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今の日本のネット上の「反差別」言説の原型を作ったのは、間違いなく「ヘサヨ」と呼ばれ、右派だけでなく左派からも疎んじられてきた左翼の一群であるのに、彼らの敷いたレールの上を歩いておいて、彼らの名前をおくびにも出さない人たちはアンフェアでリスペクトに欠ける人たちだと個人的には思っている。僕自身、彼らとは相違点があるし、その言説には功罪両方あるなと思ってはいるんだけど、それとフリーライダーの問題とはもちろん話が別。

モアシール・サントスの『Ouro Negro』はボサノヴァというよりDr. Dreの『2001』を生でやったらこうなるんじゃないかというぐらいの管楽器とドラムの音圧を堪能できる傑作だと思う。

」のサウンドトラック。音楽アルバム単体での評価で、当該の映画の評価とは無関係です。映画の他にテレビ作品、ベスト盤等を含む。

マッシヴ・アタックの“Karmacoma”のサビ、どこの歌詞サイトでも“Jamaica & Roma”となっているけど、ビデオクリップを製作したジョナサン・グレイザーの言うようにちょっと聴くと“Jamaica Aroma”という風にも聞こえる。いずれにせよそこで仄めかされているのはおそらくレゲエ・カルチャー(「ジャマイカの香り」)とラスタファリズム(「ジャマイカ対ローマ」)だと思うんだけど、そう考えるとあのビデオは単にキューブリックのパロディというだけでなく、西洋=バビロンの退廃的な一部始終を捉えたもののようにも思える。
「業、昏睡、ジャマイカそしてローマ」
"Massive Attack - Karmacoma" を YouTube で見る
youtube.com/watch?v=Vi76bxT7K6

極私的な感想ですが、行政府と交渉するのに「オレは弱者だ、だから国家はオレを庇護せよ。なぜなら基本的人権はなんぴとにも保証されなければならないものだからだ」というロジックで詰め寄るのはちょっと無理が過ぎるんじゃないかなという気がします。

ありゃ、入ってなかった…
これですね。田中勝則プロデュースのウィルソン・モレイラのアルバム。
Wilson Moreira “Peso Na Balança”
(discogs.com/master/1243786-Wil)

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在Mastodon上,看到一些成年人以「非洲小孩」作為笑話的種族主義言論,真的感到厭倦。但說實話,這些卑俗且狹隘的人生價值,僅限於吃飯和睡覺,有比「非洲小孩」更有價值的嗎?這只不過是對理智人士的嘲諷,與你一點關係也沒有。把有色人種,尤其是兒童當作笑話的材料,本身就是極度可憐的行為。那些自命不凡、自以為是的面孔,應該知道自己的立場和身份。

«?Libération nationale, renaissance nationale, restitution de la nation au peuple… quelles que soient les rubriques utilisées ou les formules nouvelles introduites, la décolonisation est toujours un phénomène violent?»
La décolonisation n’est donc pas une mystification, ni un phénomène magique?; il s’agit bien d’un processus inéluctable dans l’acte décisif de remplacement inévitable du colonisateur par le colonisé?; c’est l’étape nécessaire à l’appropriation par la force de l’identité nationale, de la terre, de la culture et de soi-même.

ダサいレーベル名のせいで音楽好きからシカトされがちな村上龍のレーベルからも2枚選びました。同じようなことをブラジルでしていた日本人に田中勝則という人がいて、彼のプロデュース作品からも1枚、ウィルソン・モレイラのアルバムを追加。両者の名前を同じリストに入れられたことを嬉しく思います。
80年代後半からバブルを経て90年代末頃までの日本と「世界」との関わりに思いを馳せるのも一興でしょう。
「ワールド・ミュージック」については、デヴィッド・バーンがニューヨークタイムズに寄稿した“I hate world music”という記事(query.nytimes.com/gst/fullpage)
は今なお重要。
興味を持たれた方のために、マーカス・ガーベイの脱国家的抵抗運動
(history.com/topics/black-histo)
やフランツ・ファノンの『地に呪われたる者』などを改めて推薦しておきたいと思います。

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」のアフリカ/ブラジル/キューバ/ジャマイカの黒人音楽。【ポスコロ入門編(?)】

例えば「意識の流れ」とかも映画の登場が影響しているわけでしょ。活字とメディア、メディアとテクノロジーは関わりあい、相互に補完する役割があるわけだから、文章を綴る仕事をしている人たちにはなるべく新しいテクノロジーについて意識していてほしいなと思う。

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どなたかの受け売りだけど、テクノロジーについて考えるのにハイデガーやベンヤミンをほんの少しも意識しない「理系」はヤバいけど、技術への問いを発するのに肝心の技術の仕組みやメカニカルな構造を意識しない「文系」もそれはそれでまずいと思う。

相応の理由で俗受けする「リアリティ」とそうでないリアリティを区別するのも大事なことだけど、最近じゃ不問に付されることが多くなったような気がします。

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Twitterで見聞きした三面記事をパッチワークで縫い合わせて、舞台装置としてもTwitterを使って、話の主題もTwitter仕様。それをTwitterで発表してバズらないわけがない。で、そうやって流通した結果として無数の批評がTwitter上に生まれ、玉石混淆のそれらが作品の価値を押し上げるっていう構図。

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『アンチマン』もそうだけど、Twitterに流通させるためにカスタマイズされたような話って最近とみに増えたような気がする。作者としては読まれなきゃ始まらないんだろうし、Twitterでバズを狙うのがことさら悪いことだとも思わないけれど、内容が極端に俗っぽく=ステレオティピカルになるのはいかがなものかとはちょっと思うかな。

先日の女体盛りの件、「カニエよりおれらのほうが早かった」「フェミカモン」とか言っていた日本人ラッパーがいたことを個人的には記憶に留めておきたいと思う。端的にすごく惨めな気持ちにさせられたので。

あるアーティストのキャリアを振り返ったとき、技術的には粗削りな最初期の作品が一番おもしろいってことがよくあるけど、無茶なアイディアを恥ずかしげもなくやれるっていう点で「若気の至り」を越えるものを出すのはなかなか難しいってことなのではないかと思っている。

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