やはり、いま北海道でアセクシュアルアロマンティックや、トランスジェンダーについてまともなコメントをできる学者を見つけなくてはいけない。いや、せなはも変なことは言ってないが。
<ジェンダーをみつめて>「恋愛感情抱かない」性、知って 周囲に理解されずつらい思い 「他者に性的にひかれない」人も:北海道新聞デジタル https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1034610/
去年、道立女性センターで強制不妊についての講演を聴いたときに、北海道の手術実施数はもっとも多く、行政とか大学の精神科が主導していたと話してた。その先生は昔の資料を読み込んで、実際にどの医師がどの患者に不妊手術をするかを決める委員会にいたのかを調べてて、この大学のこの教室の出身者に多い、ということもわかっている、という話だった。
いま、その大学は自分たちが加担した人権侵害についてどのようにとらえているんだろう? 同じことを繰り返さないためにきちんと学生に教えているんだろうか。
精神科や婦人科は人権や差別や社会の問題に関わることが特に多そうだけど、人権と医療をべつべつに考えられるわけなくない?と思う。
(ちなみに「特例法違憲判決について、優生思想との関連は?」との質問も出た。参加者がたぶんけっこう勉強してるひとが多そうで、講義の内容がよくわからなかった)
とにかく良い判決であってほしい。
7月20日、『ノット・ライク・ディス』(藤高和輝著)の刊行記念トークイベントに登壇することになりました。ジュンク堂書店梅田店の会場参加のほかオンライン視聴もできます。
トランスジェンダーの身体経験を論じるうえで、そしてトランス排除的な言説の問題を考えるうえでもたいへん重要な書籍で、著者の藤高さんとお話しできるのが楽しみです。ご関心ある方はぜひ。
https://honto.jp/store/news/detail_041000098494.html?shgcd=HB300
DSDsは性的マイノリティと無関係だという文脈でネクスDSDが引用するオランダ社会研究所のレポートには、ネクスDSDが触れない内容も多くあるという、当事者と支援者による指摘。
Living with Intersex/DSD 翻訳プロジェクト2024
ノンバイナリー。北海道に住んでいる。野菜をたくさんたべる。SNS、もうわからない…