先日持ち場を越境し夕刻から当地県庁所在地での仕事のあと、近くだからゆかねばなるまいと寄った古書店で、タイポスを作った一人の故・桑山弥三郎著「レタリングデザイン」(1969)を発見し即購入しました。
40年前に学校の図書室にあったこの本、お目当ては大判の頁にずらりと並んだ朝日新聞社の8倍明朝と8倍ゴシックで、学校新聞の見出し用にひと文字ずつ探しては熱心にトレースしまくっていた青春の思い出。ワープロ普及前、欲しい活字を得ることは本当に大変でしたね。
いま見返すと、当時の一般的なレタリング指南書と違って「タイボグラフィー」に大きく重心を置いた内容で、私の紙時代の仕事にも、少なからずこの影響が現れていたのかと改めて認識したしだいです。
いまはいずれも遠い昔の話になってしまいましたが。
先日往事を思い出しながら思いつくままコピー用紙に殴り描いた落書き漫画を「ぷち」にしました。
80年代の漫画やアニメをいま振り返ると、当時のクリエイターの若者たちが、SFとかラブコメとかロボットものとかに仮託して、「シャバの世界」を「自分の手の届きそうな世界」として再構築し納得しようともがいていたんだなと感じます。そして読者視聴者も、それを求めて読んだり見たりしていたのだろうと。
おそらく幾つになっても、そしていつの時代でも、創作とはそういうものであるのかも知れません。#たゞ玉響の夢
たゞ、玉響の夢ぷち「思春期」
https://sozertsaniye.blogspot.com/2023/12/blog-post.html
画力は元より望むべくもありませんが、実はここ数日2mm芯ホルダの書きやすさはどうだろうかとふと模索しまして、三菱ユニから果ては建築マーキング用から100均まで芯を含めいろいろ試してみましたがどうもダメでした。
そのため今晩はこの1時間余おなじみ三菱No.9800に戻って描いてみた結果、私はやっぱりこれに勝るものはないという、堂々巡りに終わりました😞
橘 思默(たちばな しもく)
創作協会セゼルツァーニエ出版所
Симоку Тачибана творческого объединения «Издательство „Созерцание“» активный старый тележурналист новостей.
Помни о смерти.
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