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「いままで23回引越しをしました。狭くなってきたので、次の家を探しています」「もう貝製は諦めて、天から恵まれるという奇妙な形のアレでもいいかなと最近は思っていて……」「でもアレに入居したら友だち辞めるって言われるんですよ」「保守的なんだよな、うちの種族」

いままで避けてきたもの、たとえば学級委員やなにかの幹事、誰かに唯一として選ばれること、道で倒れた人の救護、募金、献血、それらを連日やってみてどうでしたか。今日の夜にはサンタが来ます。プレゼントを受け取ることも、あなたがずっと避けてきたことでしたね。

その箱に手を入れて、日替わりの動物に舐められましょう。大小、長短、滑らかなのざらざらしたの、舌にも色々あります。向こうもまさか箱の中に人間の手があるとは思っておらず、好物の匂いがするので勢いこんで舌を突っ込んできますから、驚くのはお互い様です。

電源タップがいくつあるか覚えていますか。 今日の猫のあくびは何回でしたか。今日出したメールの漢字の数は。咀嚼は何回しましたか。子どもを何人見ましたか。すべての中にわたしがいたと気づきましたか。24の質問に答えてください。

本の右ページ、小口側の下隅になにかが浮かび上がり、24日かけて形を成してパラパラ漫画が出来上がる。みなさんの蔵書にも必ず一冊、そういう本が紛れている。ただどの本かはわからない。そして25日になった途端消えてしまう。紙魚の年中行事だともいわれている。

なんらかの特殊な技能を持った人が家に派遣されてくる。壁に耳を当てて排水管を流れる水の気持ちを代弁してくれるひと、家を一目みただけで屋内に潜む虫の数を当てるひと、踊りであなたの腸内細菌を湧かせるひと、みんながそのまま家に棲みつく。

フトアゴヒゲトカゲの和紙像が完成した!
梱包(写真一枚目)!
そして搬入(写真二枚目)!
アトリエのみなさんが出品する展示に、わたしも無事いれてもらえました。

わたしは美大のデザイン専攻だったので、どこかに特権階級意識やつまらないプライドがあり、カルチャーセンターの発表会でしょう、とアトリエに行き始めたころはちょっと侮っていました。でもまわりを見わたすとみんなすごい……有名アーティストはここには一人もいないけど、いい作品はたくさんありました。
なにしろ出品は任意だし、みんなやりたくてやっているから、やっつけみたいな作品はひとつもないんだよね。魂があります。
そりゃそうだ、文学フリマとかと同じで、無名だけどいい作品はたくさんある、当然でした。

作るのっていいな、という気持ちをとりもどせて本当によかったな。ここ数年でのいちばんの収穫です。

猫は自分のいる場所と人間の顎が近いと、後脚で立ちながら突き上げ頭突きをしてくるので、自転車で転んで顎にあざを作ってからこっちは避けようと努めていたが、なかなか難しかった。でももう大丈夫かな、人間の顎、解禁でーす

お買得ジャンボパックの個数が減りつづけている。そのかわりに食べごたえは増してきたようだ。わたしの体重は食べれば食べるほど軽くなって、24日にはジャンボパックの袋が洞窟のように口をあけているところへ、23日分の個包装のゴミを押しやりながら、奥へ、奥へ 

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