努力したところで自分の短所が人よりも伸びるわけないって知ってるし、その分のエネルギーは長所をより伸ばすことに振った方がいいに決まっとる。もういいや。

同性婚をめぐる一連の問題発言に怒っている。
この国の政府は、東京オリンピックでは「多様性」を喧伝してレインボーフラッグも利用するくせに、多様性を認める気なんてさらさら無い。
荒井の発言は本当にクソだと思うし、同性婚と選択的夫婦別姓を仮にとはいえ天秤に掛けてるのも吐き気がする。どっちも実現して然るべきだろうがよ。
で、岸田は岸田で他人事みたいにしとるが、同じ穴の狢どころの話じゃないぞ。そりゃ親分が言ってたら子分も真似して言っちゃうわ。岸田は「ニューヨークに住んでた幼少期は自分もマイノリティだった(大意)」と言っていてそれは確かに事実だろうし何かしらの苦労があってもおかしくない。ただ、この「マイノリティ」は自分への批判を黙らせるカウンターとして選択使用された言葉だろう。
そういう「多様性」とか「マイノリティ」という言葉を利用するだけ利用しておいてその人権には全く関心がないしむしろ邪魔だと思っているのが心底気に食わない。反多様性が一貫してたら一貫してたで怒るが、こういう利用の仕方はより一層腹が立つ。

もう役に立ちたくない!役に立たせられるのはもういやだ!!

自分もずっと満たされないから研究して論文を書いてる人だから、偉そうに人のこと指摘できないんだけどな。

コラボの件はすごいミソジニーだなと思うが、叩いている人々を切り捨てられるほど強くない。
かたまりの現象として捉えればそうだけど、この人たちひとりひとりを見たときに、マイノリティを叩かずにはいられない理由がきっとあるんだろうなと思ってしまう。だからと言って免責されるわけではないが、それぞれの人生でどうにもならない満たされなさがあるんだろうな…。

本展はおそらく「技術」や「デザイン」に焦点が当てられていたが、スカジャンがかっこいいとか刺繍の技術がすごいとかそういう消費だけで終わっていいのだろうか。
自分なら逆にスカジャンを通した社会史とかそういう視点で考えたい。スカジャンの周辺には我々が考えなければいけないことがたくさんあるはずだ。「異国情緒」とか「エキゾチック」とか(これらは観光パンフに載っていた言葉)、そういう言葉で終わらせてはいけないと思う。
公立館に無理言うなという話だが、政治性を排除しているがゆえにとても政治的な展示だった。

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この展示について少し感想を。
自分はスカジャンが好きだし、図柄ごとにスカジャンが壁一面に並べられている空間は大興奮だった。 
織都・桐生の職人が刺繍に関わった歴史、製造工程、現代作家の作品も楽しかった。
我々がイメージする既製品のスカジャンだけでなく、セーラー服の袖に刺繍を施したり、あるいは所属部隊のマークを刺繍したスカジャンをオーダーするなどのアメリカの軍隊文化も面白かった。
あれだけのスカジャンが公立のミュージアムで一堂に会することはもう無いかもしれない。来館者の層も広く、普段は来ない人でもミュージアムに親しめる展示だったと思う。
面白かったがゆえにやはり残念なのは、現状に問いを投げかける性質がなかった点(公立館だし、博物館と美術館の性質の違いもあるだろう)。
横須賀の文化が在日米軍の影響を大きく受けて発展したのは事実だし、その中で育まれたスカジャンを否定する必要もない。でも、日米行政協定をはじめとする不平等な現状を追認していいのか。最近の例で言えば、岩国で新車が盗まれ、事故られても弁償してもらえない状況でいいのか。→

Y さんがブースト

Twitterでも言うたけど横須賀美術館のスカジャン展、企画の時点でめちゃくちゃセンスが良い。
会期は12/25まで。飛行機でゆきます。
yokosuka-moa.jp/archive/exhibi

親の顔より見た階段。男はつらいよを知っている人はめちゃくちゃ楽しめると思う。

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◆寅さん記念館(葛飾区柴又)
「男はつらいよ」が好きな同回4人組で年末に聖地巡礼。図らずも2022年のミュージアム納めとなった。
記念館には撮影に使われたセットや小道具などが展示されている。名場面集でメロン回も上映されており大変満足。

このフロアはいくつか店が入っていて、実際にラーメンを味わえる。せっかくなので琉球新麺 通堂でおんなラーメンミニ(¥650)を注文。あっさりスープに揚げ玉ねぎが旨かった。

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やはり特筆すべきは地下のフロア丸ごと再現展示。思いの外気合が入っていて、これは歴史を知らなくても楽しめるだろうなと思った。

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こんな感じで全国のラーメンどんぶりや、ラーメンの歴史のパネルが展示されている。
特設のパネル展示は、来々軒の中華そば再現プロジェクトについて。小麦の品種からスープまで聞き取りや調査に基づいて再現したらしい。

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◆新横浜ラーメン博物館
ラーメン好きとしては行かねば…と思い、初めて訪問。
展示はパネルと再現のみとはいえ、中々面白かった。

◆相模原市博物館
歴史・民俗ほか自然系の分野も含む総合的なミュージアム。プラネタリウムもあり、市立にしては中々広くて充実。プラネタリウム以外無料なのはすごい。
常設で特に印象に残ったのは蔵の再現展示。内部にある道具からその家の生業(養蚕や畑作など)を推測させ、そこから地域の特色を語るというのが面白かった。

「サンダカン八番娼館 望郷」のネタバレを含みます 

「サンダカン八番娼館 望郷」(1974)を今更ながら観た。
元からゆきさんの老婆を演じるのは田中絹代。役の説得力どころかその人間の実在を感じる…あの信憑性を出せるのはなんなんだ。それからサンダカンの女たちの元締め・おキクさんが静かながら貫禄のある演技で良かったので役者を調べたら水の江瀧子だった。そりゃ良いはずだ…。あと夜這いの場面は描写が本気すぎて嫌悪感しかなかった。あの気持ち悪さをくまなく出せる山谷初男もすごい。

着物を作らせたり何か買わせたりして娼妓を借金漬けにして囲い込むのは有名な話だが、楼主・呉服商と娼妓たちのシーンは印象的だった。楼主が呉服商に、昭和の大典に合わせて全員分の黒紋付きを仕立てさせるという場面だが、搾取の構図のトップに天皇がいることを示唆しているような気がした。

にしても十数年ぶりに帰郷した妹に「外聞の悪かとたい」と言い放ち、妹からの仕送りで建てた家を取られないか疑っている兄(とその妻)…。誰のおかげで暮らせてると思ってんだとキレそうになった。感謝して欲しいなんて微塵も思わず、ただ久々に兄に会えて嬉しい位だっただろうにあんなに悲しいことないだろ。

主人公に対しては研究倫理大丈夫なんか…と思ってしまったが、全体的に良かった。

Y さんがブースト

先の世論誘導に関する研究について行われた記者会見。
8:47あたりからのやり取りは必聴。
共同通信の報道は、官庁側からの聞き取りではなくて、受託業者(三菱ほか)への取材で聞き取った話だったという。
取材をした記者によると「防衛庁の担当者からは、民間のインフルエンサーを起用して、あたかもステルスマーケティングのように、防衛省に有利な世論をつくりあげる」というものだったという。
対する大臣は「そのような意図はない」と繰り返すのみ。

youtu.be/3NgPJiXEVHs

なお、紹介してくださったのは、 さん。

toot.blue/@hyoyoshikawa/109508

m.facebook.com/story.php/?stor [参照]

明日は休みなのでこのシンポジウムに行っちゃうぞ。ちな民俗ド素人。
ox-inc.co.jp/shishimai/symposi

ゼミの先生にも査読通過を報告。
メールで「あっぱれですよ!」と非常に喜んでくれた笑。
本当は投稿前に見てもらおうかと思ったが、やはり自力で掲載可まで持っていけた後、添削を頼むことにしていた。
言葉が他者に伝わった戸惑いが先行していたが、少しずつ嬉しさが追いついてきた。メジャー誌ではないが、自分の力で論文として投稿できたというのは小さいけれど自分にとってはすごい成果。
成果が出せなければ連絡しないつもりだったので、先生に良い連絡が出来て本当に良かった。

院で世話になった先生が来ていた。
ゼミの先生でも正教員でもない上に分野も異なるし、付き合いが長い訳でもないが、波長が合うようで互いに話が尽きない。久々に楽しい2日間だった。
論文掲載の件も報告出来て良かった。これでしばらくはこちらでまた頑張れそうだ。

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