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先月の沖縄出張にて仕入れた、『琉球みやらびこけし』。
障がい者支援施設「太希おきなわ」入居者の皆さんが、削り出しから絵付けまで丁寧に手作りした逸品です。
鮮やかな紅型を纏った琉球舞踊の踊り手や、頭に籠を乗せて魚を売り歩く糸満娘など、どれも表情豊か。
(続く)→

(続き)→ 火だるまになった児童らは水飲み場まで走り、次々と生き絶えたそう。
他にも、50年代から今現在まで、沖縄では米軍・米兵による悲惨な事故や犯罪が絶えません。
戦後、本土では反対運動により米軍基地が減少、そのぶん沖縄に皺寄せがいき、沖縄の負担が増えていった事も背景に。
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無くならない米軍の事故と犯罪、そして基地。
日米政府が沖縄に過剰な負担を強いてきた歴史を、県外の私達はどれほど知っているでしょうか。
それらに無関心なまま、黙認しているのが今の私達です。
強引な基地建設に反対し、声を上げる沖縄の人々を批判・揶揄する資格など、私達にはありません。

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65年前の今日・1959年6月30日、米軍嘉手納基地の戦闘機が石川市(現うるま市)内に墜落。
炎上した機体は民家を押し潰し、宮森小学校の校舎に激突。
児童を含む18人が死亡、210人が重軽傷、校舎5棟・民家25棟・公民館1棟が全焼または半焼という大事故でした。
(続く)→


【7月のスケジュールのお知らせ】
7月は平常通り水・木曜が休み、他の日は全て営業します。
素晴らしい沖縄の本と工芸品をご用意して、皆様のお越しをお待ちしています!
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定休日 水・木/OPEN 11:00〜19:00
神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
阪急岡本駅🚶🏻2分 JR摂津本山駅🚶🏻5分
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(続き)→ もしこれが6月16日の県議会選挙より前に明るみに出ていれば、基地容認の自公系候補には逆風となったでしょう。
それを恐れた政府・関係各所が、事件を隠していたと疑う見方も。
いずれにせよ、日米政府からの、沖縄への公正さに欠ける態度がまたも露見しました。
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そして何より、戦後米兵による性暴力や犯罪がどれほど繰り返されても、沖縄への基地の押し付けを止めず”容認”してきたのは、県外に住む私達です。
この恥ずべき”共犯関係”を改めぬままで、私達は沖縄の人々に、どんな顔を向けられるというのでしょう。

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6月25日に報道された、沖縄の米軍兵士による16歳未満の少女への誘拐・暴行。
あまりに酷い犯罪です。
しかもこの事件は昨年12月に発生、県警と米側の合同捜査で容疑者が判明し、今年3月には外務省も米大使もこの件を把握していたのに、玉城知事への報告が一切無かったそう。
(続く)→

こちらは先週末の出来事。
書籍『石獅子探訪記』の著者・若山恵里さんが、沖縄よりお立ち寄りくださいました!
恵里さんの夫・大地さんは、まめ書房でも人気の「手彫り石獅子」の作家。
この本では、ご夫婦が訪ね歩いた沖縄に現存する古来の石獅子約130体が、詳しく紹介されています。
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せっかくなので『石獅子探訪記』に恵里さんのサインをいただきました。
実は以前、大地さんの石獅子展を開催した際に大地さんのサインを書いてもらっていたので、時間差でお二人のサインが並ぶことに😉
迫力があってどこかユーモラスな石獅子達。
この本を片手に、ぜひ会いに行ってみては?
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朝ドラウォッチャーのホリーニョさん・ももたさん・やまちさんによるX /スペースでの『ちゅらさんトーク』。
今夜(6月24日)、22:00スタートです😊📻
twitter.com/i/spaces/1RDxllyLk
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まめ書房からは、ドラマに登場する沖縄の文化・歴史や新たな発見など、まめ知識をお伝えします。
今週も、病院に現れる恵里の…😱?など、気になるものがありました。
お楽しみに!
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(続き)→ 何度でも言いますが、戦争とはただ兵隊が撃ち合うとか空襲にあうだけではありません。
味方の兵士からスパイと疑われ殺される、子どもが地雷を背負い戦車に特攻させられる、親が我が子を締め殺せと強要される、マラリア発生地に強制疎開させられ罹患して死ぬ…。
沖縄の人々が味わった地獄、沖縄県外の私達こそがきちんと知っておくべきです。

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6.23(慰霊の日)が終わっても、沖縄戦は終わっていません。
今も沖縄には心身に重い傷を持つ方々がおられ、地下には大量の不発弾と戦没者の遺骨が残っています。
一方で沖縄戦で日米両軍が住民に加えた凄まじい危害の数々は、県外では知る機会も少なく、塗り消されようとさえしているようです。
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写真の本は、沖縄県知事も務めた大田昌秀氏が著した、沖縄戦関連の書籍。
自身も鉄血勤皇隊として10代で沖縄戦の”あらゆる地獄”を味わった大田氏。
これらの本を通して、戦争の醜さや軍の欺瞞を暴き、自身への反省と平和への想いを語り、私達への熱いメッセージを残してくれています。
(続く)→

(続き)→ 6月22〜23日にかけ、牛島中将ら日本軍の司令官達が自決。
しかし彼らは「降伏」をせず、残る兵士に徹底抗戦を指示。
結果、泥沼のゲリラ戦に移行し、敗残兵による住民への暴行・食糧強奪・スパイ視による殺害などが起こります。
国頭では10月2日まで抵抗し続けた部隊も。
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沖縄では住民も現地徴用され陣地建設などに協力、そのため軍の内情を知る事となり、住民や負傷兵が捕虜になれば情報が敵に漏れると危惧した軍は「捕虜になるな、自決せよ」と強要。
投降しようとした住民に日本兵が発砲するなど、住民は日米両軍から追われ、6.23以降も混迷と惨劇が続いたのです。

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「慰霊の日」の今日6月23日は、沖縄戦で日本軍の”組織的戦闘”が終わった日。
こちら『沖縄戦新聞』(2005刊)は、当時の出来事を現代の資料を元に記事化した新聞で、この日の見出しは「沖縄戦事実上の終結」。
しかし沖縄ではその後も凄惨な”非組織的”戦闘が続き、8月15日を過ぎてなお死傷者が。
(続く)→

沖縄戦の「ひめゆり部隊」に関しては多くの書籍がありますが、ぜひお勧めしたいのがこちらの3冊の手記集。
『ひめゆりたちの春秋』では、戦前の女学生達の楽しい寄宿舎生活が綴られ、徐々に軍国主義が迫る様子も。
『続・〜』では戦後の収容所生活から、各自の”第二の人生”を歩む様子が描かれます。
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また『ひめゆりたちの「哀傷歌」』は、彼女らが詠んだ短歌を取り上げ、沖縄戦の様子や戦後の暮らし・当時の気持ちを浮かび上がらせます。
歌に込められたひめゆり達の心の痛みと想いの深さが、時を超えて私達の心を大きく揺さぶります。
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NHKの番組「ザ・ライフ」の特集『遺された声 〜女子学徒100本の録音テープ〜』。
沖縄戦に「ひめゆり部隊」などとして従軍し、生き残った女性達の証言を取り上げた番組です。
沖縄・九州のみでの放送でしたが、今なら配信サービスの「NHK+(プラス)」で視聴できますので、可能な方はぜひ。
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(続き)→ 写真で腕を吊り目がうつろなのは、食糧を奪おうとした日本兵から暴行を受け、肩を脱臼し目や頭に大怪我を負ったせい。
また血まみれの服は、壕に脱ぎ捨た物を米兵が持参、写真を撮る際にわざわざ着せたのでした。
同じく大田氏の著書『沖縄戦を生きた子どもたち』(2007刊)に、これらの詳細が。
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“友軍”にさえ危険を感じ、息子を守ろうと女装させた父親。
たとえ少女だろうと殴りつけ、食糧を奪った日本軍。
血のついた服を着せ、演出して写真を撮った米軍。
戦争とは、単に兵隊が撃ち合うとか空襲にあうだけではない、もっと残酷で醜いものだと、この”少女”の目が訴えているようです。

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大田昌秀氏の名著『これが沖縄戦だ』(1977刊)。
表紙の写真は79年前の今日・6月21日に米軍が撮影し、”うつろな目の少女”として有名に。
しかし大田氏は後に、生きていたこの少女と面会、何と男性だった事を知ります。
日本兵から手荒な事をされぬよう、親の指示で少女に扮装していたのです。
(続く)→

(続き)→ 今号の「日記」は、今年2月から5月15日までの記録。
連日の抗議活動が続く辺野古。
自衛隊がミサイル配備を進めるうるま。
辺野古を埋め立てるために、沖縄戦の遺骨が眠る土砂まで掘り起こされる糸満・熊野鉱山。
同じく埋め立てのため、自然豊かな山が無惨に削られる本部町・塩川/安和。
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各地に足を運び、現実と向き合い、傷つきながらも、うみさんは想いを書き続けます。
そこには自分自身への迷いや内省があり、沖縄とどう向き合うべきか真剣に悩むうみさんの姿には、胸を打たれます。
沖縄からうみさんが絞り出すように発してくれた言葉、多くの人の心に深く響くはずです。

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沖縄から、ZINE『うみかじ』8号が届きました。
内地生まれの”うみ”さんが単身沖縄に渡り、辺野古をはじめ社会問題の現場に立ち、見たもの・感じた事を綴るフリーペーパー。
うみさんの真っ直ぐな瞳に写し出されるのは、”本土”に住む私達こそが知っておくべき、沖縄と日本の実態です。
(続く)→

本の情報サイト『好書好日』の連載コラム「本屋は生きている」にて、まめ書房を取り上げていただきました!
丁寧に取材・執筆してくださったのは、『離島の本屋』など多くのノンフィクションの著者である朴順梨(ぱく すに)さんです😊
リンク👉book.asahi.com/article/1529644
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記事には、まめ書房を始めるに至った経緯や、この店を通して目指している事、沖縄県外で「沖縄本専門店」をやる理由などが、とても詳しく書かれています。
朴さん、本当にありがとうございました🙋🏻‍♀️🙋🏻‍♂️
記事の末尾には私が選んだ「沖縄が見える3冊」の紹介もあり。
ぜひご一読ください!
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(続き)→ ただ埋もれた骨を掘り出すだけでなく、遺骨の姿勢や破損状態・周囲の遺物なども検分し、どんな人が、どのような状況で、どんな最後を迎えたのかを明らかにしていく具志堅さん。
まさに、遺骨が沖縄戦の実態を語る”証言者”となるのです。
監督の奥間勝也氏も沖縄出身、新進気鋭の映画作家です。
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ぜひぜひ、多くの方にご覧いただきたい映画です。
上映館・期間などは、サイトにてご確認ください。
closetothebone.jp
また具志堅さんの著書『ぼくが遺骨を掘る人「ガマフヤー」になったわけ。』も、ご一読をおすすめします。

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