森林とネットワークというモチーフでは『コルヌトピア』がいいところまで描けていたけれど、これはこれでまたなんというか大変に物足りない気持ちになり、自分に「贅沢は敵だ」と言い聞かせたのを覚えている。
コルヌトピア (ハヤカワ文庫JA) eBook : 津久井 五月: Kindle Store http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B08B3YPQ4W/nnbn-22
あとこれ
学術都市アレクサンドリア (講談社学術文庫) eBook : 野町啓: Kindle Store http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B00OKC215G/nnbn-22
いうまでもないけど『移動都市』
移動都市 移動都市クロニクル (創元SF文庫) eBook : フィリップ・リーヴ, 安野 玲: Kindle Store http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B07JNFLZTF/nnbn-22
移動図書館研究都市が欲しい
多分どこかにちゃんと書いてあるけど、リチャード・パワーズ『オーバーストーリー』の主要登場人物のひとりは明らかに『マザーツリー』の著者で、『オーバーストーリー』でいかに彼女の存在が戯画化されてしまっているかを『マザーツリー』からの比較は教えてくれる。
『オーバーストーリー』は樹々と人間社会のメタファー関係を軸にした物語で、意欲は評価できるが結果的に人間も自然界も浅薄にしか描けなかった作品で、好きか嫌いかで言えば嫌いではないが好きとは言えなかった。もっとも『マザーツリー』も手放しで評価することはできない。でもどちらも広く読まれてほしくはある。
オーバーストーリー eBook : リチャード・パワーズ, 木原善彦: Japanese Books http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B07ZQXNLPX/nnbn-22
『マザーツリー』、かなり面白いのだけれど自分のなかのミソジニーをすごく意識させられる内容で、どう向き合ったらいいのか悩む。
ともあれ、インターネットとニューラルネットに喩えられる、森の中のネットワークというビジョンはやはり興味深い。
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マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険 eBook : スザンヌ・シマード, 三木 直子: Kindle Store http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B0BM8Q8D7K/nnbn-22
@promenade11 合成音声が歌っているだけで加速主義ぽい、わかります!Apple Musicで聴ける曲は全て拝聴しました。けっこうあるんですね。
@promenade11 ありがとうございます!!拝聴します!!!
なんかふと思い立って、加速主義と人新世をテーマにしたプレイリストを作ってみたんですが、個人の趣味による拘束が強くて、もう少しオシャな感じにしたいのですが、ネオソウル、シティポップ、ハイパーポップ系でおすすめ曲があれば是非教えてほしいです。
https://music.apple.com/jp/playlist/人新世加速主義/pl.u-11zBYZYi2Z30JG?l=en
「私はあなたのファンなので、あなたが生きた証として、その存在を再生できるものをこの世に残してくれれば、書いているテーマとか方向性とか一貫性とかどうでもいいんです」はよく考えてみたら自分も普通によくわかってしまうのだった
なんとVtuber始めました。
その日その日に読んで面白かった書籍を紹介しつつ、Vtuberになって Vtuberであることは何なのかを自問自答しています。ほぼ毎日更新です。
書評家Vtuber積田読、毎日配信してみて思ったけど普通に大変だった。観る側も追いきれなくなりそうだし、配信頻度を抑えることにしました。
今後は、最近なんと文庫化した『読むことのアレゴリー』とか取り上げようと思っています。
今のところ最新の更新はこちら。
恋人に教えてもらったのだが、この動画が楽しすぎて笑い死ぬかと思った。強調したいのはわかるんだが、違いすぎる。
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著述家・書評家📚📚果物などが好きです。仕事のご依頼はお気軽に。『週刊金曜日』書評委員、『ダ・ヴィンチ』ブックウォッチャー。時間銀行書店店主。 著作:『積読こそが完全な読書術である』(2020年、イースト・プレス)『書物と貨幣の五千年史』(2021年、集英社)、『再読だけが創造的な読書術である』(2023年3月、筑摩書房)。