この記事では好意的に使っているけど、はじめてビジネス誌で「静かな退職」という言葉を目にしたときは驚愕したわ。与えられた仕事しかせず、残業も、時間外の自己研鑽をしないことをそう呼ぶらしい。しかし、指示された以上のこと、業務外にも業務への奉仕をしなければ退職扱いとはずいぶん企業のわがままが過ぎやしないか。
結局のところ、労働がその苦労の果ての明るいビジョンを提示できなくなったことが大きいのではないだろうか。最近、ヴェイユを読んでて近代社会の悲劇は努力から成果までの媒介が多すぎることだと書いてあったが、経済合理性で社会の文化的水準がさがると稼いでもその使う先が画一的でしょぼくれてしまったように思える。
まあ、労働史的にも奴隷以外で人生のすべてを労働に捧げるべしという価値観はほんのわずかな時間なので、そういう価値観が限界に来ているのかもしれない。
>「努力しても報われない(正当に評価されない、給与に反映されない)」といった回答が多かった。
会社は辞めないけど…「静かな退職」 頑張らない働き方、共感広がる
https://www.asahi.com/articles/ASS9W2HRZS9WULFA00FM.html?iref=pc_ss_date_article
犯罪都市4 ネタバレ2
マ刑事側でもチャンギ側でも約束が物語の軸だった。ついに直接対決となった時にマ刑事は辛さの中で死ぬしかなかった家族への約束を守ることを口にする。約束を守る人マ・ソクトの存在が何よりチャンギに皹を入れていたらいいね。
チャン代表も悪い意味で肝が据わってんなあ~だったが(金に執着するにしろ約束を履行した方が損害が少なそうなのに)、恐怖を感じないのだとチャンギを評した言葉はむしろ当人を表していると思った。
オンンラインカジノのディーラーに揃えられた白人の美男美女が「ウケる容姿」の露骨な可視化で、ウゲッ…てなった。
最終戦で先端の丸まったステーキナイフを握ったチャンギに対して「俺にジャムを?」と煽るマ・ソクトと、瞬時に刃先を壁に叩きつけて折って尖らせ「塗ってやるよ」と応じるチャンギの《対話》、最高でした……。かっこよすぎる。
冒頭でエンジンのかかったバイクの発進を素手で止めていたから、離陸直前の飛行機もワンチャン素手で?!と一瞬期待しましたが、さすがにね。犯人を直接捕まえた方が早い。
犯罪都市4 ネタバレ1
娯楽暴力映画でした。でも痛い感じの暴力描写は減ってるなと思った。
くすぐりポイント多くて劇場のそこかしこで笑いが上がっており、本編ともども楽しい観賞体験でした。
しょっぱな突入した麻薬デリバリーの本部が作業所の前に鉄格子を立てる細工には感心した。二次創作の何かで使いたい。しかしそれを素手で引き剥がすマ兄貴! 一方のペク・チャンギによる店の破壊ではショベルカーを使っていたため、素手のパワーへの信心が高まってしまった。THE BIG PUNCH PICTURE。
ITには疎くても犯罪の手口への理解度は当然高いから踏み込む前に水道や電気を停めてる手際も最高。ケータイを機種変すると「《同期》が駆けつけてくる」の話、すげえ笑った。後半、大仕掛けの前に局長?から掛けられた警察の心得みたいな文言に感動して反復(やや間違って)して見せたシーンといい、柔軟な人だ。
中盤、顔馴染みのヤクザが揉めてる所に乗り込んでカツアゲするシーンでは若いのが無謀にもマ刑事に挑んだが、イスの所の若いのはまったく手を出さなくて、「チンピラ」度の書き分けにグッと来た。
イスのGUCCIとポリス・ダーク・アーミーにはずっと笑ったが、夢に伴う責任を任されたら何倍もパワーを発揮できる様子はとてもよかった。
#感想
Twitterで話題になっていた出版書誌情報データベース(Books)。
日々発売される書籍が網羅されているらしい。書店での在庫数も表示されるとか。
試しに「ダチョウ」で検索してみたら『鉄鍋のジャン』12巻・13巻が結果に出てきてありがとうの気持ち。 #fedibird
私は現在が問題山積みに見えても昭和・平成の方が生きやすかったとは思えないし、子ども時代への憧憬みたいなのは時代とは関係ない
ネットのある今の時代の方が格段に楽しいのだが
アニメ、漫画、映画、KPOP、文学、読書、中国ドラマ、韓国ドラマその他雑多に日常も呟きます。政治や社会問題も。うつ状態治療中、手帳3級。アイコン、ヘッダーは公式からもらったもの、自分で撮った写真を使用。
https://fedibird.com/tags/searchable_by_all_users