パレスチナ問題については、本名(英語版のマストドンアカウント)で発信するのを躊躇っていたけれど、最近はもっぱら英語で発信中。随分とこの問題については調べました。歴史書を読み、昨年10月から、イスラエルのHaaretz紙、Washington Post, New York Times, Financial Times, Jewish Currents、NPR, DemocracyOrg, Zeteoなど幅広く、イスラエル国内の左派、左派のユダヤ系アメリカ人らの書いているもの、その他も独立系ジャーナリストなどをフォローして、読んでいます。研究者でリソースもあるし、私の分野ではないけれど、責任があると思って。
トランプ勝利となると、イスラエルがパレスチナ人を皆殺しにしても米国は知らんぷりをするだろうし、国連自体への拠出も止めるし、第二次世界大戦後にできた国際協調の仕組みは破壊され、力だけがものをいう世界になる。気候変動の加速化を止める努力はなくなり、大変なことになるだろう。
興味深いツリー。1978年、公害を研究しようとすると産業界から大学に圧力がかかり、研究を止めざるをえなかったという。
Kenji ShiraishiさんによるXでのポスト
“ 「私たちが問いたいのは、これほどの大事件でありながら、水俣病の本格的な化学研究が行なわれなかったのはなぜかということです。チッソが行なわなかったのは非道徳です。そして、企業の研究室でも、行政の研究機関でも、大学の工学部でも、水俣病の発生原因に関する研究は今日に至るまでタブーでした。これは、驚愕すべきことではないのでしょうか。日本には五万人を超える応用化学の研究者がおり、この四〇年間で多分二〇万報以上の論文が出たでしょう。しかし、水俣病に関する化学的な研究は皆無であり、本書が最初の、そしておそらく最後の本格的な研究なのです。
西村肇; 岡本達明. 水俣病の科学 増補版 (Japanese Edition) . 日本評論社. Kindle Edition. 」 ”
https://twitter.com/knjshiraishi/status/1789322914145488924?s=46&t=olpZ4O8cuV2yROWgx_c3Rg
米国の卒業式のお祝いは2〜3日続きます。平和とパレスチナ解放を求める学生らは、キャンパスの一等地でキャンプを続行中。様子を見に行くと、静かな笑顔で迎えてくれ、「どう?大丈夫?」って聞くと、「学生の親御さんらから、説教されたり、嫌がらせされてるけれど、平気です」って、清々しく言われた。なんて、良い子たちなんだろう。薄汚い大人が彼らを「ハマス支援をするテロリスト」「ユダヤ人の虐殺を支持するヘイト集団」とか悪人に仕立てても、静かに抗議してる。キャンパスでは、怒る親に「彼らには抗議の声をあげる権利がある」とこれまた静かに説明する学生らとすれ違った。こういう若者らは人類の宝物。涙が出た。思い出すだけで、また涙が出る。
いま、話題のパレスチナ平和の為の学生抗議運動についてのラップ。左派のバーニー・サンダース上院議員が、随分前から若者の支持を受けているように、米国内では、白人による覇権に懐疑的な若者が増えている。後期資本主義と政治的な支配構造への強い批判が背景にある。米国のエスタブリッシュメントは全力で潰しにくると思う。リベラルな大学がいまその攻撃の的になって🎯いる。
イスラエルは、エルサレムの国連の難民援助する組織の事務所に放火。もう完璧な「ならずもの国家」。
https://www.axios.com/2024/05/09/israel-fire-palestinian-aid-refugee-jerusalem
アメリカはTikTokを禁止することで、米国内のイスラエルに対する世論誘導がし易い体制の維持を企んでる。ロムニー上院議員とブリンケン国務長官が、公の場ではっきりそう言ったことには驚いたけれど。大手メディアはイスラエル批判は御法度。ガザについては使って良い語彙も上層部が制約。子供とか母親という「人間味のある」言葉を使うことは避けるように決まっているので、「6歳の女の子がイスラエル軍に殺された」でなく、「亡くなった6歳の女性」という言い方になる。SNSもMetaはパレスチナについてはアルゴリズムを変えて、イスラエルに有利なようにしていると内部告発がある。つまり、イスラエルと米国政府の手の届かないTikTokは非常に不都合。
発言の自由、報道の自由も学問の自由も人権もぜーんぶ嘘っぱち。同僚は人権についての講座は閉じることにした、と。理由は、「だって、存在しないものを教えるのは偽善的でしょ?」って。
うちの大学は米国の二流大学だけど授業料と寮費の合計は年間8万ドル。もちろん寮に入らない方が安いけれど、最初の2年間は寮に住むことが条件。授業料以外に、部屋代と食費でがっぽりとカネを取る仕組み。で、教員の給与は低いので、何処にカネが流れているかというと、大学警察の費用、膨れ上がる大学事務局(なぜかここだけ私企業並みの給与)、地方都市だと遊べずにつまらないとマンハッタンのNYUに編入して転学してしまう学生が多いので、学生を引き寄せる為に最新の娯楽設備(デラックスなゲームセンター)の完備したり。もちろん、最新設備のジムが、キャンパスや寮内に複数設備。で、従業員のバカ高い民間医療保険の雇用者分担分。
なぜ、非営利の私立大学が、警察を抱えているかというと、警察の一部の経費を全て払うことで、大学に便宜を計るように。つまり、飲酒しても良い年齢に達してない学生ら飲酒してても見逃したりしてくれるように、あとキャンパスの見回り。
大学警察がいないところでは、飲酒が理由で学生が逮捕されたりします。つまり、高い私立に行ける富裕層の子どもらは、同じことをしても💰が守ってくれる仕組み。
教員は単なる使用人。
"ガザでは1日当たり180人以上の女性が痛み止めなしで出産する一方、電気がなく保育器が使えないためこれまでに数百人の新生児が死亡。こうした状況の下、流産も増加しているという。
声明は、イスラエル軍は受精卵が保管されていた「ガザ最大の不妊治療クリニックを破壊」したと指摘。また、推定69万人の女性と少女が生理用品を入手できない状態に置かれているとしている。"
なんとうちの大学の小さな抗議運動のテント村を、イスラエル支持のユダヤ系学生とその親らが殴り込む騒ぎがありました。教え子からの通報に急遽駆けつけ、大学警察に、学生から騒ぎを聞き、心配で見にきた教員である旨を伝え、抗議する学生らのバックには応援する教員が控えていることをアピール。なんと、親らが暴言を吐きながら、テントに入り、差し入れのランチなどと捨てたりする暴挙。私が到着した時点では、親の1人は逮捕され、一件落着のようだったんですが、5分くらいで、今度は子供ら(学生)も引きつれてまたやってきて、学生らに罵声を浴びせる騒ぎ。抗議学生らは全く無視して取り合わないので余計に腹が立つらしく、母親は、「テロリスト野郎!お前らは大バカだ!お前らは大学も授業料払わずタダ乗りしてるくせに。私は年間8万ドル払ってるんだぞ!(肌の色が茶色=貧乏=奨学生=タダ乗り野郎、という偏見)
で、「ガザの人間はガザの出入りは自由なのに自由の出入りできないのは私だ、何がアパルトハイトだ!」「イスラエルは敵のガザの人間にでさえ、寛容に医療提供しているのに、嘘っぱちを撒き散らしているのはガザの連中だろ!」とか、唾を吐きながら10分以上も絶叫してました。
もうなんだか異次元で、シオニストの世界観を垣間見ました。怖かった。😳😳😳
人の生き死にの話をしているのに、アメリカの学生運動について若いコメンテーターがコスパを優先させるような発言をしたり、環境大臣を批判する発言に対して「3分なんだからルールを守れ」と言うひとがでてくるのをみて、うちの娘もおかしな学校の決まりがあっても「(先生に)言っても無駄」ってよく言ってたなと。それについては娘と何度か議論したけれども、小中高と12年かけて上の人間には「言ったって無駄」で何も変わらないことを学んだ、というか学ばされたんだな。それで、賢いフリをしようとすればするほど「やる意味ある?」とか「ルールを守れ」とといったふうにアウトプットされちゃうんだろうな。コスパ優先でルールを守るが最優先なんだったら、わたしたちロボットでいいじゃん。
コロンビア大学が天安門で、UCLAが香港という感じ(白T隊のような武器を持って暴徒化したシオニストが)でとても辛い。まさかアメリカで、コロンビア大学で、UCLAで、生きている間にこんなことが起きるとは、ということばかりだけど、本当になあ。
バイデンがトランプから守る!というアメリカの民主主義の現実。
うちの大学では10月に小さな抗議集会があったけど、大学当局がFBIと連携して対処すると学内に一斉にメールで通告。アラブ系学生らは身の危険を感じ、抗議運動は学外だけでやってます。
人権を守ろうとする人たちが、「ユダヤ人を皆殺しにしようとするテロ集団」扱い。アメリカの常套手段。既得権益に不都合な人たちはみな「テロリスト」。なぜ、白人至上主義団体には優しいのかも納得がいきますね。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_662c60e8e4b0c2fde1a5b9d3
イスラエルを招待して平和を語るとか欺瞞も甚だしい、恥をしれ。
「基本貫く」と広島市長 平和式典のイスラエル招待 | 2024/4/24 - 共同通信 https://nordot.app/1155809567492031147
この写真をよく見てください。パレスチナの為に平和的な抗議をする学生らを囲むこの武装した警察官らを。これはテキサス。コロンビア大学、エール大学、NYUでも学長らは自分がイスラエルロビーから攻撃されないように、学生らを人身御供に差し出しました。この国は民主主義ではないです。
QT: https://med-mastodon.com/@luckytran/112328481737052690 [参照]
カタール大学の国際関係学教授、ハッサン・バラリ氏は、「ガザで起きている大量虐殺の規模」を考えれば、米国のエリート大学で雪だるま式に広がっている親パレスチナ抗議活動は「驚くべきことではない」と述べた。
イェール大学で教鞭をとったバラリ氏は、「アメリカ政府が人道支援や戦争停止の必要性について語る際に口先だけのサービスを行っていることは、多くの学生にとって明らかだ」と語る。イスラエルに数十億ドルの資金提供を続けているにもかかわらずだ。
イェール大学、コロンビア大学、ニューヨーク大学でガザ連帯デモを行った数十人の親パレスチナ抗議者が逮捕された。
反戦抗議活動はハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、ミシガン大学にも広がった。(機械翻訳)
ガザ病院敷地内から数百人の遺体、国連当局者「恐怖を覚える」 | ロイター https://jp.reuters.com/world/mideast/PAMYJ4ZZEVOS3NULSNBKZGEHD4-2024-04-23/
イスラエル政府、虐殺をやめろ