BLドラマの監督が映像化に際してこだわったポイントはBL好きの友達がハァハァしてたエロ表現ですっていう趣旨のツイートを画像付きでしてて、これこそまさにアリスオズマンが批判的に言及していた "to feticise and eroticise queer men in a really bad way" じゃんって思った。自分もBLを(ゲイ男性にしては)結構読む方だと思うけど、ほんまにBL愛好家にアリスさんを批判する資格ないよな。
ドラマ『ヤワ男とカタ子』の「LGBTQA+監修」を溝口顕子さんがして、少なくとも脚本段階では修正することで「ゲイやバイセクシャル男性に対する侮蔑的な表現や、カテゴリー混同と受けとれる表現をなくせた」そう。ただまさにそういう点についての批判をけっこう見かけるような。予告編がとくに酷いだけですかね(自分は見てられなかったけど)。
https://twitter.com/akikomiz/status/1689676806155300864
これで「監修にもかかわらず」ではなく「監修済みだから」という態度で、原作者と広報含めたドラマ制作の責任者がそういう批判を的外れみたいに扱わないといいなと思った。監修済みであることを口実に差別正当化が常態化したら制作段階で監修する人がいなくなりそうだし。
トランスは移行の決断によって一度強制的にクローゼットから引き出されるので、「自分の心のうちに留めておく」ということが物理的に難しいのでは。移行していない状態の埋没を「クローゼット」と呼ぶことはあるというのは納得。
可視化しているトランス男性。