有料記事なので後半は読めていないのですが、福島市のメガソーラー記事。福島県の出先事務所が工事中止命令を要していたのに、本庁の森林保全課が、中止命令を撤回させたことについても書いてあります。
この記事では、森林保全課の「慎重な姿勢」を訴訟リスクに備えたものと書いていますが、そういう常識的な話ではなく、たんに県庁のメンツが潰れることを嫌がっただけだと思います。
「県森林保全課の担当者は、「造成地外に水が流出したものの、土側溝を整備した事実があるので、計画に反しているとは断定できない」と説明する。」
福島市のメガソーラー造成地から泥水流出、不信感強める市が特設ページ
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/01909/
私は、福島県庁が、普通の、一般的な感覚で考える他の役所が行うような、行政の常識に則った判断基準で動いている役所だとは思えなくなっています。
メガソーラーの件も、行政マンとしての常識的な判断が残っている出先機関の職員が、まっとうな仕事をしようとしたところを、メンツ第一カルチャーに染まりきっている本庁職員が、ひっくり返したのだろう、と見ています。
訴訟リスクの高低のような高度な判断ができる役所なら、自分たちに批判的な記事を書いている新聞記者本人に電話をかけて、裏で手を回すから手打ちしようぜ、、なんて持ちかけるような、非常識に間の抜けたことをするわけがありません。