さいとう元彦ゼロ打ち当確、我々はすごい時代に生きているのだなあと実感。「マスゴミによってハメられ既得権益にメスをいれようとして降ろされた可哀想な齋藤元彦を我々がなんとしても支えるんだ」というナラティブに乗っかるほうが「アリ」なんだろう、事実がどうこうなんか関係ない。アリなほうを選ぶのだ。ってことだよね?
ウィキペディアの「衆愚政治」の項にこんな記載が…Oh...
社会的判断力が不十分な多くの市民が意思決定に参加することで議論が停滞したり、扇動者の詭弁に誘導されて意思形成を行い、合理的ではない政策執行に至る場合がある。また知的訓練を受けた僭主による利益誘導や、地縁・血縁からくる心理的な同調、刹那的で深い考えに基づかない怒りや恐怖、嫉妬、見せかけの正しさや大義、あるいは利己的な欲求などさまざまな誘引に導かれ意思決定を行うことで、コミュニティ全体が不利益を被る政治状況を指す。
「21列」って「前から21個目の席」って意味なのか…「左から21個目の席」だと思ってた…Excelもそうだし
もともと西欧啓蒙思想に親和的で、JSミルの「自由論」は実は座右の書なんだけど、ミル(というか西欧啓蒙主義一般)が表現の自由擁護の根拠として挙げる「思想の自由市場」っていう概念はこと政治的言説に関する限りは完全に間違ってると認めるしかなくなってるよなあ。
科学技術の論文とかなら、「飛行機の飛ばし方」が間違ってたら現に飛ばないんだからそりゃ真実が勝利するんだろうけど、即座に一対一対応で正しさが明らかにならない政治的主張だと、真実性よりもそのときに人目を引く言説が有利で、むしろそれは真実であるよりも嘘のほうがより広まりやすい、とさえ言えるんじゃないのかね現状見てると。
そりゃあいろんな失敗を積み重ねればいつの日か穏当な政治的言論が真実であった、と認められるときがくるのかもしらんけど、その前に人が死にすぎるし認められるときはとうとう来ない可能性すらある
国語教育。武蔵野大学准教授。博士(教育学)。文法教育が他領域と関連をもてていない原因を歴史的に研究しています。植民地における言語教育にも興味があります。トムヨークと佐藤天彦がすき。書き込み内容は所属組織と無関係です。