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少ないながら今年読んだ本リストを作ってみたら、読みたい本欲しい本は数あれどお値段的になかなか手が出なくて、結果的にタイミングよくセールで買えたものばかりだ。自分で選んだとはいえ消去法的な選択、妥協点、服とかでもそう。来年は思い切って一番欲しい本最優先にしてお金をかけるべきかしらん。図書館にはないし不便だし古本屋(2軒閉店した)にもないし…映画以上に本選びは悩ましい。要は使えるお金がたっぷりほしい…
かつて淀川長治氏が「よいものは借金してでも見るべし」てなこと書いてらしたけど、そうもいかんですわ。

『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』で良かったのは、主人公の1人として女子のThe Smiths者がいること。『イングランド・イズ・マイン』は「オレのモリッシー」だったけど、「みんなのThe Smiths」であること。プレイリストへのDJミッキーのツッコミが、さりげなく曲自体の解説になっていたのも心憎かった。ちなみに、企画当初ではガチのThe Smiths者であるウィル・ポールターがキャスティングされてたんだけど、その後で舞台アメリカに変更されたのかな。

『ザ・キラー』に副題つけるなら、やっぱ「心に荊を持つ殺し屋」。

丁寧なお喋りがしたい。なかなか難しいねー。

それにしても近年The Smiths映画がほんと多くて(ヨアキム・トリアー含む)、お前もか!って感じなんだけど、その中で一番好きなのは『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』だったりする。ド直球だけどあれでいいのよ。ママチャリで花持って集まるとこでグッと来たもん。だって1人じゃない。それでいいの。あと、あくまでバンド音楽(≠モリッシー)としてのThe Smithsだったのもポイント。

噂の『ザ・キラー』観た。The Smithsの使い方、何度も途切れるじれったさときたら!Please Please Please Let Me Get What I Want!って奴の心の叫びが聴こえてくるようだ。しかもGFは昏睡状態、手袋はめて大口叩く…って、殆ど歌詞通りの、もはやジュークボックス・ミュージカルではないの。なんか一周回ってThe Smithsもこういう(どういう?)扱いになったんだなあ…。フィンチャーにはファン的な思い入れはあんまりなさそうで、しれっと記号に徹した使い方。絶対使うはず!と踏んだあの曲はそこで来たかー。
しかしまあナンセンス。猫に餌をあげるエリオット・グールド(フィリップ・マーロウ)と違って、こちらは猫に餌をあげる女を見る側だ。待てども待てども「ゴドー」は来ない。喋りすぎた男に話し相手はいない。標的は選ばれし者、殺し屋はどこにでもいる「客」。でもオレだって人間なんだ…と、我思うゆえに我あり。これファスベンダーの枯れて疲れた陰気なデッドパンだから可笑し哀しいのだろうねえ。なんか痩せて乾燥して絞りかすみたいになってた。

@vertigonote さすが森にいるなめくじ、デカかったですよね!

まだ途中だけど、先祖祭祀と墓の話は家族国家観と国民道徳論がどう作られてきたかの話だから、ぐえええ…ってなってる。すごい資料だ。
特に怖いと思うのは、政府が押し付ける「古くからあった」「固有の」「伝統文化」はふんわりした創作なので具体性に乏しくて、それを実践する羽目になった現場が、また独自解釈で忖度してアレンジしてしまうこと。あるある…。全部含めてぐええええ。

Netflix復帰した。前の分も残ってたし、観るリストが山積みだ。まずはザ・キラーかなあ。

前に読んだ「氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか」もそうだけど、明治維新ガラガラドッシャンの頃の日本のシステムてほんとむちゃくちゃ混乱動揺迷走してるよな。現在もその収拾ついてないままではないの。散らかしっぱなしで住んでる人迷惑だから、一回落ち着いて整理して要らないもの捨てて片付けないか?って思う。

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友人から、私のゾンビ映画『JASMINE』の主演俳優さんが『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』のティルダ・スウィントンに似てる!と言われた。おお、言われてみれば確かに!と鋭い指摘。この映画は全く意識してなかったけどそもそもジャームッシュの影響あったので、ぐるっと繋がって、知らない人にも何となく伝わってるんだなあと面白い。

憂さ晴らしに集まった友達との憂さを晴らす友達が欲しい気持ち…

あと、長文は紙じゃないと読んでくれない人が多いんだろうな。

時事問題に触れた話は知り合いでも、いや知り合いだと尚更緊張感あるよね。はー。

私も今年の見逃し新作映画リストを作ってみたら、ゆうに70本くらいあったよ!毎度ながらこっちで上映がない分も多いけど、やってて見逃した分も多いんだわさ。年内に配信で観れる限り追いつこう

『オオカミの家』観た。不穏すぎる居心地悪さ以上にあの製作撮影工程を思うと想像力が追いつかなくて頭がクラクラする。2Dと3Dが混在してたり、どろろろーんって絶えず姿形を変える絵の中にリアルなモノ、あれっ?と一瞬サブリミナル的な象徴が混じってたり、後ろや横からザワザワ聞こえてくる物音と声の音響が凄かった。常に移ろっていくからすべてが儚いの。
催眠効果あるし、最後に〆の一言があってよかった。あの声で内にいるオオカミと外にいるオオカミが反転し、一周回って観客は我に返り、目が覚めるから。儚くて底なしの悪夢。

そういや自分、これまで小津とビスコンティにはなかなか手が出ないのだった(わかりやすい)。いくつかは観たことあるけど、食わず嫌いというか後回しにしてきて…重い腰を上げていっちょ挑戦してみるかな。とはいえやっぱり気が乗らず…

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