る人々の姿を描いた版画と詩の組み合わせはまさに定番だった。当時、東京の韓国書籍専門店にも大量の詩の雑誌やムック、詩集や詩画集が入荷するのを私も目のあたりにしている。その中からいくつかを選んで、恐る恐る翻訳をしたこともあった。”
 
4章 시 (シ)詩
現代史の激痛と文学

『隣の国の人々と出会う 韓国語と日本語のあいだ』 斎藤 真理子 著
sogensha.co.jp/productlist/det

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 “光州事件もまた「暴徒が起こした暴動」とされ、一般の市民が真実を知ることは1987年の民主化後まで不可能だった。そんな中で、事件直後の6月に、地元新聞の『全南毎日新聞』は一面に金準泰(キムジュンテ)(1948~)の詩「ああ、光州よ、わが国の十字架よ」を掲載した。これは、どんな記事を載せてもどうせ検閲で削除されてしまうから、詩を載せようという編集局の判断によるものだった。事件を目撃した金準泰の作品集には、妊娠中の女性が胎児と一緒に殺されたことなども織りこまれて、報道の役割まで務めている。新聞に詩が掲載されると、金準泰は逃亡生活に入った。”
 
4章 시 (シ)詩
現代史の激痛と文学

『隣の国の人々と出会う 韓国語と日本語のあいだ』 斎藤 真理子 著
sogensha.co.jp/productlist/det

“つまらないと思われれば簡単に投げ出される”

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「読者」の一人としては、本当にその通りで、この箇所は。

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徐京植「母語という暴力―尹東柱を手がかりに考える」
note.com/k2y2manabe/n/nf03caaf

 “翻訳という作業は、いうまでもなく、不偏不党の非政治的な行為ではありえない。そこにはかならず「解釈の権力」ともいうべき権力関係が反映している。マイノリティや被抑圧者による言語表現を、マジョリティや抑圧者の側にある者が翻訳し、流通させるときには、なおさらそうである。どの作品を選び、どう解釈し、どの訳語をあてるか、どのような形態で出版するか、そうしたことを決定する権力がマジョリティの手に握られている。その出版物はマジョリティからなる市場で販売され、マジョリティである読者たちの興味を引いたときにだけ買われ、解釈は読者たちに委ねられ、つまらないと思われれば簡単に投げ出されるのである。”

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おとなのEテレタイムマシン「アウシュヴィッツ証言者はなぜ自殺したか」(後編)
plus.nhk.jp/watch/st/e1_202411

母子不当聴取裁判、控訴審が開始
d4p.world/29582/

 “後藤健裁判長は、警察が母子に同行を求め、子どもにも複数回に渡って事情聴取をしたこと、写真を撮ったことなどを、「なんのためにやったのか、必要性が整理されていない」とし、これが刑事事件に関連する聴取ではないことを確認した上で、法的根拠は何か、なぜ適法なのか、“同意”があればなんでもいいのか(Aさんは警察の行為に同意していないと主張しています)、などを整理するよう都側に求めました。”

この時間にお腹が空いてきた。晩ごはんをしっかり食べなかったから。しかし歯も磨いた後なので、何か食べてまた歯を磨くのも面倒。

手を加えた部分の少ない「自然な身体」こそ良いもの、健康、みたいな考えが感じられる時がある。

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「体の声」というものをあまり信用していない。

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