去年、道立女性センターで強制不妊についての講演を聴いたときに、北海道の手術実施数はもっとも多く、行政とか大学の精神科が主導していたと話してた。その先生は昔の資料を読み込んで、実際にどの医師がどの患者に不妊手術をするかを決める委員会にいたのかを調べてて、この大学のこの教室の出身者に多い、ということもわかっている、という話だった。
いま、その大学は自分たちが加担した人権侵害についてどのようにとらえているんだろう? 同じことを繰り返さないためにきちんと学生に教えているんだろうか。
精神科や婦人科は人権や差別や社会の問題に関わることが特に多そうだけど、人権と医療をべつべつに考えられるわけなくない?と思う。
(ちなみに「特例法違憲判決について、優生思想との関連は?」との質問も出た。参加者がたぶんけっこう勉強してるひとが多そうで、講義の内容がよくわからなかった)
とにかく良い判決であってほしい。