facebookでノルウェーの知人が、ノルウェー政府が国内に原発を建設するのが妥当かどうか調査する委員会を作ると書いていて、知人もその委員に就任したらしいけれど、委員長は女性。知人も女性。
さすが、ジェンダー平等が世界でもっとも進んだ国だけある。
と書くと、「意識高い北欧」と言う人が日本では多いのだろうけれど、ノルウェーの本質は危機管理強国だと私は思っていて、現在のノルウェーの発電は水力がほとんどで賄えていたのだけれど、温暖化の影響でフィヨルドの氷河からの雪解け水の水量が減って、今後水力発電では賄えなくなることを見越しての調査だと思います。
ちゃんとリスクを予測してそれに備えてリスク予測とリスク評価をして備えておくというのが、さすが危機管理強国、と思います。
話を元に戻すと、やがて起こるとわかっていてもなにもしないで、為政者たちがばらまきやらメディア戦略やら利権確保ばかりに明け暮れて、誰も彼も自分のことばかり、かたやメディアも国民も一緒になってアベノミクスだ、黒田バズーカだと浮かれた結果、国ごと転落していく日本と、先手先手を打って備えていくノルウェーと、違いが出ているなぁ、と思ったニュースでした。
正直、こういうニュース、なにが「衝撃」なのかさっぱりわかりません。
ここ数年の国民の生活レベルの急速な悪化と社会の貧困化のほうが余程衝撃でしょう。
国全体が釣瓶落としで落ちていっている時に、おじさんたちのおらが権力おらが利権を奪い合う争いのどこが衝撃なのか、少し冷水でも頭から被ってみたらいかがかと思います。
菅氏の「退陣要求」に衝撃 「岸田降ろし」につながるかは見通せず
https://www.asahi.com/articles/ASS6S3GYJS6SUTFK00FM.html
こういうのに衝撃を受ける人たちは、スーパーで買い物をしたこともないし、高齢者たちが日増しに惣菜コーナーの前で、値段を吟味している数と時間が増えていっていること、そのなかに若い労働人口世代も増えていいっていることに気づきもしていないのでしょう。