【お知らせ】明代の中国江南をモチーフにしたまちづくりゲーム「水都百景録」の同人誌をBOOTHにて頒布しています。史書に載らない、市井に起こり伝えられた物語といった風の6つの短編小説を収録。詳細はリンク先をご覧ください。もれなくついて来る読書案内おまけペーパーは(今回の短編集で活躍した)明末の文人・馮夢龍の特集です。
https://group-kolbitar.booth.pm/items/5094707
なお以下のイベント@東京ビッグサイトにも参加を予定しています。宜しくお願いします🍁
・10/15(日)TOKYO FES Oct.2023【東6ホール ワ28b】
・11/23(木)COMIC CITY SPARK 18
親父のブログを本にする:その4
金曜日は平日の睡眠不足の影響で昼過ぎまで寝てしまい、起きて2時間ぐらいで慌てて親父のブログを本にする企画書を作成して帰省。さっそく親父に企画のプレゼンをしたところ、1:まえがきのつもりで大昔に書いた文章があるのでそれを入れたい、2:写真は口絵ではなく本文に入れて欲しい、3:乗った自転車の種類と仕様も書いておきたい、などの要望を受け、当該自転車の写真を撮り、当時準備していた地図なども借り出して帰って来た。表記揺れ修正が大変で沈没しているのと、地図をゲットした以上国道の表記などもチェックできることになってしまったので、とりあえずは自分の薄い本を印刷所に送ってから本格的に取り掛かることにする。
いや、安請け合いしたけど、結構大変…
親父のブログを本にする:その3
Pagesの仮組みでゼロ校。直しきれなかった英数字の表記揺れだの、第二弾で直す予定の「――」の表記揺れだのをわんさか発見。とても内容のチェックまでは手が回らぬ。それはそれとして、フォントは、私的な旅行記なので、あまり公的な印象がなく、澄ましているが油断しているといきなり距離を詰めてくる感じに親しげな貂明朝を第一候補とすることにした。
印刷所の候補をいくつか見繕って資料請求していた印刷見本も届く。私家版で部数はほとんど刷らない筈なのと本文に毎ページカラー写真を入れる可能性があるので、ほぼオンデマンド一択だが、オフセットと比べるとどうしても印象がトゲトゲしがちで、うーんどうしたものかなーと唸っている。お盆に帰省する時までに企画書を作って了承を得たいのだけれど…
多分私が書いた二次創作小説の感想と思われる文章をお見かけしたところ、多分『醜聞の作法』への言及があり、比較されるにしたって出来が違いすぎるがなと思いつつ、そう言えばずっと読み返してなかったなと思って久しぶりに再読して、おもしれーに打ちのめされて頭抱えて寝込む羽目に。(脳みその調子が面白い小説を難なく読めるほどにはまだ万全ではない)以前読んだ時は、ラストの結婚式で「本当の」方がいきなりお話方面に突っ込みすぎでは?と思った記憶がうっすらあったけど、「本当の」もお話じみてくることで元々信用ならなそうな「私」もますます信用できなくなって、三方等しく虚実不明!となって文字の海に還っていくので、そういう話になるのだな。あと、本文中に一箇所だけ時点が明記されているの、ラストまで読んで「ああ…!」と感慨に浸る訳だけど、講談社版だとカバーの装丁にその日の記事?が引かれているのに今更気がついた。
ということで、似てるかと言われると、いややっぱり似てないよ…?が結論ですが、久しぶりに楽しい読書ができて良かったです。「似てるか…?」で色々考えてみたことは、つなげるかもしれないし、つなげないかもしれません。
親父のブログを本にする:その1
父親の米寿の祝いにプレゼントを準備するはずが夏バテしてそれどころではなかったので、苦し紛れに「父が昔書いていたブログを紙の本にする」を贈ることを思いついた。結局お祝い会は甥っ子が熱を出して流れてしまったのだが。
実のところは、そろそろ自分が次の薄い本を出すのでInDesignを1月分購入するついでにやってみよう位の軽い気持ちで、どれぐらいの分量になるかもよくわからなかったので、まずはブログのテキストをScrivener にコピペして字数を数えてみた。大体400字詰原稿用紙で120枚ぐらい。まあまあいい感じの薄い本になるボリュームだ。あとは表記揺れを修正して誤字脱字をチェックすれば…と思ったんだけど。
内容が奥の細道を自転車で踏破した記録なので、RなんとかRかんとかと国道が腐るほど言及されている。校正、これ確認しないとダメだな? 年号とか古典引用も確認しないといけないやつじゃね…? オレ日本史も古文も忘却の彼方だが…?
と今更ながら青ざめている。ほいほい安請け合いする前に気づけ。まあ書いてみたい創作小説のために復習する必要性は薄々感じていたので、この夏は奥の細道読み直して色々調べるか…
といったことを時々書いていくと思います。
マキノヤヨイです。創作集団こるびたるの中のひと(もしくは外のひと)。ここは、主に創作活動のゼミ発表的な使われ方をしている場です。