「この“令和”には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められております」(*1)。川崎殺傷事件は内閣総理大臣・安倍晋三がそう説明した新元号に改められて間もなく発生した無差別殺人だというだけでなく、「8050問題」を始めとする、前元号=平成の間、先送りにされてきた問題を露呈させたこともあって、新たな時代の課題を象徴する事件として盛んに議論された。しかし、犯人が自死したため早々と迷宮入りし、また世間では日々起こる陰惨な事件によって印象が薄れつつあるのかもしれない。それでも、こうして歩道に背を向けて目を閉じると、背後からいきなり刺された被害者の恐怖がありありと感じられるのだ。事件の真相を究明するという形での供養がなされる日はくるのだろうか。(上記引用)
中国の一人っ子政策の弊害とその後生まれた格差は、日本の8050問題(団塊親と団塊ジュニア・就職氷河期世代の子)を生きている今の私たちと重なる問題はあるのかも。
殊更、「中共は〜」と言って遠い違う世界の話にしたがる人はいるけど、経済がグローバリズム展開することに伴って生まれた問題はどこに生きていても影響あるだろうしな。