たとえば「われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット」など、現実を生きている人たちの言葉がたくさん載っているものを読んでほしいと思う。頭の中で勝手な像を作り上げるのではなく。
https://gendaishokanshop.stores.jp/items/64bf38a31c5df00032db1927
ここ最近の状況を眺めていて思うのですが、日本の反LGBTQ勢力は組織化を強め、完全にオンライン上での差別扇動の方法を確立したと思います。対して、LGBTQ連帯の陣営は、個々のアクティビズムに依存したままです。毎度のように差別投稿を探して「みんなで通報しよう」みたいな定番の流れがありますが、それも結局はイーロン・マスク的IT人が儲かるだけで、社会構造を変える効果を果たしているのか…。差別的なアカウントが凍結されても、反LGBTQ組織構造にはノーダメージでしょう。裁判は時間がかかり、良い判決でもバッシングが吹き荒れます。大手メディアも無頓着な報道で火に油を注ぎます。
日本のLGBTQ連帯も本格的に組織化しないといけない時に来ており、組織化にはメディアが必須です。例えば、英語圏の「LGBTQ Nation」や「PinkNews」のような、政治的話題にも躊躇しないLGBTQ専門メディアが必要だと思います。個人のブログやサイトではなく、もっと地盤のあるメディアとして闘っていかないと、インターネット言論空間の構造は変えられない…。今はその切迫感を痛感してます。
そういえば今までちゃんと本を読んでいなかったから、私も今日これを買ったよ。まだざっと読んだだけだけどみんなに勧めたい
トランスジェンダーQ&A 素朴な疑問が浮かんだら(高井ゆと里, 周司あきら 著)
https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787235367/