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三日分の服を考えているうちにわけがわからなくなり、ついに「わたしには服が似合わないんだ! 全裸じゃ!」と極端に思い詰めかけましたが、覚悟を決めて、暖かいかどうか、枚数が足りてるかどうかだけ考えてなんとか荷造りし、岩手県(盛岡と龍泉洞)に旅立てました。帰ってきたので、しばらくしたら旅行記ぽいのを書いときたい。 

とりあえず、こちらは龍泉洞で手に入れた日本洞穴学研究所の報告誌36号「日本洞穴学研究所の50年史」です。龍泉洞の探検の歴史や、新聞記事を50年分まとめたもの。ただの記録ではあるけど、行ってきた身からするとかなりおもしろい。
龍泉洞は深ーい地底湖のある鍾乳洞として有名で、この本によると、観光開発のために水上遊歩道だけでなく、水中にもガラスドームの道を作る計画があった(1967年7月9日 岩手日報)そうです。怖すぎる! 実現はしなかったんだと思いますが、今は地底湖の上の歩道のみです。それだけでも充分身がすくみました。

毛糸がねえから中断だよ!と思いきや、まわりの額縁っぽいところを直すつもりなんだった、先にやっちゃお、と思いつき、下側二段をほどいた。なので前回より減っているが、進捗ではある。
解くだけで30分。

毛糸なくなっちゃって、中途半端に45分くらいやった。二段ちょい。
真ん中のピンクのモチーフがかわいくなりそうで楽しみ。そのすぐ右側の濃いグレーと薄いグレーがまだらになっているところは、実はその場でまだら具合を決めながら編んでいる。図案はいわばドット絵を描くのと同じで、マス目ごとに毛糸の色を決めてから編むわけだが、ここの部分だけちょっと実験。ドット絵ではどうも上手く描けなかったので。
周りの額縁風になってるところ、濃いグレーとピンクを細かく交互にしてしまっててなんだか締まらないので、最後にやり直すかも。

真ん中のモチーフできた。目の色もオレンジに変えた。わ、わかる?わかりますよね? こっちは初めから◯◯のつもりで作っていて思い込みが強固なので、他人からはどう見えるのかいまいち掴めていない。裏にするとグリッドが見えているのでクロスステッチを見ているかんじで、よりなんの絵かわかりやすくはある。裏返しの写真を見せてしまいたい欲には抗います!
今日は1.5時間くらいやって、三段ちょっと。

深夜にラグを編む。三十分、一段と2/3くらい。
真ん中のやつに目(緑の)がついたよ! でも緑よりオレンジがよかったかなー

奇怪な写真が撮れてしまった(生首感があり、人によっては怖がるかも?)

実は半分を過ぎていたことに気づいた。でも、これからできていく右上のモチーフが表現において一番の難所だと思う。いったん全部できてから手直しを入れるかもしれない。
一時間やって、二段ちょいくらい。

マフラーを解いた毛糸にインスタントラーメンみたいなちぢれた癖がついている……今はまだ目立たないが、使った面積が増えると真っ直ぐな毛糸のとことは雰囲気が違ってしまうかもしれない。それでもわたしは身の回りのものでギリギリまでなんとかして作るぞ!
今日は三十分くらいやって、一段ちょい。

右のオレンジのモチーフもひとつ完成。真ん中のモチーフは昨日よりよくわかんなくなった。
ふと気づいたのだけど、もしかしてラグ用の毛糸というものがこの世には売っている? 衣服用の毛糸より踏圧や擦れに強い、みたいなやつ。

今日は一時間で二段半くらい。じわじわと編むのが早くなっている。真ん中のモチーフが第三者にもわかるようになってきたんではないでしょうか。まだダメ?

いまさらだが、下から上に向けて編んでいるのは正しいのか?という疑問が兆した。編み終えたところに常に手が触れた状態で編み進めていくせいなのか、すでに表面に毛玉ができ始め、毛糸の一本一本も潰れてきている。なので土台になるネットを手前奥逆にし、編み終わりに触れないようにした。ところがそうすると、ラッチフック針の運針に支障をきたす。すでに編めているほう(奥)へ針を突き出し、手前に引くという動作があるから、奥の毛糸に針が引っかかってしまう。なんとかかわしつつ編む。
針に同封されていた作り方には、どっち方向から編むとよいのかは書いていない。間違える可能性が高くなるけど、モチーフを飛び飛びにひとつずつ完成させていくやり方でもできるっちゃできるのだ。

こちらに向かって前脚を伸ばすのび+体のねじれ!

右のモチーフもオレンジに変え、きりっとしました。ちょっといい感じになってきた。希望がもてる。図柄がもやっとしてたときは、不安をつねに下げながら編んでいた。
色を変えたいところは変え終えて、プラス1/2段くらい編んで一時間くらいか。

 

曖昧なグレーからえらい鮮やかなオレンジへ色を変えました。段はほとんど進んでません。
左側のモチーフ、くっきりしましたが誰が見てもなんだかわかる!というほどではないですね。まあよし。

 

30分編んで一段ちょい。
真ん中のモチーフが(わたしには)見えてきた感じあるー! 左右のモチーフは色を変えるつもりで、今日毛糸を買ってきました。しかしこれから毛糸が売れる季節だからなのか、手芸店の真ん中あたりに毛糸の島がいくつかできているような売り場の作り方で、いまいち見辛く、ぐるぐる歩き回りすぎました。壁一面とかにずらーっと並べる感じにしてほしい。
 

こちらがフトアゴヒゲトカゲ業界で「鼻エノキの収穫」と呼ばれて愛でられる、鼻穴の脱皮を人間が手伝った様子です。穴周りがエノキのかさ、穴内側が石づきというわけですね。Twitterには動画あげときました。

x.com/saitohyuka/status/170684

一時間くらい編みました。二段ほど。緑色の毛糸が姿を見せました。
左側にモチーフ一個できてるんだけど、やっぱりなにやらわかりませんね。毛糸の色、変えます。家に余っている毛糸でなるべく作りたかった(制作の姿勢として、あるものでなんとかするぞ!がテーマなので)けど、もうよさそうな色の毛糸がないので買いに行くしかありません。
  

「野又穫 Continuum 想像の語彙」の感想 余談 

余談なのですが、画集に載っている「Imagine-2」と会場に展示されていた作品が違う、というか会場のはさらに描き加えられているような気がします。会場の絵では、遊園地のような建物群に文字らしき掲示物や、足元にはうさぎっぽい形の生き物(かオブジェ)がいます。画集のほうは掲示物も少ないし、足元には動物の影がすこしあるくらいで、誰もいない感じが強い。画集に載せられたほうは撮影したのがかなり前で、そのあと描き加えたとかでしょうか。

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「野又穫 Continuum 想像の語彙」の感想 つづき 

代表的な作品以外でも目についたものが何点もありました。
「Point of View-24」は珍しく、実際にありそうなシンプルな建物(テント)で、薄い雲に覆われた空が大半を占める構図が、これから建てられるものがあるのかもしれないと想像させ、長く眺めました。
「listen to the tales」は渋谷を思わせる街並みが白く石化して廃墟になってしまったように見え、手前にハチ公像らしきものと何匹もの犬、街中にも崩れかけの動物の彫像のようなものや犬たちが点在しています。薄青く静かで、これから全部消えていくだけ、といった一種の平和さを感じました。
「blue construction」シリーズには、懐かしさを感じる他の絵と毛色が違って、未来を思わせる過度に無機質な空気がありました。
2023年に描かれた最新の作品「Continuum」のシリーズは、これまで以上になんの建物かわからないもの、有機的なフォルムを持ったものなどがあります。実際の建築はかならず用途があるから、それがなさそうなものを絵で見せられると無性にワクワクしてしまいます。異様さにも惹かれるんでしょう。

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