だから今回の映画で新規の方がたくさん見てくれてハマってくれて本当に嬉しい。たとえそれが数ヶ月間の夢物語みたいなものかもしれないけれど、それでもいいのです。6期のときも毎週トレンドに入ったり世間を賑やかしてくれたおかげで今に繋がっていると思うし、あの6期があって、今回の映画への確信にも繋がったんだと思うんです。こうすれば売れる、楽しんでもらえるという気持ちとともに、自分達の解釈が認知してもらえたという喜びと、確かな手応えを感じながら作ってくださったんだろうなって思うのです。
明らかにわかって作ってるんだけど、監督いわく「ひっそりやってひっそり終わろうと思っていた」というのはある意味本心で、どれだけ良い作品を作っても、鬼太郎の市場規模から考えてここまでヒットするとは思ってなかったんだと思います。だから監督は本当に嬉しかったんだと思うし、嘘もついていないんだけど、その奥ゆかしさに脱帽した次第です。
鬼太郎ってアニメでヒーローものに転換した頃に元々売れてた(と思う)のが売れまくって、水木先生も原作と違うとか言わずにそれを良しとしていたところがあって、基本水木作品ってエンタメ作品として見ていたので、今回の映画も重い話ではあるけど水木&ゲゲ郎というバディものでドンパチもやるエンタメ強めの作品に仕上げてくれたのが本当に嬉しい。主観ですが、今回の話にあのゲゲ郎アクションは必要不可欠ではない部分は多少あるけど、それでもこれを入れたい!そうすればみんな盛り上がるのでは?親父のかっこいいとこ見せたい!という思いみたいなものも感じたんですよね。沙代の復讐シーンでゲゲ郎を暴れさせても良かっただろうし(その場合長田の見せ場が無いですが)、わざわざあのシーンを入れることで、スタッフの気概を感じたというか。でも本編は沙代ちゃんの怒りに焦点をきちんと当てたいという心配りも感じたし、その辺のお話の作り方も本当に素晴らしかったと思うのです。
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久しぶりに配信やってます。こっちにもあげときますね。
ゴッズ好きの道産子。趣味で絵・小説書きます。
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