4月になったらhontoさんの本の通販がなくなってしまうので、今月末までにほしい本をお迎えするつもりでいる。
その後は、今年は新品本のお迎えは「百年の孤独」の文庫本を予定していて、あとは唯一追いかけている漫画「おおきく振りかぶって」の新巻が出たら買う程度のつもりでいる。
「百年の孤独」も装丁によってはお迎えしないかもしれないが、どうかな…。今の新潮社の全集シリーズの表紙とか気に入ってるんだ…、どれぐらいかって、G.ガルシア=マルケスの他の作品と並べて置いてるのを眺めてるだけでもにやにやできるぐらいは気に入ってる。
文庫本は秋冬アウターのポケットに入れて持ち歩けるから、それはそれで、とても良いのだけど。
実際、ネットで調べてみると、要改修の庭付き古民家300万とかあって、引っ越し代金とか諸々考えたら初期費用500万ぐらいあれば、とりあえずは出来そうなんじゃね?って思ったりする世間知らず。
でも、例えば持ち家とした場合、年取った時のことを考えると、そこに住めて、今まで思い描いたような生活が出来るのはそんなに長くないんだよなぁ、家の維持費や処分も大変だしってなると、動き出せないよねぇ。
所謂幕末と言われた時代から大正ぐらいまでがとても好きな身としては、その時代の名残があるような太い柱とか梁とかがある古民家みたいな所で、本を読んだり、妄想したり、植物を育てたり出来たら、本当に幸せなんじゃなかろうかと思う。その時になったら、その時の辛さもあるんだろうけど。
QT: https://fedibird.com/@mochimokamo/112149825839113736 [参照]
4月のシフト貰ったんだけど、大型連休前のシフトが鬼過ぎた。
大型連休、倒れてそう。
手元に届いた「エッダ」、文庫本サイズだと勝手に勘違いしてたんだけど、装丁がとても良かった。
表紙などは黒のハードカバーっぽい見た目なんだけど、開きやすさはソフトカバーのようなしなやかさ。
背表紙に幾つか走る筋は、かつての所有者が何度か開いた名残なのかしらんと思いつつ、函から出して中を見るととてもキレイだった。
表紙や裏表紙の裏面にあたる紙は水彩用紙のような凹凸のある厚めの紙で、控えめに、だけど色褪せてない朱肉でかつての所有者だったと思われる人の苗字印が押してある。どこにでも連れて歩いたのか。
本の構成としては、本文の他に参考文献や索引があって、至れり尽くせり。
初版発行の年月を調べると昭和48年8月。私の手元に来た物は7刷昭和54年5月。
そう言えば、今読んでる「小説の読み方」みたいな本に引用される本の多くが、何となく性的な物を含んでるものが多い印象で、その作品が書かれた二十世紀は、いかにそれを直接的に表現せず、彷彿とさせるかってのがポイントだったのかしらんとおもう。
勿論、既出作品のイメージを彷彿とさせる表現も目立つみたいだけども。
ジョイスが本当に崇め奉られてるんだけど、それを見る度に、絶讃されている『ユリシーズ』を、私はをきちんと読めるのかが、とても不安になる。そもそもそれの鋳型になる物語をきちんと知らないし。技巧としては、今読んでる本や先に読んだ本で少しは理解出来るかもしれないけども。
その点はナボコフの『ロリータ』や『青白い炎』とかもきちんと読めるのか…。
今読んでる本で「物語りを楽しんでるだけ」っていう一文が、すっごく印象に残ってて、私は小説をそう言う風に読んでたんだと気付いて、悲しくなったのと焦った。
でも、『百年の孤独』をあんまりそう言った技巧とかを知る前に一回読めたのは良かったなと思ってはいる。
私はあの物語の中に出てくる大佐が好きだなぁと思えたのは、マッジクリアリズムとか円環的手法とかまだよくわからないからいつも通り読んで、その物語の中で生きてる人に好意を持てたんだと思うもの。