プラスチック廃棄物から製作されたバニラ・アイス(Guilty Flavors: 罪の味) – Nobuyuki Kokai
これは普通のバニラ・アイスクリームのように見えるかもしれませんが、このアイス、実はプラスチック廃棄物から作られています。ロンドンを拠点とするデザイナーのエレオノーラ・オルトラーニ(Eleonora Ortolani)さんの発案に、プラスチックを分解するバクテリアの研究を行っている英エディンバラ大学のジョアンナ・サドラー博士(Dr Joanna Sadler)が協力しました。
カタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏に2023年ノーベル生理学・医学賞 – Nobuyuki Kokai
2023年のノーベル生理学・医学賞は、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの基礎技術を開発した米ペンシルベニア大学のカタリン・カリコ非常勤教授(68)と同大のドリュー・ワイスマン教授(64)に決まりました。新型コロナのパンデミックでは、記録的な速さでのワクチン開発と、その実用化に導いたことが評価されました。ハンガリー出身カリコ氏のmRNA研究は、解雇、降格、減給など、何度も止める決断を迫られた長い道のりでした。
数千年の歴史の中に度々現れる謎のデザイン(TED: Terry Moore) – Nobuyuki Kokai
歴史の中でまったく異なる文化に同じデザインが繰り返し現れるのはなぜなのでしょうか? 思想家のテリー・ムーア(Terry Moore)が、2種類の形が非周期的に限りなく並んでいる「ペンローズ・タイル」を取り上げ、その意味を問います。
愛のロマンスのルーツはウクライナ民謡 Nich Yaka Misyachna (美しい月光)? – Nobuyuki Kokai
映画「禁じられた遊び」の主題曲「愛のロマンス」は、19世紀後半にスペインのギター奏者で作曲家のアントニオ・ルビーラ(Antonio Rubira)が練習曲として作曲した「Estudio en Mi de Rubira」が原曲とされています。ただ、このルビーラのギター練習曲にもルーツがありそうです。スペイン民謡でしょうか? 有力な候補として有名なウクライナ民謡の「Nich yaka misiachna」があり、その意味は「美しい月光」です。
楽しい短編コメディー作品: GYM BAIT(Sam H. Buchanan) – Nobuyuki Kokai
サム・ブキャナン(Sam Buchanan)監督の短編コメディー作品最新作「GYM BAIT」が公開されています。森の中で切り株を加工して木製のケトルベルを製作しています。さらに木製バーベルや、木製ダンベルもできたようです。森の中ではウエイトトレーニングが始まるようですが・・・。笑える楽しい作品です。
2023年のIMD世界人材ランキングは、2005年調査開始以来最低 – Nobuyuki Kokai
9月21日、スイスの国際経営開発研究所(IMD)は、主要64カ国・地域を対象にした2023年版のIMD世界人材ランキング(World Talent Ranking 2023)を発表しています。日本は昨年より2つ順位が下がって43位と、2005年の調査開始以来最低となっています。「語学力」や「上級管理職の国際経験」「外国人材に日本を魅力に感じてもらえているか」などに対する評価が低く、順位を押し下げています。さらに GDP比でみた教育投資の少なさなども順位を下げています。
史上最悪の王:レオポルド2世(ベルギー王)(TED-Ed: Georges Nzongola-Ntalaja) – Nobuyuki Kokai
1904年12月12日、ロントゥル村長(Chief Lontulu)は110本の小枝を調査委員会の前に並べました。1本1本の小枝は、レオポルド2世(ベルギー王)によるコンゴの恐怖政治で犠牲になった彼の村の住人(名士、男性、女性、子供たち)を表していました。彼の証言は、他の何百もの証言に加わり、史上最悪の残虐行為に終止符を打たせました。ジョルジュ・ンゾンゴラ=ンタラジャ(Georges Nzongola-Ntalaja)さんがレオポルド2世によるコンゴの占拠と略奪を解説します。
米国の火山で世界最大級のリチウム鉱床を発見(Thacker Pass Lithium Mine) – Nobuyuki Kokai
米ネバダ州とオレゴン州の州境にある火山跡、マクダーミット・カルデラ(McDermitt Caldera)にあるタッカー・パス(Thacker Pass)には、推定2,000万トンから4,000万トンの「世界最大規模」のリチウムが埋まっているという研究論文が発表されています。これまでの最大のリチウム鉱床は、ボリビアの観光名所でもあるウユニ塩原の約2,300万トンです(下記YouTube参照)。この鉱床発見は史上最大のリチウム埋蔵量となる可能性があります。
リビア洪水で東部デルナは4分の1が消失、死者5,000人超えか、1万人行方不明 – Nobuyuki Kokai
メディケーン・ダニエル(Storm Daniel)に伴う暴風雨によって2つのダムが決壊し、大規模な洪水により壊滅的な被害が出ているリビア東部では、これまでに数千人が死亡し、少なくとも1万人が行方不明となっています。現地テレビによると、東部の当局者は死者が5,000人を超えたと語っています。現地の病院幹部は、人口約12万5,000人の東部デルナ(Derna)の1地区で1,700人、別の地区で500人が死亡したと述べています。
ロシア人スパイ獲得に向け、私がCIAに連絡したのは「自分自身のため」編を公開 – Nobuyuki Kokai
米中央情報局(CIA)が、ロシア人スパイの獲得を積極的に進めており、その一環としてこのほどロシア政府職員を標的に「真実」を明かす大切さを訴えかける動画を公開しています。5月16日に公開した「私の決断」編に次ぐ第2弾「自分自身のため」編です。セットで、「CIAとの安全な連絡を確立する方法」を解説した動画があります。
2023年マラケシュ=サフィ地震、2012人死亡、旧市街の建物被害 – Nobuyuki Kokai
2023年9月8日深夜に、北アフリカのモロッコ中部を震源としたマグニチュード6.8の地震がマラケシュ=サフィ地域を襲いました。モロッコ内務省は少なくとも2,012人が死亡、2,059人が負傷したと発表しています。また、12世紀に遡る世界遺産であるマラケシュの旧市街のいくつかの建物が倒壊しています。
ウォルター・アイザックソンによる決定的評伝「イーロン・マスク」 – Nobuyuki Kokai
世界的ベストセラー「スティーブ・ジョブズ」評伝作家のウォルター・アイザックソン氏だからこそ描けたとしています。期待できる「イーロン・マスク」上下巻です。いま、世界で最も魅力的で、かつ、世界で最も論議の的となるイノベーターの赤裸々な等身大ストーリーとなっています。マスク氏のルールにとらわれないビジョナリーはどこから? 電気自動車、民間での宇宙開発、AIの時代に挑戦、さらに、Twitterを買収して彼はどこに向かうのか・・・。9月12日発売予定です。
FPVドローンレースでAI搭載ドローンがチャンピオンに勝利 – Nobuyuki Kokai
チューリッヒ大学のロボティクスと知覚グループが開発した自律型AI搭載ドローンのスイフト(Swift)は、人間が操縦するドローンとの直接対決に勝利する能力を持つことが明らかになりました。今回の知見は、移動ロボット工学と人工知能にとって画期的な成果であり、他のAI物理システム(自動運転車や航空機、ロボットなど)への「ハイブリッド学習」を用いたソリューションの適用を促すことになるかもしれません。この研究成果の論文がNatureに掲載されています。
クラゲの海洋支配を抑える一つの方法(TED: Mariela Pajuelo & Javier Antonio Quinones) – Nobuyuki Kokai
過去20年間で、クラゲは私たちの海を圧倒し始めています。このままでは、海全体がクラゲだらけになる未来がやってくるかもしれません。では、このゼラチン状の生物を抑える方法はあるのでしょうか? 海洋生物学者のマリエラ・パジェロ(Mariela Pajuelo)博士とハビエル・アントニオ・キノネス(Javier Antonio Quinones)博士が、クラゲの最も古い捕食者(クラゲの天敵)について考察します。
https://kokai.jp/クラゲの海洋支配を抑える一つの方法(ted-mariela-pajuelo-javier-antonio/
ビンファスト(VinFast)ナスダック上場 ベトナム製EVが世界を目指す。 – Nobuyuki Kokai
ビンファスト(VinFast)はベトナムの自動車およびバイクメーカーです。ベトナム初の億万長者ファム・ニャット・ブオン(Phạm Nhật Vượng)氏が設立したベットナム最大の財閥ビングループの自動車産業を担っています。2017年設立のビンファストの目標は東南アジアでトップになることで、2025年までに年間50万台の製造を計画しています。8月16日に米ナスダック市場に上場し、取引初日の終値で評価した時価総額は、独フォルクスワーゲン、米フォードなどの自動車大手を上回って話題になりましたが、29日には急反落しています。
おもしろい顔? 生き延びるために透明なガラスイカ(Glass squid) – Nobuyuki Kokai
ガラスイカ(Glass squid)は、体が透明であることに由来した呼び名です。10cm程度の小型種から、3mに達するダイオウホウズキイカまでさまざまです。僅かながら日光の届く場所で生活するもの(約60種)が多くて、体の大部分は超透明になっています。不透明な器官は「眼」と消化腺(肝臓)のみであり、さらに、器官の下にも発光器がついて影を打ち消しています。最近 MBARIやNOAAが撮影したクローズアップ動画では、カワイイ大きな眼の顔に見えてしまいます(^^)
国境の壁をモチーフとしたアート「LAND」(Nicholas Galanin) – Nobuyuki Kokai
ニコラス・ガラニン(Nicholas Galanin)さんは、米アラスカ州のシトカ出身で、先住民族トリンギットとアレウト族の複合領域アーティスト兼ミュージシャンです。ニューヨークのブルックリン橋公園(Brooklyn Bridge Park)にあるパフリックアートで、メキシコ国境に建設された高さ9メートルの「壁」に使用されたコールテン鋼で製作された「LAND」が人気になっています。作品タイトルは、英語とスペイン語で「In every language there is Land / En cada lengua hay una Tierra」です。
AIによるサイバーセキュリティ・チャレンジ(AIxCC / DARPA) – Nobuyuki Kokai
DARPAは、26年目となる世界最大級のコンピュータ・セキュリティ・イベント Black Hat USA 2023(8月5日〜10日)において、トップのコンピュータ科学者、AIの専門家、ソフトウェア開発者などに AI・サイバー・チャレンジ(AIxCC)への参加を呼びかけました。これは、AIとサイバー・セキュリティの統合によってイノベーションを推進することを目的とした2年間のコンテストです。新世代のサイバー・セキュリティ・ツール作成を目指します。
見えるか見えないかの悲しい二元論ではなく、多様なあり方を含む視覚障害(TED: Andrew Leland)
視力を失うことが「目が見えない」に変わる瞬間はいつだろうか? 作家、音楽制作・編集を手がけるアンドリュー・リーランド(Andrew Leland)さんが、徐々に視力が失われていくことで「目が見えないこと」の逆説的な真実が明らかになったと話します。そして、そこには、どんな人の世界の見方も変えうる含蓄があると、彼が確信している理由を説明します。
AI 飛行機雲回避マップによる温暖化軽減策を実証(Google, American Airlines)
Google Researchは、アメリカン航空(American Airlines)および、ブレイクスルー・エネルギー(Breakthrough Energy)と提携して、衛星画像、気象データ、飛行経路などの膨大なデータを収集し、AIを活用した「飛行機雲回避マップ」を作成し、地球温暖化に大きな影響を及ぼすとされる飛行機雲の発生を回避するルートを、パイロットが選択できるかどうか実証テストをしました。
デジタルコンテンツ全般とクリエイティブに興味があります。