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こちらは昨日(11/2)の写真。
沖縄・那覇にて「市場の古本屋 ウララ」を営む宇田智子さん(写真右)のトークイベントの様子です。
ただし場所は沖縄ではなく、大阪梅田・阪神百貨店。
同店で開催中のイベント「NeoTradオキナワ ”マチグヮー〈市場〉”」に、ウララさんも沖縄から参加中なのです。
宇田さんは今日もおられるそうなので、お近くの方はぜひ!
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カバー写真も美しい「沖繩文化史辞典」(1972刊)は、沖縄の”歴史と文化”に特化した辞典。
コンパクトなサイズに、服飾・食物・住居・調度、社会制度・信仰・芸能・言語…など、15分類・約800の項目を収録。
貴重な写真やイラストも豊富な、”読んで楽しめる”辞典です。
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執筆は、沖縄の歴史・民俗・美術・文学・芸能などの第一線の研究者18名。
項目はあいうえお順に配列されるため、ぶようしょうぞく(舞踊装束)・ブリチョッチョイ(子どもの遊戯)・プール(八重山の収穫祭)が同じページに並んでいたりして、つい目的外の項目にも目を奪われてしまいます。
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付録には、年中行事や祭祀の年表、指定文化財の一覧、琉球王府の官制図などの資料も。
また刊行が沖縄の日本復帰直前という事もあり、序文には当時の沖縄の人々が抱いた希望と、郷土への熱い想いが綴られます。
琉球・沖縄の歴史と文化の魅力が詰め込まれた、まさに宝箱のような一冊です。
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【11月のスケジュールのお知らせ】
11月のまめ書房は、平常通り水曜・木曜が定休日です。
23日(木祝)は終日「お年賀ハンコワークショップ」開催につき、書店営業はありません。
24日(金)は午前中は同ワークショップ開催、13:00より通常営業となります。
皆さまのお越しを、お待ちしています。
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まめ書房 - 沖縄の本と工芸
OPEN 11:00〜19:00
定休日 水・木曜
神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
阪急岡本駅から徒歩2分 JR摂津本山駅から徒歩5分
Tel. 090-8209-3730
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灰谷健次郎氏の手になる児童文学の傑作「太陽の子」。
舞台は1970年代の神戸、主人公は小学6年生の明るく元気な少女・ふうちゃん。
沖縄生まれの両親が営む沖縄料理店「でだのふあ」では、神戸で働く沖縄出身者が夜毎集まり、ふうちゃんとの関西弁による楽しい語らいが続きます。
しかし…。
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やがて見えてくるのは、優しいお父さんらが沖縄戦で受けた、深い心の傷と終わらない悲しみ。
そして沖縄への差別が残る社会。
それらと向き合い、沖縄を知ろうとするふうちゃんの真っ直ぐな心と、傷を抱えながらも彼女を守り、また彼女に勇気づけられてゆく仲間達の姿に、心が揺さぶられます。
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“知らなくてはならない事を、知らないで過ごすような勇気のない人間、卑怯な人間にはなりたくない”
作中でのふうちゃんの決意に、私達はいつまで耳を塞ぐのでしょうか。
本当に沖縄の事を知るべきは、戦中・戦後と沖縄を犠牲にし、ふうちゃん達を傷つけてきた私達のはずです。
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琉球料理の第一人者、山本彩香さん。
約15年前の彼女への貴重な取材記事が「山本彩香 とー、あんしやさ」(2023)として刊行されました。
著者は「アメリカのパイを買って帰ろう」等で知られる駒沢敏器氏(2012年逝去)。
山本さんを”沖縄の母”と慕い尊敬する氏が、情熱を込め書き残した一冊です。
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1935年に生まれ、2歳にして那覇の遊女だった伯母の養女となり、伝統料理の味を覚えた事。
女中奉公や踊り子となっての苦労、結婚・出産・離婚。
やがて本格的に琉球舞踊を学び名手となるも電撃引退、琉球料理の道へ。
山本さんの波乱の人生と、その折々にあった、思い出の料理が紹介されます。
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語られる言葉の一つ一つから、食材への愛情や先人への敬意、幅広い知識と哲学が感じられます。
伝統を正しく知り伝え、同時に新たなアイデアも加える山本さん。
その凜とした姿勢は、読者の目に眩しいほど美しく映ることでしょう。
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日本最西端の島・与那国の漁師の姿を追った、ドキュメンタリー映画「老人と海」(1990年公開/監督:ジャン・ユンカーマン)。
その映画と同時に企画・製作された書籍が「老人と海 与那国島」(写真右・1990刊)です。
写真家・本橋成一氏が2年に渡り撮影し、独立した写真集として完成させました。
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たった1人で200キロのカジキに挑むベテラン漁師、”じいちゃん”こと糸数繁さん(当時82歳)。
港に上がった大きな魚を捌く、逞しいおかみさん達。
老若男女全員が熱を上げる、海神祭のハーリー(爬竜船競争)。
80年代末の与那国の漁村の暮らしが、カラーとモノクロで鮮やかに焼き付けられています。
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本橋氏は写真集「ふたりの画家 丸木位里・丸木俊の世界」「サーカスが来る日」や、チェルノブイリ被災地の記録映画「ナージャの村」の監督としても知られる、骨太の作家。
本書もその個性が発揮された、力強い陰影を持つ作品です。
なお、映画のDVD(写真左・中古)もありますので、併せてぜひ。
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「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展、無事終了しました。
たくさんの方のご来店、誠にありがとうございました!
獅子たちを通じて、沖縄と世界の繋がりを感じていただけたのではないでしょうか。
まめ書房では、引き続き若山さんのユニークな手彫り石獅子をご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いします。
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-jin

大好評の「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展も、いよいよ今日(10/25)が最終日!
19:00まで皆様のお越しをお待ちしています。
スフィンクスからシーサーまで、世界の国々のユニークな獅子たちに、ぜひ会いにいらしてください🦁
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-jin

ただいま開催中の「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展より、アジアの獅子2体をご紹介。
1枚目はインド・アショーカの獅子柱頭。
4頭の獅子が背中合わせに並んだ、インドを代表する獅子像です。
2枚目はシンガポールのマーライオン。
上半身は獅子、下半身は魚というユニークな姿で有名ですね。
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本展は明日25(水)まで、どうぞお見逃しなく。
11:00~19:00 期間中無休
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-jin

本日も開催中!「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展。
写真はシリアの遺跡都市・パルミラの獅子像です。
大きく口を開けた力強いフォルムは、迫力満点🦁
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本展は明日25(水)までです、どうぞお見逃しなく。
11:00~19:00 期間中無休
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-jin

開催日時:
①11月23日 (木祝) 10:30〜12:30
②11月23日 (木祝) 14:00〜16:00
③11月24日 (金) 10:30〜12:30
場所:まめ書房 (神戸市東灘区岡本1-12-26-105)
参加費:税込 ¥4,000
定員:各日とも6名様・予約制

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【11月のイベントのお知らせ】
毎年恒例、ツバメ舎さんの「お年賀ハンコ・ワークショップ」。
来年は辰年という事で、琉球王朝のシンボル「龍柱」がモチーフです!
ご参加お待ちしています😊
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龍柱や首里城・瑞雲の消しゴムハンコを彫って、可愛らしい年賀状やポチ袋を作りませんか。
難しいところは、ツバメ舎さんのお手伝いがあるので大丈夫。
お土産として、沖縄のお茶とお菓子も付いています。
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ご予約は mameshobo@icloud.com まで「メール」にて。
お名前・電話番号・希望日時を明記してお申込みください。
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本日も開催中!「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展。
スフィンクスからシーサーまで、世界の獅子像が大集合。
写真はスペインはアルハンブラ宮殿の噴水獅子です。
口から水を出す獅子像は他の国々にもあり、沖縄のシーサーも火山(フィーザン=火災の原因)に対抗するための水属性の獅子、という考え方もできそうです🤔
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25(水)まで 11:00~19:00 期間中無休
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-jin

本日(10/22)の「石獅子探訪記」のトークショー、終了しました。
若山大地さんによる石獅子の歴史や琉球石灰岩の解説。
web参加の恵里さんは、沖縄・喜友名から8体の石獅子を生レポートしてくださいました!
おかげさまで、とても楽しい会となりました。
たくさんのご参加、ありがとうございました!
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-jin

本日も開催中!「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展。
スフィンクスからシーサーまで、世界の獅子像が大集合。
写真1枚目はカンボジア・アンコール王朝の獅子。
写真2枚目は古代シュメールの獅子像です。
今日(22日)も若山さんが在廊してくださっています〜😊
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25(水)まで 11:00~19:00 期間中無休
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-jin

開催中の「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展。
本日21(土)と明日22(日)は作家在廊日。
沖縄より若山大地さんが来てくださっています。
いろいろなお話が聞ける貴重な機会を、お見逃しなく!
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25(水)まで 11:00~19:00 期間中無休
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-jin

本日も開催中!「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展。
スフィンクスからシーサーまで、世界の獅子像が大集合。
写真1枚目は台湾・金門島の「風獅爺」。
写真2枚目はエジプト・スフィンクスの頭部「スフィンくん」。
若山さんの手になる、個性豊かな獅子達です。
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25(水)まで 11:00~19:00 期間中無休
作家在廊日:21(土), 22(日)
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-jin

本日(10/20)より始まりました!
「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展。
世界中の獅子像のルーツと言われるスフィンクス。
ユーラシア大陸を通って沖縄に伝わり、シーサーの元祖となった沖縄の石獅子。
その表情もユニークなライオンロード各国の獅子達に、ぜひ会いにいらしてください。
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25(水)まで 11:00~19:00 期間中無休
作家在廊日:21(土), 22(日)
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-jin

いよいよ明日10月20日(金)より!
「ライオンロードⅢ」若山大地 石獅子展、始まります。
スフィンクスからシーサーまで、世界各国の獅子達が、石獅子となってまめ書房に大集合。
ぜひ会いに来てください🦁
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10/20(金)~25(水) 11:00~19:00 期間中無休
作家在廊日:21(土), 22(日)
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10/22(日) 16:00〜「石獅子探訪記」トークショー(要予約)
料金¥600・ドリンク付き
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-jin

ウルトラセブンを苦しめたロボット怪獣「キングジョー」。
その名の由来は、沖縄姓「金城」だとご存知ですか?
命名は沖縄出身の脚本家、金城哲夫氏。
氏こそが、ウルトラマンのコンセプトを考案し、初期ウルトラシリーズのチーフライターを務めた”ウルトラマンの父”です。
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「金城哲夫 ウルトラマン島唄」は、金城氏のTV界での活躍、沖縄への突然の帰郷、そして夭逝までの、波乱の生涯を追う伝記。
希少本ですが、幸運にも入荷できました。
著者の上原正三氏も沖縄出身の脚本家で、共にウルトラシリーズを支え、戦隊ヒーローやロボットアニメなども手掛けた名手です。
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本書では、ウルトラマンの誕生秘話や円谷プロとの涙の別れ、帰郷後のアイデンティティの葛藤などを克明に描写。
また氏が幼い頃体験した沖縄戦も、母・鶴子の手記から再現。
沖縄と日本の掛け橋となる事を夢見た金城氏。
これはその希望と絶望を鮮烈に描いた、同志・上原氏による鎮魂の書です。
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