「映画は世界を映してる」第5回は、クライムアクションに振り込め詐欺という現代的なテーマを絡ませた韓国映画『声/姿なき犯罪者』(キム・ソン&キム・ゴク監督、2021)を取り上げてます。
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スピード感のあるエンタメ作品。わりと定石通りの展開で、ヒーローはヒーローらしく悪党は悪党らしく描かれていますが、こういうシリアスなモチーフでもところどころにちゃんと笑いを入れてくるところが、韓国映画らしいと思います。オチもなるほど。
テキストでは後半「色彩」に注目してみました。ドラマが定型に則ってるように、色彩の使い方もわかりやすく、様式美すら感じさせます。

「映画は世界を映してる」第4回は、埼玉県川口市に住まうクルド難民の家族を見つめた『マイスモールランド』(川和田恵真監督、2022)を取り上げています。
国家を持たないクルド人のトルコでの分離独立闘争、難民化という、私たちにとっては「遠い出来事」が、幼少時に来日したクルド人家族の少女と日本人の少年との一見どこにでもあるような淡い恋に、次第に重い影を落としていくさまが描かれています。在日クルド人の難しい立場を浮かび上がらせつつ、対立項だけに捉われない視野を提供してくれる佳作。
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「映画は世界を映してる」第3回は、アカデミー賞の賞レースにはあまり噛めなかったものの、話題性では昨年の洋画を代表すると言っても過言ではない『バービー』(グレタ・ガーウィグ監督)を取り上げています。
ネット上でも様々な観点からのレビューが出ていましたが、作品の一筋縄ではいかない構造と多様な読みの可能性から、「フェミニズム映画」と見る人、「アンチ・フェミニズム映画」と見る人に分かれていたのが非常に興味深かったです。
それらの反応を踏まえつつ、もう一歩深く踏み込んで書いてみました。ぜひお読み下さい!

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連載「映画は世界を映してる」第二回は、『パラダイス・ナウ』(ハニ・アブ・アサド監督、2005)を取り上げています。
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パレスチナの二人の若者が対イスラエルの自爆テロ要員に選ばれてからのまる二日を、彼らの日常を交えて描いた秀作。
テロリストには狂信的な人間像が当てはめられがちですが、ここでは普通の生活者である彼らの日常の延長線上に、テロという政治行動が位置付けられていることがだんだんわかってきます。同じパレスチナ人の自爆テロへの疑問や、彼ら自身の迷いも繊細に描かれます。
途中からの何とも意外な展開については書いています(普通の作品紹介でも大体明かされている)が、具体的な結末には触れてません。是非お読み下さい!

先月末の予告では、自爆テロに向かうパレスチナの青年を描いた『パラダイズ・ナウ』(ハニ・アブ・アサド監督、2005)を取り上げる予定でしたが、航空機事故が起こったのでこちらに変更しました。『パラダイス・ナウ』は来月の予定です。
ただ、まだ完全に月1連載と決まったわけではなく、記事のPV数などが連載の継続と関わってきます。これからも読んでみたいという方は、ぜひよろしくお願い致します!
twitter.com/anatatachi_ohno/st

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最近の事件や事象と関連した映画を取り上げる新しい連載がForbesJAPANで始まりました。第一回は、1月2日に起きた羽田空港での事故及び救出劇を受け、実話を描いた『ハドソン川の奇跡』(クリント・イーストウッド監督/2016)について書いています。巧みな構成に抑制されたタッチでトム・ハンクス演じる機長の姿を追った良作。監督が撮影のために本物のエアバスを購入したことでも話題になりました。どうぞお読み下さい。
forbesjapan.com/articles/detai

飼い犬のタロが詠んでいるという設定で、犬短歌を作ってます。今年下半期に詠んだものをまとめました。以前の犬短歌にもリンクしています。
ohnosakiko.hatenablog.com/entr

『自称・救援ノート』、売り上げ好調につき、増販致します。月末には各書店とBOOTHに補充される予定です。これからお求めの方は今しばらくお待ち下さい。
twitter.com/zisyokyuen2023/sta

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来月からも引き続き、映画を取り上げた記事を寄稿していく予定です。ただ、形式としてはこれまでのような月1定期ではなく、こちらが提案した作品及び関連する時事問題などが編集部で検討され、通れば掲載というかたちになります。従って、少し間があくことがあるかと思いますが、またその都度ここで告知していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
第一回目の提案は通りました。取り上げる作品は、『パラダイス・ナウ』(ハニ・アブ・アサド監督、2005)です。自爆テロに向かうパレスチナの二人の若者の48時間を追ったドラマ。数々の賞を受賞し日本でも話題になりました。配信では扱っていませんので、未見の方はDVDで是非。

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さて、ForbesJapanのコラム寄稿制度が変わりまして、時事問題やトレンドなど、より読者の目に留まりやすいトピックが重視されることになりました(ポータルサイトの閉鎖や仕切り直しが相次いでいるようなので、そういう流れもあるのかと思います)。
『シネマの男』で取り上げたい作品はまだありましたが、時事問題との絡みが難しいため、今回で連載は終了することにしました。
これまでの記事は、前の連載も含めてこちらから読めます。
forbesjapan.com/author/detail/

『シネマの男 父なき時代のファーザーシップ』第24回で取り上げたのは、往年の名作『素晴らしき哉!人生』(フランク・キャプラ監督、1946)。古き良きアメリカ映画のエッセンスが詰まった、クリスマスシーズンに見るのにふさわしい作品です。一人の平凡な男の半生に「父なるもの」がどう影響していたかに焦点を当ててみました。
「もし自分がこの世に存在していなかったら」というファンタジー的な設定が面白い。天使がお爺さんの姿に扮して出てくるのも意表を突いてるし。そして何と言っても、コメディもこなせるジェームズ・スチュワートの好演が光っています。是非お読み下さい。
forbesjapan.com/articles/detai

自称・救援会メンバーの立場は右から左まで様々でしたが、当冊子の執筆者も同様に様々です。これまでいろいろな事情で伏せざるを得なかった(そのために自称・救援会は様々な誤解を受けてきた)情報をすべて公にし、そこにあった問題を救援活動に限定されない普遍的な問題として問うことが、本誌の目的です。
我々はあるポリティカルな問題意識のみで繋がっています。そして、左右を超えてオルタナティブな活動と思想に関心のある人々にこの冊子が広く読まれることを願っております。どうぞよろしくお願い致します。

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【委託書店】
模索舎(新宿)
Bar&イベントスペース ミズサー(新宿)
タコシェ(中野)
特殊書店Bibliomania(栄)
人文書籍ウニタ書店(今池)
【詳細】
408ページ・1500円(税込)

twitter.com/zisyokyuen2023

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「自称」とは「自称・救援会」から来ており、「自称・救援会」は当時救援対象だった「自称・室伏良平」に倣っています。今回、初公開の情報が多いので、一連の事件や救援活動についてTwitterなどで概略は知っていたという方も、是非「はじめに」から順を追って読まれることをお勧めします。

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『情況』の拙テキスト内で「はじめに」の全文公開をしていた『自称・救援ノート 救援される前に読んどく本』が刊行されました。私は執筆と編集で関わっています。BOOTHで冊子概要と目次を公開していますので、是非ご覧ください。jisyokyuennote.booth.pm/items/

在名古屋米国領事館ビラ撒き事件について知りたい方は、自称・救援会(現在は解散)のツイッターをご覧ください。
twitter.com/ZKK_ngy

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発売中の『情況』2023年秋号に『「ヒステリーの言説」を超えて ある救援活動の総括』というテキストを寄せています。「ある救援活動」とは、2020年8月に起きた在名古屋米国領事館ビラ撒き事件の逮捕者の救援を担った組織の一つ、自称・救援会の活動を指します。今月末に『自称・救援ノート 救援される前に読んどく本』が刊行されるのに先立ち、『情況』の拙テキスト内で「はじめに」全文を公開しました。どうぞよろしくお願い致します。
twitter.com/jokyo_from1968/sta

「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第23回は、独身の男三人が育児に振り回される『赤ちゃんに乾杯!』(コリーヌ・セロー監督、1985)を取り上げてます。ハリウッドでもリメイクされたヒット・コメディ。後半では、ドラマにおける赤ちゃんとは?という考察をしています。どうぞよろしくお願い致します。
forbesjapan.com/articles/detai

次回は『赤ちゃんに乾杯!』(コリーヌ・セロー監督、1985)を取り上げます。独身の三人の男が突然現れた赤ん坊の世話にてんてこまいとなるコメディで、ハリウッドでリメイクされているヒット作。11月18日(土)更新です。

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