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「海月」後書き語り(2/n) 

今回、書きながら「自分、もしかして固まらない茶碗蒸し作っちゃってる…?」とずっと心配だったが、一応固まっているのではないかと思えて来た。他の書き方はあると思うけど、この書き方だとこれ位の長さは必要だったのかも。

ちなみに今回事前に書いたメモは大体こんな感じ。プロットはなく、ほぼアイデア一発勝負だった。「笑府」で詩にも役人言葉を求めてしまって馬鹿にされている彼を馬鹿にしない書き方で書きたいという気持ちは最初からあった。
あとは4周年イベントを題材に書くことかとは自分でも思ったけど、江南/水都ならまあ全然ありだなと思って考えてみた「航海から帰って来ない人はどれぐらいいたのだろう」という疑問。『セルデンの中国地図』の著者ティモシー・ブルックの『フェルメールの帽子』によると、フェルメールの時代のオランダだと海外に行った人の3人に2人は帰ってこなかったらしいので(移住先に骨を埋めた人含むだけど)、15世紀前半の中国だとどうなのかと。宣徳帝が「あいつら暇してるから土木工事させとけ」と言った兵士の人数と軍団のフル定員の比率が大体1/2と1/3の間なのだけど、それを「帰国した兵士の人数」に援用できるのかは分からんしな…みたいなことをうだうだ考えたりはしていた。結局よく分からない。

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ふと、以前『両京十五日』での鄭和評「その人となりは忠直耿介」に触発されて書いていた「鄭和「忠直」考(初稿)」を読み直していて今更気づいたんですけど、『両京十五日』を経由すれば朱瞻基自身の経験として、鄭和に「汝は忠直」と呼びかけることができるのでは…?
史書(明実録とか)を読む限りだと、私はどうしても「朱瞻基、祖父に向けられた忠直を横取りしてねーか…?」という気持ちになってしまって微妙なのだけど(求めるものはほぼ常に得られる生まれながらのお坊ちゃんが割と自分に都合のいい時だけ手のひらクル〜してる感じがある)、『両京十五日』が間にはさまるなら全然そんなことないですね。実際身をもって鄭和の「忠直」を経験してるものね、朱瞻基。馬伯庸天才か…
(まあ、『両京十五日』の鄭和さんの役どころは「いられると主人公が活躍できないから消えてもらう、本来その事件に関する責任と権限を持った大物」以上ではないので、そこは話の本筋では全くないです)

crepu.net/post/5887470

外に出たら散歩日和の霧雨だった。わーん休暇が余っていたら休むのに…

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布団からは何とか出たので、仕事したくねー!と気合いを入れて仕事に行ってくる。

元々、睡眠さえ十分取れていれば肌はツヤツヤになりがちなタイプではあるのだが(逆に他の手法はあまり効かない)、一昨日ほぼ眠れなかったので昨日8時間以上寝たところ、ひたすら触り続けていたいくらいの絶妙のぷにぷにふよふよ感になってしまい、我ながら少々気味が悪い。なんで私の顔の皮膚は不意に大福化する気を起こしたのか。大福食べたいから買って来いということ? 確かに触っているうちに大福食べたくなって来たが…

仕事したくねー!
の前に
布団から出たくねー!
と雄叫びする必要が生じてきた。さむい⛄️

💤:
全然眠れなくて凹んでいる。
(今回の原因は、江南の茘枝のお姉さんとこぐまと誰や知らんがガチャで見たことあるお兄さんの謎パズルゲームなので、全面的に自分が悪くて、なお凹む…)

「海月」後書き語り(1/n)

江南百景図4周年イベントで来てくれた肖含珠ちゃん、可愛いけどまあ人間の女の子じゃなくて海の妖怪なんです感が端々に漂っていて、じゃあ本性は何だろうと考えながら書いていた。水陸どちらもOKなので魚ではなさそう、賢いけど一本気で突っ走ってしまう感じ、これは民話だとヘビだな…ウミヘビ? ウミヘビかも!と思いついてウミヘビについて調べてみたり。沖縄で捕まえて燻製にして食べたりするエラブウミヘビはおとなしいけど、毒はハブの何十倍も強くて噛まれると結構死ぬらしい。多分、ウミヘビの姿で船倉に潜んでいたところ、酒の肴にしようとする不届き者が捕まえようとするので怒ってシャーして大騒ぎになって見つかるのではないかと思う。

なお、キャラ紹介の性格のところにある「古霊精怪」という形容は小青ちゃんの説明にもある。水都の訳だと「聡明で勘が鋭い」とあるが、「小鬼」とか「小悪魔」みたいなニュアンスなんだろうか。

※画像は江南のキャラ紹介の該当箇所スクショ。肖含珠も小青も可愛いのでついでに落書きした。

投稿しました!
えらく長くなってしまって首をひねっているけど、島に嵐が来るだけで何が起こるというほどの話でもないので、ゆるゆる読んでいただけると嬉しいです。
そのうち背景とか設定とか語るかも。

fedibird.com/@machino_y/113496 [参照]

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📘「海月」
江南百景図(水都百景録)の二次創作小説です。約18,000字。

江南百景図の4周年イベント棕影島の篝火大会に関する二次創作小説です。鄭和の宝船隊を迎える村長伯伯と肖含珠の話。馮夢龍撰『笑府』の一挿話「書手吟詩(書記の作った詩)」とのクロスオーバー作品でもあります。
村長に見てもらったという肖含珠の篝火大会での挨拶文がちょっと役人風だったので、「笑府の彼が南の島で村長をやっているとしたら」という連想から生まれました。
crepu.net/post/9163857

私のプロフィールの「」みたいなやつだったら、「プロフィールを編集」>「プロフィール』>「注目のハッシュタグ」で設定しました💪

布団構成計画を誤って夜中に暑くて目が覚めて以来、全然眠れずうだうだしているが、明日(というか今日)は日曜日なのだから、1日ゴロゴロデーに設定しておけば無問題なのではという気がしてきた。明るくなってから寝たっていいのだ。

🗒特別展「文永の役750年 Part1:海底に眠るモンゴル襲来―水中考古学の世界」@國學院大学博物館

元寇の沈没船に関する展示ということで、ちょうど沈没した船に乗っていた書記の話を書いていたので見て来た。何もかも参考にならないものはないありがたさだが、船の復元模型が特に助かる。碇がでかい。巻き上げ機多数。梶もでかい。元軍と言っても滅ぼされた南宋軍が編入されていたので実際は当時の江南の船らしい。「南宋は喫茶の文化が栄えていたから船の中でお茶飲んでた軍人もいたかもね」とか解説にあった。バラスト材やかまど用にレンガをたくさん積んでいたらしい。「てつはう」はほぼ当時のクラスター爆弾(中に陶器片とか入れたらしい)で大変恐ろしい感じ。極めて機能的なデザインの硯もあって「書記いるやん!」と興奮したけど、よく見ると割れているし、ここに沈んでいるということは使っていた人もここで亡くなってしまったのだろうな…と悲しくなった。

ちなみに常設展の方も考古と神道(を中心とした日本の宗教と民俗)の展示がすごく充実し、明治以降の皇室関係の展示もあって(國學院は有栖川宮家と密接な関係があったそう)、日本文化に興味のある外国人観光客に紹介しまくりたい感じの大学博物館だった。

museum.kokugakuin.ac.jp/specia

最後まで繋がった――!約17700字!
通読して明らかに変じゃなければ、この週末中に勢いでアップしてしまいたい。でも今は出がらし☠️

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予想どおり午前中で解放されたので小腹を満たしてから博物館へ行く。はじめてのところだけど無事に行きつけるだろうか。

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昨夜長めに湯船に浸かって懐柔したので、私の中の仕事したくねーパーソンはだいぶ心まろやかになってしまい、大っぴらには叫べない気持ちらしく、小声でぶちぶち「でも仕事したくねーんだけどな…」と呟いている。
作業の立会で予定ほど時間はかからないと思うから、終わったら博物館か本屋に行こうね…

帰宅したら土曜日出勤を忘れるかもしれない気がして来たので、夜の私に「明日も出勤だよ☆」とメモを残した。

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今日は金曜日だいえーい!と私の中の仕事したくないパーソンが絶賛盛り上がっているけど、今週は土曜日もしゅっきんなのでまだ開放感に浸らないで…

ドリアン臭い→消臭剤いるね→活性炭?!→活性炭ならヤシガラ活性炭だ!→でも棕影島だと炭作れなくない?→ヤシガラ自体にも消臭効果あるみたいだからとりあえず敷き詰めて帰ってもらって…
…ということで、この「ヤシ糠(ぬか)」って何だろうとずっと思っていたけど、多分ヤシガラのことだよね…?水都/江南ではどの部材に使うんだろ。

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