ごく狭い分野の専門家のネットワークを作るとほぼあらゆる国からのメンバーになり(アフリカだけあまりいないが)、国籍と住んでいる国が違うのは当たり前であるし、中にはイスラエル人やロシア人もメンバーになる。イスラエルのネタニエフが悪魔的所業を行っていると言っても20年前から知り合いのイスラエル人は悪魔的とはとても言えない。数年前私の親族がパレスチナに住んでいることを知ってかなりきまり悪そうな顔をしていたので、ああ、国が良くないことをしていると思ってはいるのだな、と思った。「あそこは国というかなんというか微妙」というので「私は国だと思う」という会話をした。とはいえそれぞれの国籍よりも専門家集団の仲間としての帰属意識と共通のアイデンティティがあるので、信頼関係のボトムラインが存在する。
一方で昨年の秋、ガザ侵攻の直前であるが、講師として参加したドイツでのワークショップにはイスラエルから参加したイスラエルの大学院生がいて、彼は徴兵で軍隊にもいたとかで、パレスチナ人のことをどう思うのかと聞いたらニヤニヤしてそうは言わないがおちゃらけた感じの口調でテロリスト扱いであった。彼はイスラエル以外の国に住んだ経験はないしおそらく国外で他者とまともに話したこともないからであろう、すえた漬物のような自己同一性ががあからさまであった。例えば日本のネトウヨが初めて訪れた東南アジアのどこかの国で、南京大虐殺は大袈裟だとか言っているような状態である。黙ってそれを聞いたが、実に不快であった。私は彼と話さないことにした。
最高齢と一番低年齢の患者さんの歳の差が丁度90年になった。
@yoshiomiyake 良いアイデアだと思います。教養のファカルティが沖縄在住になることも世論形成の上で少なからず影響を与えることになる。学生は大多数が親元を離れるので学生寮は必須だと思いますが、それも学生間のコミュニケーションの強度が段違いに上がるのでよいことしかない。
A qualified Psychiatrist, working in Tokyo.
love classical music, trout fishing and nature.
Never War.