RUSIのジャック・ワトリング氏解説、西側の支援の現状と長期的な武器調達について。
中東関連は除いて、結局全部去年からコフマン氏あたりが言っていた事が現実になっている印象。
今の行動が2024年後半から25年の戦況を左右する。
https://www.theguardian.com/commentisfree/2023/dec/27/ukraine-russia-europe-support-kyiv
オフシーズンのウィンブルドンの舞台裏。
ウィンブルドンの施設は5月中旬から9月中旬までしか使用されていないが、コートの管理人と庭師は一年を通して気が抜けない様子。
個人的には都市キツネが増えすぎて夜間侵入した狐のおしっこで芝生がやられるという話と、まったく利用者がいない2月から4月の為にも球根1万球が植えられているという話がイギリスらしくてとても良い。
今は気候変動や異常気象との戦いもあって、プロの仕事は大変そう。
こういう舞台裏のお仕事の話が大好きだ。
ロシアセレブのほぼ裸パーティーの件、安定のローゼンバーグ節。
EUの規定ではワインの定義がアルコール度数は8.5%以上という事になっているので、EU離脱して需要が見込めそうな低アルコールワインで一儲けしようという方は理解できるんだけど。
ボトルサイズ解禁の話は本当に阿呆ですな。
イギリスではEU嫌いのボリス・ジョンソンが公的単位を帝国単位に戻そうという馬鹿みたいな公約を掲げていたのだが、世論調査の結果国民の98%以上が反対した為に無事スルーされそう。
だがワインのボトルサイズをEU規定の200mlと500mlに加え568ml(1パイント)も許可するらしく……めっちゃ無駄としか。
ビールがパイント単位で売られているから、瓶の製造という点ではさほど問題ではないかもしれないけれど、国内以外では許可されない差分68mlサイズの商品を新たに作る意味って似非保守愛国以外ほぼないよね?
https://www.politico.eu/article/brexit-wine-pint-boris-johnson-winston-churchill-rishi-sunak/
鶏モモ肉の話といい、これマジで私が住んでたあの国の事か?と感じる事があるが。
欧州はアメリカのクリスマスソング無視状態な国も多い→イギリスは国教会の伝統的聖歌→聖歌は仏教のお経みたいなもん→アメリカのクリスマスソングはなんちゃってお経で恥ずかしい
こう書かれるとイギリスはポップス系クリスマスソングはガン無視なのかと思うだろう。
が、普通にクリスマスソングのチャートでワムが39年越しの1位獲得という記事がBBCでも出ているし、んなこたない。
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-67800521
まあ「無視状態の国=イギリス」とは書いてはいない。けど鵜呑みにするのは危険という話。
ロシア動員兵の早期帰還を訴える妻たちの団体の動き、ガーディアン紙。
・当初から「戦争反対ではない、プーチンを支持している。ただ動員された夫を返して欲しいだけ」という声明だったので当局も表立って取り締まるわけにもいかず。
・妻達は決して反クレムリンではなく、むしろプーチンの岩盤支持層出身者が多い。
・それが度重なる動員兵の交代の願いを無視され続けて、徐々にプーチン批判のトーンがにじむように。
・囚人兵は半年の従軍で恩赦される事も非難。
・クレムリンの特別軍事作戦の意義についても疑問視するようになった、プには投票しないという人も。
・クリスマスという季節柄、夫の安否を危ぶむ自分達と「自分には関係ない」と無関心に過ごすその他の国民との不公平感に批判が更に加速。
・現状拘束や嫌がらせはされていないが、メディアは報じないしデモの許可も下りない。金をやるから口をつぐむように持ちかけられた妻も。
・露の抵抗勢力鎮圧の歴史は長く、どれだけの影響を与えるかは未知数。だがプーチンが国民向けに描くイメージにとっては不都合。
・妻たちはこの運動に参加する人々は今後更に増えるだろう、もう大人しくしていてもどうにもならないと悟ったと話している。
おおう、ロシア宇宙航空事業の下り坂、この2年というわけではなく2014からだったのね……。
アメリカはまあ、スターリンクだわなあ。
現行の地球規模の環境アセスメントにはAIの台頭も含まれているんだっけ?
AIの教育に必要な電力と水が環境に最悪だとのリサーチがぼちぼち上がってきている様子。
LGBTQ迫害の一環としてロシア政府が禁書指定した書籍リストを独立系メディアに流してスペインに亡命したモスクワの図書館司書の話。
自身も同性愛者で、図書館に本の破棄命令が下された時は指定された本を各所に隠して、破棄したと虚偽の報告を提出。
その後政府の禁書政策を告発した事でも職を追われ、現在スペインに亡命を申請中。
個人的に興味深かったのが、禁書の告発がロシア社会にも驚きをもって受け止められたらしいこと。
「21世紀のこのご時世に禁書!?」みたいな反応はあったらしい。
今後は指定された書籍を保護し、迫害に晒されている人々にもアクセスできるようにするNGOを作りたいと話している。
イギリスのチョコレートの何があの独特の風味を作っているのか、という記事。
読後の感想は「イギリスのチョコが食べたいな」ではなく「ハーシーズは二度と食べないであろう」なのが何とも。
まあ元々ハーシーズは好きではなかったので良いんだが。
ちなみにイギリスチョコのあの独特のふんわりまったり感は、生乳の処理方法が原因ではないかとのこと。
クリスマス前の超需要を満たす為に、夏から生乳をコンデンスミルク風に加工してカカオ濃縮液を加え、真空状態で水分を飛ばす事で日持ちさせているそう。
https://www.bbc.com/future/article/20231221-why-british-chocolate-tastes-the-way-it-does
ジオゲッサー世界大会のガーディアン紙記事、何故かイベントの2カ月後になって掲載。
Googleストリートビューの写真だけでどこかを特定するゲームで、超オタク感が強い。
私的にはかなりツボな表現もあって楽しく読んでしまった。
例:「アイルランド死」(アイルランドに賭けたがイギリスだった)
「どうしてイギリスだと分かった?」答「曇っていて鬱々としているから」等々。
コロナの自宅待機で人気に火が付いたようで、現在最強と言われているプレーヤーは10代前半から20代の様子。
中には犯罪者逮捕に協力する人もいるとか。
今後のOSINTも増々発展しそう。
海外ではクマの冬眠のメカニズムを解明して人間の医療に活かす研究が。
確かに言われてみればという感じだが、長期間冬眠してもクマは血栓も出来ず、床ずれとも無縁、骨が痩せて筋肉が衰える事もないと。
この記事はスウェーデンの医師チームを取材しているが、研究職もラボを飛び出してスノーモービルと雪中行軍でクマから採血しなければいけないわけで、かなり大変そう。
血液の鮮度の関係で研究機材もドイツから山奥に空輸したそうだし。
日本くらいの寒さだと冬眠失敗で起きてしまうクマも少なくないようなので難しそう。
血栓に関しては特定の蛋白質が非常に少ない事が判明し、血栓が問題になりそうなのに意外に血栓によるトラブルが少ない脊椎損傷で半身不随の方々の血液を調べたら、同じ蛋白質が健常者に比べて少なかったと。
おかげで10年後くらいには今よりも副作用の少ない血液をサラサラにする薬ができそうだと。
https://www.washingtonpost.com/climate-environment/2023/12/23/bear-hibernation-research-health-care/
猫にストーキングされる生活。
猫、ニュース関連、個人的に気になったこと諸々、FSSなど。