facebookでノルウェーの知人が、ノルウェー政府が国内に原発を建設するのが妥当かどうか調査する委員会を作ると書いていて、知人もその委員に就任したらしいけれど、委員長は女性。知人も女性。

さすが、ジェンダー平等が世界でもっとも進んだ国だけある。

と書くと、「意識高い北欧」と言う人が日本では多いのだろうけれど、ノルウェーの本質は危機管理強国だと私は思っていて、現在のノルウェーの発電は水力がほとんどで賄えていたのだけれど、温暖化の影響でフィヨルドの氷河からの雪解け水の水量が減って、今後水力発電では賄えなくなることを見越しての調査だと思います。

ちゃんとリスクを予測してそれに備えてリスク予測とリスク評価をして備えておくというのが、さすが危機管理強国、と思います。

北欧は地震が非常に少ない安定した岩盤地盤で、おそらくフィンランドとノルウェーは共通した地質だろうと思います。

地盤がプレートごとぐわんぐわんと揺れ動いているような日本とは、前提条件が大きく違うと思っています。

ジェンダー平等で言うと、知人女性もめちゃくちゃタフで、ノルウェーに視察に行った時に、合計千キロ近く車で移動したのだけれど(鉄道の通らない、とんでもなく不便な山岳地帯の放牧地の放射能汚染対策を勉強しにいくというめちゃくちゃマニアックな視察だったため)、知人女性が一人で道中、ずっと運転し続けたという、超強行軍でした。

よく知られているように労働条件はきちんと整備されているので、数日間の視察に同行した分、休暇はそのあとしっかり出るらしいですが、日本では、役所の課長クラスの人が自分で外国のゲストを一千キロ運転して案内するって絶対ないな、と思いながら、見学していました。

話を元に戻すと、やがて起こるとわかっていてもなにもしないで、為政者たちがばらまきやらメディア戦略やら利権確保ばかりに明け暮れて、誰も彼も自分のことばかり、かたやメディアも国民も一緒になってアベノミクスだ、黒田バズーカだと浮かれた結果、国ごと転落していく日本と、先手先手を打って備えていくノルウェーと、違いが出ているなぁ、と思ったニュースでした。

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正直、こういうニュース、なにが「衝撃」なのかさっぱりわかりません。

ここ数年の国民の生活レベルの急速な悪化と社会の貧困化のほうが余程衝撃でしょう。

国全体が釣瓶落としで落ちていっている時に、おじさんたちのおらが権力おらが利権を奪い合う争いのどこが衝撃なのか、少し冷水でも頭から被ってみたらいかがかと思います。

菅氏の「退陣要求」に衝撃 「岸田降ろし」につながるかは見通せず
asahi.com/articles/ASS6S3GYJS6

こういうのに衝撃を受ける人たちは、スーパーで買い物をしたこともないし、高齢者たちが日増しに惣菜コーナーの前で、値段を吟味している数と時間が増えていっていること、そのなかに若い労働人口世代も増えていいっていることに気づきもしていないのでしょう。

菅さんから官房機密費や謎の出所のお金をたんまりもらっていた方達は、また札束をいただけるのかも、と期待に胸を膨らませてわくわくして待っているのかもしれませんが、その札束、国民の税金ですし、困窮している人たちの福祉に使えるはずのお金だったかもしれないんですよ。

あげる方もあげる方、もらう方ももらう方、人間として恥ずかしくないのか、という世界ですね。

自民党本部に土俵でも作って、菅さんと岸田さんで相撲でも取って決めたらいかがでしょうか。

ほかに自民党総裁になりたい人たちがいるなら、その人たち全員、まわしを占めて土俵に上がって、トーナメント式ででも決めればいいじゃないんでしょうか。

本職の関取には失礼な喩えかもしれませんが、心底、馬鹿馬鹿しいなと思います、政局話題。

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