よくニュースでも出てくる南海トラフという言葉。巨大地震が来ると予想される場所のことだけれど、トラフは日本語でも実は「舟状海盆(しゅうじょうかいぼん)」という熟語がある。

トラフのほうが言いやすくて簡単だから英語からカタカナにしたのだろう。
ただし、表意文字を使った舟状海盆のほうが、見た時に意味がはるかにわかりやすい。

わたしが教えている英語人の日本語生徒たちが「漢字よりカタカナ語のほうが難しい」と言うのは当然だ。カタカナ語は英語から来ているのに英語とは全くちがう発音だから。
ちなみにトラフはTroughね。

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日本語になっている外来語で日本以外の僕の場所で話題にならない単語は元の単語をよく知らないままになっていることが多い.trough もドイツ語の Trog に対応する単語だということに今まで気がつかないでいた気がつかなかった.ただしドイツ語の方は,r.Trog はFettertrog みたいな意味しかないが,英語の方の 「Fettertrog 状の低圧(低高低)地帯」という日本語のトラフの意味の trough の字義は手元の英独辞典にも英日辞典にも,気象学での特殊例としてしか載っていない.
この頃よく使っている Collins' Dictionary+ には,
3. a narrow depression either in the land surface, ocean bed, or between two successive waves
という字義が載っている.
ドイツには周りにトラフが無いのでこれは無理もないとも言えるが,英日辞典でこれが無いのはどうなのよ.
fedibird.com/@gaby/10988486335
今回のトルコ・シリアの地震で学んだのは,トラフと正反対の状況のところでの地震が,トラフでの地震とは結構違うものになるらしい,ということだ. [参照]

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