異なる世代の作家を互いに会話させると、同じような主題に対して彼らが多様な反応を示してきたことが明らかになります。女性作家たちは、性別による期待に同調することへのプレッシャー、家族の責任と個人の利益の間の緊張、自己肯定の探求など、共通の悩みを抱えていたかもしれないが、それぞれの作家は独自のアプローチを発明している。読者の皆さんもおわかりのように、回想録や自伝に目を向ける作家もいれば、素晴らしい架空の世界を想像することを好む作家もいます。日本、中国、ヨーロッパの古典文学に取り組み、テクスト間の豊かな暗示を作品に注ぎ込む人もいます。他の作家は植民地主義、軍国主義、ナショナリズム、工業化に取り組んでいます。このハンドブックは、読者が日本の女性の文章について独自に調査を開始するよう促す基盤を構築します。
倉橋由美子のアンソロジーの仕事をしている時も思ったこけど、こういう日本の女性作家の総合的な批評がもっとあってほしいな。じゃないと〝いなかったこと〟になってしまうかもしれない。
ちなみに1/12に発売となっている三木三奈『アイスネルワイゼン』は入荷せず、問屋に問い合わせたら「なぜか今日になって搬入されてきた」とのことでした。どういうことかというと、版元・文藝春秋は「芥川賞の発表を待って問屋に搬入した」ということで、より具体的に説明すると、仮に芥川賞を受賞していたら本屋lighthouseが契約できるような小さめの問屋には少なめに搬入し、大手の問屋(ネット書店への直搬入含む)にガッツリ搬入するつもりだった=受賞しなかったから本屋lighthouseおよび問屋にも発注数通り入荷した、ということが推測できるわけです。まじでくだらん。
From: @gucchi_penguin
https://fedibird.com/@gucchi_penguin/111771620325975523 [参照]