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4、5年ほど前に買ったもののあまり使っていなかったのに何故か任地に持ってきていたらしいHI-TEC-Cが引き出しから出てきたので、無電源モバイル絵で久々にアナログペン入れまでしてみました。

30数年前の大昔は必ずでこぼこのホワイトまみれになる恐ろしい下手っぷりでしたが、同じ下手ながらも少しはましになったのでしょうか。もう少し慣れればフルアナログ原稿にも移行できるかもしれません。尤もこの歳で今更という感もいたしますが。

ちなみに「倍」は新聞組版独特の単位の一つで、2.794mm(11/100インチ)。一般印刷の活字でいう新六号(およそ7.8ポ)に相当します。戦後昭和50年代まで全国紙地方紙問わず全社標準だった1段15字詰め時代の本文活字1文字の横幅にあたり、もう一つの新聞独特の単位「U」でいえば10Uとなります。

新聞が15字詰めだった時代も恐ろしいほど昔の話になってしまい、写植→DTP化も相まって、いまはもう各社てんでばらばら思い思いの大きさと扁平率になってしまいましたが、見出し用の文字の大きさなどはいまも倍で呼んでいます(...いるはず)。

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先日持ち場を越境し夕刻から当地県庁所在地での仕事のあと、近くだからゆかねばなるまいと寄った古書店で、タイポスを作った一人の故・桑山弥三郎著「レタリングデザイン」(1969)を発見し即購入しました。

40年前に学校の図書室にあったこの本、お目当ては大判の頁にずらりと並んだ朝日新聞社の8倍明朝と8倍ゴシックで、学校新聞の見出し用にひと文字ずつ探しては熱心にトレースしまくっていた青春の思い出。ワープロ普及前、欲しい活字を得ることは本当に大変でしたね。

いま見返すと、当時の一般的なレタリング指南書と違って「タイボグラフィー」に大きく重心を置いた内容で、私の紙時代の仕事にも、少なからずこの影響が現れていたのかと改めて認識したしだいです。

いまはいずれも遠い昔の話になってしまいましたが。

Новый год 2024.
明けましておめでとうございます。
1年前の続きです。

『楽しき刻は過ぎ』

私はこの2020年代を、前世紀の価値観がいよいよ命脈尽きる時代と思っておりましたが、ことしはなおのこと、長年価値が信じ込まれていた「ブランド」のメッキが次々とはげ、粗末な地金があらわになった感があります。

来年再来年と、さらにいろいろな「価値観の崩壊」が相次ぎそうな世情の中、ことしもありがとうございました。

『さよなら2023年』

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2023年に描いたものから・その3
あまりに忙しいので、仕事柄常時携帯しているメモ帳の紙を活用した「無電源モバイル環境」(笑)にはまってしまいました。ホームセンターで見つけた建築現場用の2ミリ芯ホルダは結局絵よりも本業のメモ取りで使い倒しています。

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2023年に描いたものから・その2
大阪府立高校の机新旧2種。これは大阪の高校を舞台にする作品づくりにとってなかなかの盲点ですね。

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2023年に描いたものから・その1
ことしの漫画は1頁ものが2作に留まりました。

それとは別に夏から描きかけのものがありますが、同じころから秋にかけて世間で問題や事件が立て続けに勃発したあおりで本業が忙しくなり、あげくの果てに全国に向けて個人的にお酒が弱いことを宣言する羽目に(!?)。

前述の「問題」「事件」はいずれも越年ですが、漫画も来年には描き上げます。

こちらの都合にお構いなしの、まさに「シャバ」の事どもに対応しなくてはならない稼業ですので、ご無沙汰状態続いております。

年明けもしばらくこんな「無電源モバイル作品」が多めになりそうな雲行きです。

先日往事を思い出しながら思いつくままコピー用紙に殴り描いた落書き漫画を「ぷち」にしました。

80年代の漫画やアニメをいま振り返ると、当時のクリエイターの若者たちが、SFとかラブコメとかロボットものとかに仮託して、「シャバの世界」を「自分の手の届きそうな世界」として再構築し納得しようともがいていたんだなと感じます。そして読者視聴者も、それを求めて読んだり見たりしていたのだろうと。

おそらく幾つになっても、そしていつの時代でも、創作とはそういうものであるのかも知れません。

たゞ、玉響の夢ぷち「思春期」
sozertsaniye.blogspot.com/2023

画力は元より望むべくもありませんが、実はここ数日2mm芯ホルダの書きやすさはどうだろうかとふと模索しまして、三菱ユニから果ては建築マーキング用から100均まで芯を含めいろいろ試してみましたがどうもダメでした。

そのため今晩はこの1時間余おなじみ三菱No.9800に戻って描いてみた結果、私はやっぱりこれに勝るものはないという、堂々巡りに終わりました😞

今朝が未明起床の予定だったので慌ただしいことになってしまいましたが、きのう14日はことしも帰宅後時計をにらみながら餃子づくりに勤しみ、1年ぶりの「家族がいたころのウチの餃子」の味を堪能いたしました。
独りなのに奮発して300グラム近く合い挽きを買ってしまい白菜も以前仕事の訪問先で頂いたものが500グラムほど残っていたことから結局60個作ったので、二三日はおかずには困らない見通しです。

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