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こちら『舞踊における美への視点』(1988刊)は琉球舞踊を題材に、その「美しさ」を科学的に研究した論文。
人が舞踊を鑑賞した際に感じる印象を言語化して測定し、それを分析して評価の尺度を図式化。
これにより舞踊鑑賞の”認知構造”を解明していきます(論文なので用語が難しいですね…)。
(続く)→

【再度のお知らせ】
来週のイベント、ツバメ舎さんの「お年賀ハンコ・ワークショップ」。
来年は巳年なので、沖縄の伝統玩具「指ハブ」をモチーフに、素敵な年賀状やポチ袋を作りましょう。
まだ残席がございますので、このチャンスをお見逃しなく!
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沖縄のお茶とお菓子のお土産付き
参加費:税込 ¥4,000
ご予約は mameshobo@icloud.com まで「メール」にて。
お名前・電話番号・希望日時を書いてお申込みください。
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開催日時:
①11月14日 (木) 10:30〜12:30 (残席1)
②11月14日 (木) 14:00〜16:00 (残席あり)
③11月17日 (日) 10:30〜12:30 (×満席)
場所:まめ書房 (神戸市東灘区岡本1-12-26-105)
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(続き)→ 登場する女性は65名、移民先はペルー・ボリビヤ・アルゼンチン・ブラジル・ハワイなど。
豊かとは言えない土地での彼女達の苦労は、並大抵ではありません。
入植地の開拓や農園での重労働、行商や飲食店の切り盛り。
そして大人数の家族を抱えての家事や子育てにも奔走します。
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病気や災害・文化の違いに悩まされながら、沖縄出身者同士で助け合い、土地に根をおろしていく姿は逞しく、感動的。
一方で、女性という理由で様々な制約を受け、犠牲を強いられる場面も多くあります。
近代沖縄の女性達が海外で歩んだ道の険しさが浮かび上がる、貴重な記録と言えるでしょう。

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沖縄では、明治の後半から海外へ新天地を求めての「移民」が始まり、移民者の数は戦前だけで7万人を超えたそう。
こちら『沖縄移民女性史』は1979年の刊行、当時の沖縄県婦人連合会が大正〜昭和(戦前・戦後)にかけて海外へ渡った女性達に取材し、その足取りと暮らしを記したレポートです。
(続く)→

(続き)→ しかし調査中に、宮城さんは森の中で大量の米軍廃棄物を発見。
それらは火薬入りの弾丸や放射性物質を含む部品など、危険かつ環境に悪影響がある物でありながら、日本政府もほぼ見て見ぬフリをしていたのです。
宮城さんはそれらを一人で回収・公表し、様々な抗議活動を行なってきました。
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今日(2024.11.3)の沖縄タイムスによると、ようやく政府がこれら廃棄物を回収調査すると決めたよう。
宮城さんの活動により「事実上、廃棄物の存在を認め、対処せざるを得なくなった形だ」(タイムス記事)。
日本の自然を壊す米軍、抗議できない政府。
犠牲になるのは、もの言えぬ生き物達の命です。

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以前もご紹介した『ぼくたち、ここにいるよ』。
沖縄島北部”やんばる”の森に生息する生き物達を紹介する、素晴らしい写真絵本です。
著者の「アキノ隊員」こと宮城秋乃さんは蝶類の研究者で、長年やんばる山中の生き物と環境を調査し、高い評価を受けています。
(続く)→

(続く)→ 王政を解体され外交権も取り上げられる琉球、日本と清国の駆け引き、琉球藩の設置から沖縄県へと統治を強行する日本。
そんな状況を当時の新聞・雑誌がどう捉え、伝えたか。
豚や亀などになぞらえ風刺的に描かれた漫画を、本書は丁寧に紐解いていきます。
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この時代、琉球や清への眼差しは露骨に差別的ですが、日本やその政府要人も時に醜く描かれ、容赦ない皮肉と笑いの対象となります(その点は政府に媚びる現代の某漫画とは大違い)。
漫画を通じて明治のアジア情勢と、日本人の「琉球観」が窺い知れる、興味深い研究書です。

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明治初期、日本政府は武力を背景に琉球国を強制的に廃し、日本に統合。
これを「琉球処分」といいます。
こちら『絵とき「琉球処分」と東アジアの政治危機』は、当時の情勢を描いたユニークな風刺漫画を手がかりに、琉球処分の実態と日本〜アジア諸国の関係を読み解く一冊。
(続く)→

(続き)→ 登場するのは、首里城に関わってきた多種多様な人々。
博物館の学芸員、漆器や紅型の職人、組踊りの伝承者に泡盛の蔵元当主。
王朝時代に材木を提供した国頭村や、遠く久米島や与那国島の方々まで。
それぞれの首里城との関わりや、想いが語られます。
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また戦時中日本軍が首里城地下に作った第32軍司令部壕や、米軍統治時代に首里城跡に建てられていた琉球大学の事、そして今も続く再建工事の工夫と工芸技術の継承についても。
歴史の光と影を纏いながら、首里城が沖縄の人々の心に様々な形で存在してきた事が浮き彫りとなる、優れた一冊です。

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2019年10月31日の首里城火災・消失から、今日で5年と1日が経ちました。
写真左『首里城 象徴になるまで』(2021刊)は、地元の新聞「沖縄タイムス」が首里城に関わる人々に取材し、2020年の1月から12月まで連載した記事をまとめたルポルタージュです。
(続く)→

(続き)→ 沖縄伝統の骨壷であり誰もが還る場所である「厨子甕」など、力強さの中に安らぎや優しさを内包する作品の数々に、ぜひ触れてください。
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会期:2024年 11月22日(金)〜27日(水)
11:00〜19:00 期間中無休 作家在廊日:22日(金)

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【11月のイベントのお知らせ】
『みんなここにかえる 山川亜貴 作品展』
沖縄島最北端、亜熱帯の森が広がる国頭村 奥にて作陶する山川亜貴。
その作品は、沖縄古来の死生観から発想した形と、釉薬の有機的な表情により、唯一無二の存在感を放つ。
(続く)→

【11月のスケジュールのお知らせ】
11月14日(木)は終日お年賀ハンコワークショップ開催・店舗は休業。
17日(日)は午前中のみ同イベント開催・店舗は13:30より通常営業となります。
そして22日(金)〜27日(水)は「みんなここにかえる」山川亜貴 作品展を開催!
こちらは期間中無休です、どうぞお楽しみに。
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定休日 水・木/OPEN 11:00〜19:00
神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
阪急岡本駅🚶🏻2分 JR摂津本山駅🚶🏻5分
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『生命の風(ヌチヌカジ) 新里竜子 新里義和 二人展』、先ほど終了しました。
沢山のお客様にご来場いただき、感謝しています。
誠にありがとうございました!
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新里竜子さんの作品は、引き続きまめ書房にてご紹介してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
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好評開催中の『生命の風(ヌチヌカジ) 新里竜子 新里義和 二人展』。
いよいよ今日(10/30)が最終日です!
沖縄の森や海に溢れる生命と共存し、共鳴して生まれた二人の作品。
本日19:00まで、どうぞお見逃しなく。
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『生命の風(ヌチヌカジ) 新里竜子 新里義和 二人展』、本日(10/29)も開催中。
こちらは義和氏の手になる作品。
沖縄の海を思わせる鮮やかなブルーが、白い磁土に映えるマカイ(碗)です。
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他にも、土の地肌と釉薬のコントラストが目を引く小皿や酒器など、ユニークな作品が並んでいます。
会期は明日30日まで、どうぞお見逃しなく!
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(続き)→ 丁字風炉は、上の釜と下の炉の2段構成。
まず釜の蓋を開け中に水を張り、丁子(クローブ)を入れます。
そして炉に炭(現在ならキャンドルでも)を入れて火を焚くと、上の釜が加熱され、丁字の香りがお部屋に広がるのです。
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また丁字の香りには消臭・防虫効果もあり、また丁字が釘の形をしている事から魔除けの意味もあったとか。
そんな王朝時代の風雅な道具が、新里竜子氏の手になる美しい装いでよみがえりました。
あなたの暮らしに、取り入れてみませんか。

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『生命の風(ヌチヌカジ) 新里竜子 新里義和 二人展』、本日(10/28)も開催中。
こちらは竜子氏の手になる「丁字風炉(風呂とも)」。
琉球王朝時代、首里王府の人々は丁字風炉でハーブを焚いて、香りを楽しんだそう。
まさに、琉球版アロマポットですね。
(続く)→

(続き)→ 魂が暮らす家として作られた厨子甕には、あの世でも豊かで平穏に過ごす事を願う、沖縄の人々の想いが込められています。
新里竜子氏・義和氏それぞれの発想で新たな形を得た厨子甕を、ぜひご覧ください。
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会期:10月30日(水)まで 11:00〜19:00 期間中無休

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『生命の風(ヌチヌカジ) 新里竜子 新里義和 二人展』、本日(10/27)も開催中。
こちらは厨子甕(ずしがめ/ジーシガーミ)、沖縄の伝統的な骨壷です。
沖縄の古い風習では、洗い清めた死者の遺骨を、豪華な装飾を施した厨子甕に入れて墓に納めていました。
(続く)→

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