フランスの年金デモ見て、もっと深刻なのにぼんやりしてる本邦を考えてた。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が出来たのも高齢化社会を見込んで、我々が納めた年金を原資に投資して増やそうぜというものだったけど、激しく失敗している。
これが投資会社なら立入検査が入って潰れるか再建するかというところだけど、それもない。運用損は我々に肩代わりさせられるから。全然、資本主義じゃない。今初めて起きた騒ぎのように、年金制度が破綻するから受給年齢を後ろ倒ししようなんて言うのはごまかしに過ぎない。だからこっちも、てめえらの失敗を押し付けんじゃねえって怒っていい。
https://financial-field.com/pension/entry-179263
今朝、平野啓一郎さんのツイートに付いてる引用を見て思った。自ら思い込まされた檻に入ってリアリストぶる悲しさ。
https://twitter.com/hiranok/status/1615510600729362432?s=20&t=J5ir1_d_rlxs6WyzXP7dlQ
あと、年金制度や高齢化で何が起きるか、という説明にこの手のイラストが昔から使われがちだったけど、これも「我々の中で支えて回していかなきゃいけない」というイメージを深く根付かせるものだったなと。政治の存在はどこよ?って思うよね。
だから、「高齢者に死ねというのか!」という意見に対して庶民の側から、「そうではなく現役世代が生きていくためにもうあなた達にお金をかけられません」なんて言葉が出ちゃう。リアリストぶってる体でいて「我々の中で支えて回していかなきゃいけない」と思い込まされているから出てきた発言だろうなという。