「哲学のノーベル賞」バーグルエン賞に柄谷行人さん アジア初:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASQD85HQ5QD2UCVL01P.html
そうしたらオードリー・タンに影響を与えて、あれこれあったあとに、こういう世界的な賞を受賞したので、すごいものである。
とはいえ、柄谷さんがNAMという運動をしていたころに、振り回されたひとたちの悲鳴をきいてはいるので、わたしにはちょっとほろ苦い固有名詞である。
(これが荻上チキさんの世代だと、そこまで、ほろにがじゃないそうなのだけれど)
わたし自身は、理系の人が柄谷さんに憧れるのはなんでなんだろう?と思うのだけれど、日本文学なんて知ったこっちゃないみたいな学生時代の友人(いまは技術評論社で連載を持っている)が、柄谷行人の夏目漱石論はクリアーなんだね驚いたと語っていたのが印象的である。
文系の理系なのか、理系の文系なのかわからないけれど、柄谷行人さんにはそういう「科学と抒情」(赤瀬川原平)な魅力がある。