ちな『ファーストライン』観た。短い! いや、知ってたけど、もっと長くていい!! 長編版を見せてくれ頼む!! 俺は、笑っちゃうくらいうまい絵を映画館の大きなスクリーンでもっと眺めていたんだ。
劇伴の使われ方が『ルックバック』よりもずっと良かった。絵を構築する「線」と登場人物の感情に寄り添うような音楽。激しい主張はないけど確かに耳に残るような音楽。
別にブラック労働描写とかはないです。あの老監督は若い才能のあるアニメーターに発破を掛けてるだけでしょ。本人も初期衝動を取り戻して奮起するわけだし。あれくらいはフィクションとしての「飛躍」として受け取る方が健全では? 別に健全である必要もないけど。
同時上映の三作は自分にとってノイズ以外の何物でもなかったのでコメントは控えさせていただきます。
死の影がうっすらと作品全体を覆ってる印象を受けた。テスト走行中やレース本番の事故でレーサーが死に、事故に巻き込まれた人達も死んでいく。子供も死者の葬列に加えられる。
子供といえば、フェラーリと本妻ラウラの子供も本編開始の一年前に病気で命を落としている。
あまりに死の近くにいたせいか、アダム・ドライバー演じるエンツォ・フェラーリという男にはどこか死神じみたイメージが付き纏うが、ラストシーンで愛人との間に生まれたピエロの手を引き、死んだ異母兄の墓に向かう後姿から、不穏さと希望を同時に感じた。
なんとも釈然としないラストに思えるが、自分はそこがいいと感じた。
なお、そのピエロ少年がフェラーリ社の現在の副会長ピエロ・ラルディ・フェラーリである。
マイケル・マン『フェラーリ』観た。かなり良かった。俺は好き。
序盤の一幕、愛人の家から朝帰りしたアダム・ドライバーに、いろいろあってやさぐれてるペネロペ・クルスが鉛玉ぶち込むくだりが面白過ぎる(当然、外すのだが)。この面白シーンですっかり心を鷲掴みされてしまった。
終盤のレースシーンで「すわ! 加藤泰か!?」とツッコミを入れたくなるような地面スレスレのローアングルカットを拝めてニッコリするなど。クライマックスの凄惨極まりない事故シーンを小細工抜きで真正面から見せる「強い」演出にも感嘆。レーサーの死体がガンダムのAパーツとBパーツみたいに分離してその辺に転がってる……。コアファイターどこに飛んでったん……?
2024年映画上半期ベスト(新作)
『アイアンクロー』
『カラオケ行こ!』
『ゴールド・ボーイ』
『夜明けのすべて』
『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』
次点:『数分間のエールを』
ワーストは『関心領域』『オッペンハイマー』『ミッシング』で👋😩
なんかいろいろあって、結局、一ヶ月くらい?入院することになりそう。でも、その前に二泊三日の検査入院が必要らしい。今すぐ手術しないと死ぬとかではないらしいけど、症状が本格的にヤバくなる前にしておいたほうがいい,とのこと。心臓の弁に問題があって血液が逆流してるとかなんとか。ずっと続いてた不整脈はこれが原因みたいね……🤔
休みの日に映画を観ます。時々、本も読みます。