川野さんの『Blue』はlighthouseで届けるべき本だから受賞有無に関係なく多めに発注はかけていて、問題はそれがちゃんと発注数通り入荷するかで、そういう観点からすると受賞しなかったのはありがたいんですよね。

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ちなみに1/12に発売となっている三木三奈『アイスネルワイゼン』は入荷せず、問屋に問い合わせたら「なぜか今日になって搬入されてきた」とのことでした。どういうことかというと、版元・文藝春秋は「芥川賞の発表を待って問屋に搬入した」ということで、より具体的に説明すると、仮に芥川賞を受賞していたら本屋lighthouseが契約できるような小さめの問屋には少なめに搬入し、大手の問屋(ネット書店への直搬入含む)にガッツリ搬入するつもりだった=受賞しなかったから本屋lighthouseおよび問屋にも発注数通り入荷した、ということが推測できるわけです。まじでくだらん。

From:
fedibird.com/@gucchi_penguin/1 [参照]

こういうのを「賢いビジネス」だと思ってるうちは出版業界が元気になることはないと思いますね。

これも同じ構造の話で、たとえばAmazonに1000冊入るはずだったのが996冊になろうと誤差みたいなものだけど、本屋lighthouseに入るはずだった4冊が0冊になったら大損失なわけですよ。今日の本屋lighthouseはまさにこの状況だったわけですが。そのくせこの業界は「町の本屋が大事」とか言ってノスタルジーに浸り、そのうえ「紙の本がいい」とか言って電子書籍の環境整備を怠ってきているのだから、衰退して当然と言うほかない。まじでくだらん。

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