ちなみに「倍」は新聞組版独特の単位の一つで、2.794mm(11/100インチ)。一般印刷の活字でいう新六号(およそ7.8ポ)に相当します。戦後昭和50年代まで全国紙地方紙問わず全社標準だった1段15字詰め時代の本文活字1文字の横幅にあたり、もう一つの新聞独特の単位「U」でいえば10Uとなります。
新聞が15字詰めだった時代も恐ろしいほど昔の話になってしまい、写植→DTP化も相まって、いまはもう各社てんでばらばら思い思いの大きさと扁平率になってしまいましたが、見出し用の文字の大きさなどはいまも倍で呼んでいます(...いるはず)。