「映画は世界を映してる」第5回は、クライムアクションに振り込め詐欺という現代的なテーマを絡ませた韓国映画『声/姿なき犯罪者』(キム・ソン&キム・ゴク監督、2021)を取り上げてます。
https://forbesjapan.com/articles/detail/71017
スピード感のあるエンタメ作品。わりと定石通りの展開で、ヒーローはヒーローらしく悪党は悪党らしく描かれていますが、こういうシリアスなモチーフでもところどころにちゃんと笑いを入れてくるところが、韓国映画らしいと思います。オチもなるほど。
テキストでは後半「色彩」に注目してみました。ドラマが定型に則ってるように、色彩の使い方もわかりやすく、様式美すら感じさせます。